どーも、こんにちは、もしくはこんばんは。まさとパパです。
今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
Wi-Fiルーターについて お話します。
Wi-Fi6E
Wi-Fi6Eとは?
Wi-Fi6Eは2022年9月に総務省で認可されて日本でも使えるようになった新しいWi-Fiの規格です。
最大の特徴は、今までの2.4GHzと5GHzに加えて、
6GHzの周波数帯が使えるようになったことです。
Wi-Fiの規格は、だいたい5年に1回新しい物が出てきますが、
今回は2019年に登場したWi-Fi6の拡張版です。
6EのEはExtended(拡張)のEなんですね。
ちなみに、Wi-Fi 6の2.4倍の通信速度が出るという次の規格、
Wi-Fi7は2024年に使えるようになる見込みだそうです。
6GHzのメリット
6GHz帯が使えるようになったメリットは、何と言っても通信の混雑が少なくなることです。
2.4GHz帯は、電子レンジやIHクッキングヒーター、Bluetoothイヤホンなども
同じ周波数帯を使っていますので、電波干渉が起きやすいです。
5GHz帯は、気象レーダーや航空レーダーなどのレーダー波が利用されていますので
まれにですが通信を遮断しなければいけない場合があります。
最近はどこの家からもWi-Fi電波が飛んでいますので、
特にマンションなどの集合住宅では干渉を受けることが多いです。
6GHz帯は他で使われることが今のところほぼありませんので、
Wi-Fiの中では電波干渉を受けることが一番少ないと言えますね。
使える周波数帯域も広いです。
これが広いということは、道路の車線を増やせることになります。
この場合の車線は通信するときのチャンネル数になりますので、
選択肢が増えることで混雑が少ないチャンネルを選びやすくなって、
より快適な通信が期待できるようになります。
ただし、Wi-Fi6EはあくまでWi-Fi6の拡張版ですので、
最大通信速度は9.6Gbpsまでで変わりません。
でも混雑の少ない広い道を通ることができるので、実行速度は期待できますね。
6GHzのデメリット
6GHz帯にもデメリットはあります。
壁などの障害物に弱いんです。
これは元からある2.4GHz帯と5GHz帯でもあった話です。
2.4GHz帯は速度が遅い代わりに壁などの障害物に強く、遠くまで電波がとどきますが、
5GHz帯は速度が速い代わりに障害物に弱く遠くまで届きにくいという特徴があります。
6GHz帯は5GHz帯に近い周波数ですので、特徴も同じでより少し極端になります。
最新のWi-Fiルーター
Wi-Fiルーターの大手2社は9月中にWi-Fi6E対応のモデルを発売しています。
BUFFALO
BUFFALOさんは、WNR-5400XE6 とその2台セットを発売しました。
Wi-Fi6Eに対応していること以外の特徴としては、
最大2.5Gbps対応のINTERNETポートを搭載しています。
主に戸建てのお家で年々普及が進む1Gbps超えの高速通信サービスに対応して、
回線の速度を損なわないようしています。
また、EasyMeshにも対応。
後から対応端末を増やすことで簡単にメッシュWi-Fiにすることができます。
EasyMeshについてはコチラの記事を後で見てくださいね。

NEC
NECさんは、AtermWX11000T12 とWX7800T8 を発売しました。
WX11000T12の方は10Gbpsのポートを搭載していて、高速通信サービスに対応できます。
メッシュ中継にも対応、同じNECさんのメッシュ中継機能搭載モデルなら
こちらも簡単にメッシュWi-Fiを構築できます。
最新はいらない?
ただ、発売はされていますが、まさとパパとしては
Wi-Fi6Eに対応のWi-Fiルーターはまだいらない と考えています。
理由は3つあります。
理由1
1つ目は、他の家電でもそうですが、
基本的に第一世代目は不具合が起きる可能性が高くなってしまいがちだからです。
理由2
2つ目は、いくらWi-Fiルーターが最新の規格の物になったとしても、
受信する側の端末が対応していなければ意味が無いからです。
Wi-Fi6Eは9月から使えるようになったばかりの規格ですので、
対応している端末がまだほとんどありません。
例えば前回の記事

で紹介したスマホの中で、
Reno7 A はWi-Fi6Eどころか、Wi-Fi6にも対応していません。
こういった端末はミドルレンジスマホではけっこうあります。
最新のiPhone14は、最上位モデルのPro MaxでもWi-Fi6までの対応です。
Wi-Fi6Eに対応しているのは、
今のところPixel6シリーズかGalaxyの一部モデルなど しかありません。
理由3
3つ目は、値段が高いからです。
発売されたばかりではありますが、
BUFFALOさんのWNR-5400XE6は1台で2万円前後。
NECさんの10Gbpsポートを搭載しているWX11000T12だと5万円以上します。
やっぱりよほどの理由がない限りまだおすすめはしづらいですね。
ちなみに
Wi-Fi6E対応ルーターでメッシュWi-Fiを構築した場合は、
Wi-Fiルーター同士の通信はWi-Fi6Eで、
Wi-Fiルーターからスマホなどの端末までの通信はWi-Fi5やWi-Fi6で、という繋ぎ方もできます。
今のおすすめWi-Fi6対応ルーター3選
BUFFALO WSR-3200AX4S
5GHzのアンテナが4本、2.4GHzのアンテナも4本搭載。
後から追加でも簡単にメッシュWi-Fiが構築できるEasyMeshに対応しています。
アンテナが2本ずつのWSR-1800AX4S と、
5GHz帯のバンド幅を強化したプレミアムモデルWSR-5400AX6S もありますので
予算と使う場所の広さに合わせて選べます。
NECAterm WX3600HP
5GHzと2.4GHzのアンテナを4本ずつ、
2.5GbpsのINTERNETポートを搭載していて、高速通信サービスを活用できます。
INTERNETポートは1Gbpsになりますが、5GHz帯を強化したWX5400HP もあります。
TP-LinkDeco X20(2個パック)
5GHzと2.4GHzのアンテナが2本ずつです。
2個セットで今なら16,000円前後なのでメッシュWi-Fiを始めやすいです。
5GHz帯が強化されたDeco X50(2個パック)もあります。
おまけ
今回は 最新規格Wi-Fi6Eはまだいらない!? でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
取材協力
今回も取材協力ということで、
エディオンなんば本店さんでお話を伺わせていただきました。
エディオンなんばちゃんねる さんのYouTubeもよろしくお願いします。
では今回は以上です。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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