今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
Wi-Fiルーターの選び方とおすすめ についてお話していきます。
Wi-Fiルーターの選び方
Wi-Fiルーターの箱には色々なことが書いてありますので
選ぶ時にどこを見ればいいのかよくわからない
というのはよく聞くお話です。
Wi-Fiルーターの選び方のポイントを3つに分けてお話します。
使う場所の広さ
ご自宅や事務所の間取りによってWi-Fiルーターの強さを決めます。
2階建てなのか3階建てなのか、マンションなら2DKなのか3LDKなのか、とかですね。
Wi-Fiルーターを置く場所によっても電波の強さに影響があります。
基本的には家の中心に置ければ一番いいんですが、
インターネットの回線が来ている場所によっては隅の方しか置けない場合もあると思います。
Wi-Fiの電波は壁などの障害物があると弱くなってしまいます。
コンクリートの柱などがあると鉄筋が入っていて電波を通しにくいですし、
土壁も電波をほとんど通しません。
また、水槽などで水が近くにあっても電波は飛びにくいです。
その場合は長めのLANケーブルを用意して置き場所を変えるか、
箱に書いてある目安が、実際の部屋より広めのものを選ぶのがおすすめです。
接続台数
Wi-Fiルーターの箱には、接続台数と人数が書いてあります。
これはメーカーさんにもよりますが、
接続台数は最大同時接続できる台数、人数は普段同時に接続する台数の目安になります。
最近はスマホやパソコンやゲーム機だけではなくて、
TVやブルーレイレコーダーもネットに繋いでいる方は多いです。
他にもエアコンやオーブンレンジ、冷蔵庫なども
ネットにつながるようになってきていますので、接続台数は増える一方です。
接続台数はギリギリではなく、余裕をもったものを選びましょう。
ちなみにモデルによっては、
たまに来る知人やお客様のためのゲストポート機能がついているものがあります。
これは、ネット接続だけを許可して、
他の家庭内ネットワークへのアクセスは許可しませんので安心して使ってもらえます。
速度
やっぱり速度は一番気になるところですね。
規格
Wi-Fiの規格はだいたい5年に1回新しいものが出てきます。
今の最新規格はWi-Fi6に、使える周波数帯が追加されたWi-Fi6Eです。
Wi-Fiの規格は新しいものほど最大通信速度が速くなります。
しかも下位互換性もありますので、古い規格の端末とも通信できます。
ただし、新しい規格の電波は、
スマホやパソコンなどの受信する端末が対応していなければ受信できません。
そして、新しい規格に対応しているWi-Fiルーターはやっぱり値段が高いです。
最新のWi-Fi6Eは、2022年9月に認可されたばかりで、
まだ対応している端末も少なくて値段も高いので今はまだおすすめではありません。
2023年3月現在であればWi-Fi6対応のWi-Fiルーターが規格としておすすめです。
今ならスマホの対応端末が増えていますし、
AmazonのFire TV Stickも一部対応するようになりました。
TVでもSHARP AQUOSはWi-Fi6に対応したモデルがあります。
速度
箱に書いてある数字で一番気になるのが、この2401+800 というところですよね。
これは、5GHzと2.4GHzのそれぞれの周波数帯の通信速度にアンテナの本数をかけたものです。
基本的には、アンテナの本数が多ければ多いほど通信速度は速くなって、
より遠くまで電波が届くとされています。
メーカーさんによっては、ストリーム数とアンテナ数を分けていたり、
2402とか端数が違っていたりもしますが、だいたい同じだと思って大丈夫です。
この数字の大きさが、そのまま使う場所の広さや接続台数に影響しています。
結局この数字だけ見ればWi-Fiルーターの電波の強さはわかりますので、
広さや接続台数はあくまで目安としてWi-Fiルーターを選べばいいんですね。
アンテナ
アンテナには内蔵アンテナと外部アンテナがあります。
内蔵アンテナはほぼ360度均一に電波を飛ばすように設計されていますが、
外部アンテナだと少しだけ指向性が出せます。
飛ばしたい方向に向けてアンテナを立てると少しだけ電波の飛び方が変わるんです。
見えませんけどね。
電波の強さは、Wi-Fiミレルなどのアプリで数字で確認することもできます。
あったらうれしい機能
Wi-Fiルーターの性能は、単純な電波の強さだけではありません。
あったらうれしい機能についても5つ紹介しておきます。
メッシュWi-Fi
これはWi-Fiルーターが1つではどうしても電波が届きにくい場所に電波を届けたり、
数多くの端末を接続する場合の安定性を高めるためのものです。
電波を遠くに届けるための中継器との違いは、
電波状況に合わせて自動でスムーズに接続先を変更してくれることです。
中継器の場合は、
Wi-Fiルーターの親機の電波が途切れていれば中継器の電波に繋がりますが、
親機の電波が微妙にでも繋がっていると中継器の電波に切り替わってくれず、
せっかく近くにある中継器の電波には手動で切り替えないといけなかったりします。
(切り替え不要の設定ができる中継器もありますがスムーズさではメッシュWi-Fiの方がいいです)
ビームフォーミング
1度電波を捕まえたら
移動してもその端末を狙って電波を多く飛ばしてくれますという機能です。
Wi-Fiルーターから離れても通信速度が落ちにくくなる効果があります。
ただし、Wi-Fiルーターと受信端末の両方が対応していないと使えません。
iPhoneなら6以降が対応しているなど、主にスマホでよく使える機能です。
MU-MIMO(マルチユーザーマイモ)
複数の端末で同時に接続する時に速度低下が防げる機能です。
実は従来は何台も同時に接続してる時でも、
データを1台ずつ順番に切りかえながら送っていたんです。
何台も同時に接続することができるようになると、通信の順番待ちが発生しないので、
通信速度を低下させにくくなって安定した通信を行うことができます。
最近は、ほとんどのモデルに搭載されている機能です。
バンドステアリング
Wi-Fiの電波は周波数によって特性があります。
バンドステアリング機能があると遠くまで届く2.4GHz帯と速度の速い5GHz帯を
電波状況に応じて自動で切り替えてくれます。
また、複数の端末を同時に使っていて混雑した時も空いてる方に切り替えてくれます。
引っ越し機能
今まで使っていたWi-Fiルーターの設定を、
ボタンを押すだけで新しいWi-Fiルーターに引き継ぐことができる機能です。
Wi-Fiルーターを買い替えた時に、
これだけをすれば端末側のWi-Fi設定をやり直さなくてもいいんです。
便利な機能ですね。
おすすめWi-Fiルーター
2023年3月時点のおすすめWi-Fiルーターを3つ紹介します。
BUFFALO WSR-6000AX8
Wi-Fi6対応。
広さの目安は戸建て3階建て、マンションは4LDK、接続台数は36台までです。
後から追加でも簡単にメッシュWi-Fiが構築できるEasyMeshに対応。
電波強度で周波数帯を切り替えしてくれるバンドステアリングLiteも搭載。
最大2.5Gbps対応のINTERNETポートを搭載していますので、
最近増えてきている1Gbps超えの高速インターネット回線にも対応可能です。
2022年11月の発売で、
値段はまだ17,000円前後しますがこれからもう少し下がっていくと思います。
BUFFALO WSR-3200AX4B
Wi-Fi6対応。
広さの目安は戸建て3階建て、マンションは4LDK、接続台数は21台までです。
後から追加でも簡単にメッシュWi-Fiが構築できるEasyMeshに対応。
電波強度で周波数帯を切り替えしてくれるバンドステアリングLiteも搭載しています。
2022年6月の発売で、タイミングによっては1万円を切ることもあります。
NEC PA-WX5400HP
Wi-Fi6対応。
広さの目安は戸建て3階建て、マンションは4LDK、接続台数は36台までです。
アンテナ数は6本ですが、通信帯域が従来の2倍に拡大されているので、
規格値では2つ目に紹介させてもらったBUFFALOさんよりも上です。
メッシュ中継機能、バンドステアリングも搭載。
価格.comさんのプロダクトアワード2022で大賞を受賞しています。
2022年2月の発売で、値段は15,000円台でほぼ横ばいです。
置き場所の実話
まさとパパは、以前に住んでいたマンションで
最初、コンクリートの柱の横にルーターを置いてたんです。
その位置だと、柱のコッチ側は電波が届くんですが向こう側は届きにくかったんです。
でも、どうしても柱の向こうにあるお風呂で動画を見たかったので、
10MぐらいのLANケーブルを買ってきて、天井の角に画鋲で止めて引っ張って
廊下が見通せる位置にWi-Fiルーターを置くようにしたら
無事お風呂場まで電波が届くようになりました。
やっぱりWi-Fiルーターは、
障害物を減らして、見通しのいい場所に置くのが大事なんですね。
おまけ
今回は 初めてでもわかる Wi-Fiルーター選び おすすめ3選 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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