今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
チューナーレスTVについてお話していきます。
チューナーレスTVとは?
チューナーレスTVは、地上波と衛星放送のチューナーが入っていないTVです。
アンテナをさすところが無いんですね。
じゃあ何を見るのかと言うと、YouTubeやNetflixなどのネット動画がメインになります。
最近はTV離れがよく言われるようになってきていて、
地上波の放送は見ない
という方が若い世代を中心に増えています。
そういう方にとってはTVのチューナーは要らない機能になってきているんですね。
もちろんネット動画の他にも、
ゲームを繋いだり、パソコンを繋いだりして大画面モニターとしても使えます。
全国の家電量販店やECサイトからデータを集めているBCNランキングさんによると、
2023年3月時点のチューナーレステレビの販売比率は1.6%だったそうです。
ただ、比率としてはまだわずかですが、市場は確実に伸びています。
2022年12月には「お値段以上」でおなじみのニトリさんが参入。
43型の4KチューナーレスTVを販売しています。
また、いち早くチューナーレスTVを発売したドン・キホーテさんは、
2023年3月までに合計で25,000台以上を販売したと発表しています。
さらに2023年3月末には、あの政党のあの方がNHKをぶっ壊すTVを発売。
たったの3日で初回販売分500台を完売して、現在も予約販売をしています。
チューナーレスTVのサイズは、
24型や32型のハイビジョン・フルHDのモデルから、
43型や50型で4Kパネルを搭載しているものもあります。
中には65型や75型まで発売しているメーカーさんもあって、種類も増えています。
チューナーレスTVのメリット
値段が安い
チューナーという、テレビ放送を受信するための部品が入っていませんので、
一般的なTVより安くなるのは当然ですよね。
例えば43型の4K液晶TVの場合、2022年以降に発売のモデルを人気順に並べると
安い物でも7万円以上、高い物だと10万円を超える値段になります。
これがチューナーレスTVだと、3万円台で買えたりします。
50型でも、安くても8万円以上するところを、4万円台で買えます。
値段だけなら少なく見ても3万円以上は安く買えそうですね。
大画面でネット動画
チューナーレスTVのほとんどは、
Android TV やGoogle TV などの機能が搭載されていますので、
電源とインターネット環境さえあればそれだけで動画配信サービスを見ることができます。
スマホの小さい画面で動画を見るより、
大画面で迫力ある映像を楽しめるのは十分なメリットになりますね。
Chromecast や Apple Air Play の機能も搭載しているいることが多いので、
スマホの画面をそのままチューナーレスTVに映すこともできます。
実は地上波放送も見られる
TVerというアプリを使えば、
放送開始から1週間、もしくは1ヶ月などの期間限定で、無料でTV番組が見られます。
TVerは、民放キー局5社などが参加していますのでかなりの数の番組が無料で見られます。
(ただし、スキップできないCMは流れます)
放送エリアが制限されているローカル番組も視聴できますので、
地域によっては逆に地上波で見られない番組まで見ることができたりします。
外部入力
チューナーレスTVは、チューナーが無いこと以外はTVと同じですので、
2つから4つぐらいのHDMI入力端子が付いています。
PS5やSwitchをつないでゲームをしたり、
DVDプレイヤーやBlu-rayプレイヤーをつないで映画などを見たり、
パソコンをつないで大画面モニターとして使うこともできます。
NHK受信料
チューナーレスTVと言えば、
NHKの受信料を払わなくていいTVとしても注目されています。
実際に2023年4月の参議院総務委員会では、NHKの会長から
放送法64条の放送を受信することができる受信設備にあたらないため
受信契約の必要はないというふうに考えてございます。
という発言がありました。
チューナーレスTVにしたことで
NHKの受信契約を解約できた
という声も上がっています。
ただし、家の中に他にも通常のTVがあったり、ブルーレイレコーダーがあったりしたら
意味の無い話になりますので注意してください。
新生活などで
チューナーレスTVしか家に置かない
という方は、NHKの受信契約を最初からしなくて済みそうですね。
チューナーレスTVのデメリット
画質・音質
チューナーレスTVは映像エンジンがそこまで強くないものがほとんどです。
通常のTVの上位モデルほどの画質補正機能は望めませんし、
リモコン操作も少し反応が遅く感じるかもしれません。
また、スピーカーも値段を上げればある程度までは期待できますが、
通常のTVの最上位モデルほどの臨場感が得られるものはほぼありません。
音質が気になる方はサウンドバーなどの追加を検討した方がいいかもしれません。
そもそもチューナーレスで安いとは言っても、
チューナーをはずすだけでは数千円~1万円程度しか値段は下がらないそうです。
なので、TVとしての機能も控えめにすることで3万円以上も安く買えるんですね。
ちなみにチューナーレスTVという名前ではありませんが、
SONYさんは法人向けブラビアとしてandroid TV搭載のモニターを販売しています。
こちらはモニターとしての性能も高いですが、もちろん値段も高いです。
見られない番組がある
TVerはとても便利なアプリですが、見られない番組もけっこうあります。
見たい番組が必ずあるというわけではありません。
放送回によっても流す回と流さない回があったり、
TVのアプリでは見られない番組があったりもしますので、注意が必要です。
また、リアルタイム配信にも対応していません。
リアルタイムで見たい場合は、
スマホかタブレットかパソコンから見ることになります。
それと、2023年4月に、
Google TVで世界の800以上の無料TVチャンネルを閲覧できるようになった。
というニュースがありましたが、残念ながら今のところ日本の放送番組は関係がないようです。
HDMI2.1の対応
チューナーレスTVは現状、HDMI2.1はほぼ非対応です。
音声入力のeARCには対応していることがありますが、
4K120p入力や、VRR(可変リフレッシュレート)や、ALLM(自動低遅延モード)には
対応していないことがほとんどです。
早い動きを必要とするゲームではゲーミングモニターとして不足を感じるかもしれません。
もちろん早い動きを必要としないようなゲームではほぼ問題はないです。
チューナーレスTVのおすすめの使い方
それは、チューナーレスTV+ブルーレイレコーダーという使い方です。
+
ほとんど見ないとは言っても
やっぱりリアルタイムで地デジを見たい時もあるし、
ドラマとか映画とかは録画しておきたい。
という方に、お得な使い方です。
ブルーレイレコーダーには地上波と衛星放送のチューナーが入っていますので、
通常のTVと一緒に使うとチューナーの機能が被ってしまって無駄なんです。
しかも、TVの映像エンジンがしてくれる高画質化は、
実はレコーダーの側でもしてくれていて、これも機能として被っているんです。
地デジの映像もブルーレイレコーダーの方で4Kにアップコンバートしてくれますので、
チューナーレスTVの映像エンジンが少々弱くても、ちゃんと4Kの映像になります。
そして、ブルーレイレコーダーを使うということは、どこでもDIGAなどの
スマホがTVになるアプリで外でもスマホでTVが見られるようにもなります。
もちろんNHK受信料を払わなくてよくはなりませんし、
TVの最上位モデルほどの高画質や高音質は望めません。
それでも、コスパとしてはかなりいいと思います。
TVを買う時に
録画は外付けHDDじゃなくて
ブルーレイレコーダーを買いたいけど予算がオーバーする
という場合はぜひ検討してみてくださいね。
また、エディオンさんにはオリジナルモデルのチューナーレスTVがありますので、
実機を確認してみたい方は店頭に足を運んでみてくださいね。
おまけ
今回は あの〇〇も参入! NHK受信料不要⁉ チューナーレスTV でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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