今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
サーキュレーターの使い方とおすすめについてお話していきます。
扇風機との違い
扇風機は夏だけ使う方がほとんどだと思いますが、
サーキュレーターは年中使えるすぐれものです。
使う目的
扇風機は、風を直接人の体に当てて涼しくするのが目的ですので、
やわらかくて優しく広がる風を広範囲に送ります。
これに対してサーキュレーターは、部屋の空気を循環させるのが目的ですので、
直進性の高い強い風を送ります。
同じ電力を使うなら、扇風機よりサーキュレーターの方が
より遠くまで風を送ることができるんですね。
電気代
電気代については扇風機とサーキュレーターはほぼ変わりません。
どちらも家庭用のものだと、最強に回しても1時間に1円前後です。
(1kWhあたり31円、35Wなら1時間1.09円)
DCモーターを使っているものだともっと安くて1時間に0.5円前後のものもあります。
(1kWhあたり31円、17Wなら1時間0.53円)
DCモーターを使っている扇風機やサーキュレーターは、本体代は高くなりますが、
電気代が安くなって、音が静かになって、細かい風量調整もできます。
エアコンと併用
サーキュレーターを効率的に使うことで、エアコンの電気代を下げることができます。
例えば真夏に家に帰ってきてすぐは部屋に熱気がこもっていますので、
そのままエアコンをつけてもなかなか部屋の温度は下がりません。
そこでサーキュレーターを使って熱気を早く出してしまえば、冷房効率も上がります。
エアコンの運転中も、部屋の空気を循環させて温度にムラがなくなれば、
夏なら設定温度を2℃上げても快適に過ごせると言われています。
環境省によると、夏の冷房時の設定温度を1℃高くすると約13%、
冬の暖房時の設定温度を1℃低くすると約10%の消費電力の削減になるそうです。
夏のエアコンの電気代が1時間に20円ぐらいだとすると、
設定温度を2℃上げることで1時間に約5円の節約効果があることになります。
部屋が快適になる上に、電気代が下がるなら最高ですよね。
サーキュレーターの使い方
使い方は5つあります。
部屋の反対側の足元からエアコンに向ける
これは、夏の冷房でも冬の暖房でも有効な方法です。
サーキュレーターをエアコンから見て反対側の角に置いて、エアコンに向けて風を送ります。
この方法では、夏でも冬でも足元に溜まる冷たい空気を上に上げるのと、
エアコンから出る風を広範囲に広げて部屋の温度を均一化します。
ポイントとしては、あまり角に寄せ過ぎると周りの冷たい空気を吸い込みませんので
部屋の大きさに応じて角から30㎝~50㎝ぐらい離すのがオススメです。
部屋が広い場合はあまり角や端っこにこだわる必要はありませんので、
エアコンからなるべく離れた場所の足元が冷える床にサーキュレーターを置いて
ナナメ上の部屋の真ん中あたりに向けて天井まで届く程度の風を送りましょう。
床から真上に向ける
これは、冬に暖房を使っている時でも、
春や秋の暖房をつけるほどでもないけどちょっと肌寒い時でも有効です。
実は部屋の空気は意外と動いていなくて、
ほうっておくとどうしても上に暖かい空気が、下に冷たい空気が溜まります。
その上下の温度差は7℃以上になることもあるそうです。
この方法では、部屋の中央付近の床にサーキュレーターを置いて、
真上に向けて天井まで届く程度の風を送ります。
これで足元に溜まった冷たい空気と、天井付近の暖かい空気を混ぜて
部屋の温度を均一にしていくことができます。
また、この方法を使うと、部屋のつくりにもよりますが、
隣の部屋まで暖かい空気を流すこともできます。
別の部屋に空気を送る
これは、夏の冷房の冷気を部屋中に回したり、他の部屋などに送る時に使います。
この方法では、冷気を送りたい場所に向けて床から水平に風を送ります。
強さは距離に合わせて調節しましょう。
エアコンに背を向けるように置くと効率がいいです。
外に空気を出す または 外の空気を中に入れる
これは、はじめの方にもお話した、真夏で部屋に熱気がこもっている場合や
ニンニク料理などを食べた次の日に臭いが残っているような時に使います。
この方法では、窓を全開にして、部屋の中央付近から外に向けて全力の風を送ります。
ポイントは、あまりサーキュレーターを窓に近づけ過ぎないことです。
できるだけ部屋中の空気を送り出したいので、
入ってくる空気と出ていく空気が上手く入れ替われそうな場所を探すようにしましょう。
熱気を出したい場合は、エアコンをつけながら数分だけこの使い方をすれば効果的です。
外の涼しい空気を部屋に入れたい場合は、窓際にサーキュレーターを置いて
外から中に向けて適度な強さで風を送ります。
角度や強さは外と中の温度次第で調節しましょう。
洗濯物などを乾かす
部屋干しをしていると、季節によってなかなか洗濯物が乾かない時がありますよね。
空気の流れがないと湿気が留まってしまって、洗濯物が乾きにくいです。
この方法では、洗濯物の下の方を狙って全体的に風を当てます。
首振り機能があればここで使いましょう。
サーキュレーターの中には、衣類乾燥のために
風の強さを自動で変えながら首振りする機能があるものもあります。
その他
他にも、空気清浄機や加湿器・除湿機と併用する場合は、
部屋全体の空気の流れを上手く活かせるような場所を考えて使うようにしましょう。
サーキュレーターの使い方については、
別の記事でもお話していますので、良かったらそちらも見てくださいね。
2023年春のまさとパパのおすすめ
3つ紹介します。
Yoitasコードレスサーキュレーター
1つ目は、まさとパパも使っているコードレスサーキュレーターです。
特徴は、もちろんコードレスです。USB Type-Cで充電して使います。
コンセントの位置を気にすることなく使えますので、
お風呂や台所、廊下などの移動はもちろん、車中泊や屋外に持ち出しても使えます。
メーカーさんによると、
1回約1円でフル充電できて最大27時間の連続運転ができるそうです。
まさとパパは季節によって弱運転で12時間ちょっと使うこともありますが、
止める前でもまだ60%ぐらい充電が残っています。
DCモーターで静かで省エネ、左右自動首振り、上下は手動で約100度動かせます。
風量調節は3段階+リズム風。リモコンも付いています。
値段は8,000円前後です。
ほぼ年中使っていますので本当に買って良かったです。
山善洗えるサーキュレーター
特徴は、工具不要で前面ガードと羽根、さらに裏面ガードまで取り外しできて、
お手入れが簡単にできるところです。
この裏面ガードまで外せるというのがなかなか無いんですね。
DCモーター搭載で、静音・省エネ。
上下左右自動首振りもあって、リモコン付きです。
値段は18畳用で9,000円前後、28畳用で13,000円前後です。
アイリスオーヤマサーキュレーターアイ DC JET
適用畳数が24畳用と30畳用があります。
実際に使う部屋の大きさより強めがおすすめですので、
12畳ぐらいから、もしくは隣の部屋まで風を送りたい場合などにおすすめです。
DCモーター搭載で、静音・省エネ。上下左右自動首振り・リモコン付き。
風の強さを自動で調節する衣類乾燥モードも搭載。
値段は24畳用で1万円前後、30畳用で13,000円前後です。
おまけ
今回は 扇風機とは違う サーキュレーターで節電 使い方とおすすめ でした。
最近は電気代が上がっていますので、
サーキュレーターを活用して快適に過ごしながら節電していきましょう。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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