今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
WiFiルーター についてお話します。
Wi-Fiの種類
Wi-Fiというのは、無線LANに関する登録商標のことです。
インターネットに無線でつなぐための世界共通規格ですね。
Wi-Fiの規格はだいたい5年に1回新しいものが出てきます。
もちろん新しいものほど最大通信速度が速いです。
しかも、下位互換性がありますので、
新しい規格に対応しているWi-Fiルーターは、古い規格の端末とも通信できます。
ただし、新しい規格の速い電波はスマホやパソコンなどの
受信する側も対応していなければ受信ができなくて使えません。
2023年9月の時点で国内で発売されているWiFiルーターは、Wi-Fi6Eまであります。
6Eは、使える周波数帯が追加されて電波干渉を受けにくくなりましたが、
まだ認可されて1年ほどですので受信できる端末は少ないです。
実は現時点での最新のWi-Fiの規格はWi-Fi7まであります。
Wi-Fi7は、Wi-Fi6に比べて最大通信速度が4.8倍になるそうです。
ただし、国内でWi-Fi7に対応のWiFiルーターが発売されるのは、
2024年末か2025年になってからだと言われています。
Wi-Fiルーターの選び方
使う場所の広さ
ご自宅や事務所の間取りによってWi-Fiルーターの強さを決めます。
2階建てなのか3階建てなのか、マンションなら2DKなのか3LDKなのか、とかですね。
Wi-Fiルーターは置く場所によっても電波の強さに影響が出ます。
基本的には家の中心に置くのが一番です。
Wi-Fiの電波は壁などの障害物があると弱くなってしまいます。
まさとパパの部屋の壁のように柱がない壁はまだマシなんですが、
コンクリートの柱があると鉄筋が入っていて電波を通しにくいですし、
土壁も電波をほとんど通しません。
また、水槽などで水が近くにあっても電波は飛びにくくなります。
TVの後ろや棚の中などはもちろん電波がさえぎられますのでおすすめできません。
家電の中でも特に電子レンジやコードレスの電話機など
電波を発生させるものの近くもできるだけ避けましょう。
それと、WiFiルーターを置く高さも重要です。
床にそのまま置いてしまうと、それだけで電波は飛びにくくなります。
1階から2階に電波を飛ばしたい場合も少しでも高さがあった方が有利です。
ただし、インターネットの回線が来ている場所によっては
隅の方しか置けない場合もあると思います。
その場合は長めのLANケーブルを用意して置き場所を変えたり、
ホチキスで壁に留められるフックや
ピンでとめられる棚を用意したりして高さを出すのがおすすめです。
それでも置き場所が工夫できない場合は、
箱に書いてある目安が、実際の部屋より広いものを選ぶようにしましょう。
接続台数
Wi-Fiルーターの箱には、接続台数と人数が書いてあります。
これはメーカーさんにもよりますが、接続台数は最大同時に接続できる台数、
人数は普段から常に接続する台数の目安になります。
最近はスマホやパソコンやゲーム機だけではなくて、
TVやブルーレイレコーダーもネットに繋いでいる方は多いです。
他にもエアコンやオーブンレンジ、冷蔵庫なども
ネットにつながるようになってきていますので、接続台数は増える一方です。
接続台数はギリギリではなく、余裕をもったものを選びましょう。
あと、Wi-Fiルーターの箱に書いてある数字で一番気になるのが、
この2401+800 とか書いてある数字ですよね。
これは、5GHzと2.4GHzのそれぞれの周波数帯の
最大通信速度にアンテナの本数をかけたものです。
基本的には、アンテナの本数が多ければ多いほど通信速度は速くなって、
より遠くまで電波が届くとされています。
メーカーさんによっては、ストリーム数とアンテナ数が分けて書かれていたり、
2402とか端数が違っていたりもしますが、だいたい同じだと思ってもらって大丈夫です。
この数字の大きさが、
そのまま 使う場所の広さ や 接続台数 に影響しています。
結局この数字だけ見ればWi-Fiルーターの電波の強さはわかりますので、
使う場所の広さや接続台数はあくまで目安としてWi-Fiルーターを選べばいいんですね。
ちなみに、アンテナには内蔵アンテナと外部アンテナがあります。
内蔵アンテナはほぼ360度均一に電波を飛ばすように設計されていますが、
外部アンテナだと少しだけ指向性が出せます。
まぁ電波は見えないんですけどね。
Wi-Fiの電波の強さは、Wi-Fiミレルなどのスマホアプリで数字で確認することもできます。
ネット回線の注意点
Wi-Fiルーターの性能は、単純な電波の強さだけではありません。
最近は戸建てを中心に1Gbps超えの高速インターネット回線が増えています。
そちらを契約している場合は、WiFiルーター側も対応している方がいいです。
ただし、例えば10Gbpsのインターネット回線を契約したとしても
必ず1Gbps超えの速度が出るとは限りません。
インターネットの速度の理論値は、水道管の太さのようなものですので、
水がどれぐらい流れてくるかはまた別の話なんですね。
なので、実測値で800Mbps程度までなら1GbpsまでのWiFiルーターでも大丈夫です。
そもそも受信する側も1Gbps超えに対応しているものはほとんどありません。
もちろん大は小を兼ねますので、
予算が許すならWiFiルーター側も対応している方がいいですね。
あったらうれしい機能
メッシュWi-Fi
これはWi-Fiルーターが1つではどうしても電波が届きにくい場所に電波を届けたり、
数多くの端末を接続する場合の安定性を高めるためのものです。
電波を遠くに届けるための中継器との違いは、
電波状況に合わせて自動でスムーズに接続先を変更してくれることです。
中継器の場合は、
Wi-Fiルーターの親機の電波が途切れていれば中継器の電波に繋がってくれますが、
親機の電波が微妙に繋がっていると中継器の電波に切り替わってくれず、
せっかく近くにある中継器の電波には手動で切り替えないといけない場合があります。
ビームフォーミング
1度電波を捕まえたら
移動してもその端末を狙って電波を多く飛ばしてくれる機能です。
Wi-Fiルーターから離れても通信速度が落ちにくくなる効果があります。
ただし、Wi-Fiルーターと受信端末の両方が対応していないと使えません。
バンドステアリング
Wi-Fiの電波は周波数によって特性があります。
バンドステアリング機能があると遠くまで届く2.4GHz帯と速度の速い5GHz帯を
電波状況に応じて自動で切り替えてくれます。
また、複数の端末を同時に使っていて混雑した時も空いてる方に切り替えてくれます。
2023年9月時点のおすすめWi-Fiルーター
NECPA-WX5400HP
Wi-Fi6まで対応のWiFiルーターです。
国内最新規格のWi-Fi6Eは対応する端末も少なくて高いので
現時点ではまだいらないという判断です。
広さの目安は戸建て3階建て、マンションは4LDK、接続台数は36台までです。
アンテナ数は6本ですが、通信帯域が従来の2倍に拡大されています。
規格値では今回紹介させてもらう3つの中で一番上です。
メッシュ中継機能であとから追加でエリアを広げることもできます。
バンドステアリングも搭載。
価格.comプロダクトアワード2022で大賞を受賞しています。
2022年2月の発売で、値段はほぼ横ばいです。
BUFFALOWSR-3200AX4B
Wi-Fi6まで対応。
広さの目安は戸建て3階建て、マンションは4LDK、接続台数は21台までです。
後から追加でもメッシュWi-Fiが構築できるEasyMeshに対応。
電波強度で周波数帯を切り替えしてくれるバンドステアリングLiteも搭載しています。
2022年5月の発売で、値段はこちらもほぼ横ばいです。
規格値は上位モデルより下がりますが、アンテナ数4本のWiFiルーターです。
TP-Link ArcherAX3000
Wi-Fi6まで対応。
広さの目安は戸建て3階建て、マンションは4LDK、接続台数は42台までです。
後から追加でもメッシュWi-Fiが構築できるEasyMeshに対応しています。
日本特別モデルだそうです。
2023年3月の発売で、値段は2023年9月現在 8,000円台です。
こちらも上位モデルではありませんが、量販店で見た時に
もう安くて良いWiFiルーターならこれでいいんじゃないか
と思いました。
おまけ
今回は これでいい WiFiルーター おすすめ3選 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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