今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
空気清浄機 についてお話します。
空気清浄機の選び方
フィルター
空気清浄機は、部屋の空気を吸い込んで、
汚れやニオイを取り除いてキレイになった空気を部屋に戻すのがメインですから
当然フィルターの性能が一番重要です。
フィルターには、大きなホコリなどを通さないプレフィルターと、
臭いを吸着して取り除く脱臭フィルターと、
花粉などの目に見えない小さなものまで通さないメインフィルターがあります。
メインフィルターはHEPAフィルターか、それ以上の性能があるものがおすすめです。
部屋の空気の中には、ハウスダストと呼ばれる1mm以下の目に見えにくいホコリが舞っていたり、
もっと細かいPM2.5と呼ばれる直径が2.5μm(マイクロメートル)以下の
超微粒子が飛んでいたりします。
HEPAフィルターは、直径が0.3μmの粒子に対して99.97%以上の捕集率がありますので、
花粉やPM2.5を、ほぼ通さずに空気をキレイにしてくれます。
それと、フィルターの交換頻度も重要です。
10年交換不要の物や、交換が全く不要とうたっている物もありますが、
半年ごとに交換が必要な物もあります。
フィルター交換が頻繁だと、手間と費用がかさみます。
ただしメーカーによっては、あえてフィルター交換を頻繁にすることで
フィルターの性能を落とさないようにする、としているところもあります。
どちらがいいかは、お好み次第ですね。
適用床面積
適用床面積は30分で空気を浄化できる最大床面積を表しています。
カタログには23畳とか31畳とかいう風に書かれています。
ただし、コレはあくまで何にも物が置いていない空間で
空気を淀みなく循環できた場合の最大床面積です。
より早く空気を浄化したいとか、
フィルターの性能は徐々に落ちていくということを考えると、
実際の部屋の広さの2倍~3倍程度の適用床面積を選ぶのがいいとされています。
センサー
空気清浄機に付いてるセンサーは6種類ほどありますので、
欲しい機能のついたモデルを選びましょう。
ホコリセンサー
吸い込んだ空気の中にホコリやハウスダストが多くなると、
このセンサーが反応して、自動的に風量を調整してくれます。
湿度センサーと温度センサー
加湿機能付きモデルによく付いているセンサーで、
3段階や5段階で表示するものもあれば湿度を何%と表示してくれるものもあります。
温度センサーは、ウイルスが生存しやすい温度になると知らせてくれるものがあります。
ニオイセンサー
料理のニオイや生ごみ臭、体臭、ペット臭など、部屋のニオイを検知する機能です。
照度センサー
寝る時などに部屋が暗くなったのを検知すると、本体の操作パネルの表示を消灯したり、
運転音を抑えたりしてくれます。
人感センサー
人の動きを検知すると、
ホコリの舞い上がりを予測してハウスダストが広がる前に風量を調節します。
加湿機能
まさとパパとしては、空気清浄機に加湿機能は要らないと思っていますが、
ある程度の大きさ以上のモデルには、だいたいイヤでも付いてきます。
ただし、ほとんどは気化式という加湿方式を使っていますので、
加湿性能としてはそんなに高くありません。
空気清浄機能の適用床面積よりも、加湿機能の適用床面積の方が
狭いことが多いので、これだけで十分ということにはなかなかなりません。
しかも、気化式での加湿はお手入れをしっかりしないと、
カビや雑菌をまき散らすことにもなりかねませんので、
気をつけないと何のために空気清浄機を使っているのかわからなくなります。
加湿機能がある空気清浄機を使ってはいるけど、加湿機能は使わずに
別で加湿器を使っていたり、併用したりする方も多いです。
中には、加湿機能といっしょに除湿機能がついているモデルもあります。
スマホ連携
スマホアプリで操作や部屋の状態が確認できたり、
スマートスピーカーと連携できたり、
エアコンが同じメーカーだと、連動運転して部屋の気流循環を高めたりできます。
空気清浄機の置き場所
空気清浄機は、夏と冬でオススメの置き場所が変わります。
冬はエアコンの対面に、夏はエアコンの下あたりがいいそうです。
ほとんどの空気清浄機は上から風が出ますので、エアコンの風と連動して、
部屋の空気をサーキュレーターのように循環させる場所がいいということですね。
もちろん年中使えるサーキュレーターとの併用もオススメです。
メーカーごとの特徴とおすすめ
ダイキン
ダイキンのTAFUフィルターは、10年間交換不要で、
10年後の集塵効率がHEPAフィルターに比べて約1.4倍残ります。
ストリーマという吸い込んで分解する独自技術と、
アクティブプラズマイオンのダブル方式で、有害物質やニオイを抑制します。
またこのストリーマがニオイの元を分解しますので、
脱臭能力が優れていて、効果も長続きします。
加湿と除湿、両方の機能がついている うるるとさららもラインナップされています。
おすすめは、加湿機能無しのコンパクトモデルMC554A です。
空気清浄機能の適用床面積は25畳までです。
高さを抑えたコンパクトデザインで、TAFUフィルターとストリーマを搭載。
花粉にも強いです。
2023年10月の発売で、1月末頃時点での大手量販店のネット価格は45,000円前後でした。
SHARP
大きいモデルから小さいモデルまでラインナップが豊富です。
特徴はもちろんプラズマクラスターです。
プラズマクラスターは、除菌・消臭に加えて静電気も抑えてくれますので
服についたしたウィルスや花粉を落としてくれたり、
ドアノブがバチっていうのを減らしてくれたりします。
プレフィルター自動掃除が搭載されているモデルでは、
本体背面のプレフィルターにたまったホコリをダストボックスに集めて、
掃除の手間を減らします。
SHARPは交換が必要な消耗品が多くて、
メインフィルターと脱臭フィルターは10年交換不要なんですが
プラズマクラスターイオン発生ユニットが6,000円ぐらいで約2年に1回
Ag+イオンカートリッジが800円ぐらいで約1年に1回交換が必要です。
あとSHARPは後ろから空気を吸い込むモデルがほとんどなので、
置き場所は壁から3cm以上空けることが推奨されています。
空けるスペースはギリギリ3cmでも集塵能力は変わりませんが、その場合は
『壁や床に汚れがつく可能性がありますのでできるだけ離してください』
と取扱説明書に書いてあります。
おすすめは、プラズマクラスターNEXT搭載のKI-SX70 です。
空気清浄機能の適用床面積は31畳までですが、
プラズマクラスター適用目安は16畳までです。
加湿機能は1時間あたり750mLですので、木造ならだいたい13畳ぐらいが目安です。
イオン濃度が高くなるほど効果も上がるプラズマクラスターNEXTで
浄化スピードがアップしています。
2023年9月の発売で、1月末頃時点での大手量販店のネット価格は56,000円前後でした。
(旧モデル)在庫があればお得
Panasonic
Panasonicのナノイーは、花粉を抑制したり、アレル物質を抑制したり、
ウイルスや菌を抑制したり、ニオイを脱臭したりしてくれます。
また、水分が豊富なので他のイオンより消滅しにくくて効果が長く続きます。
おすすめは、ナノイーX搭載のF-VXW70 です。
色が3色から選べます。
空気清浄機能の適用床面積は31畳まで、
加湿機能は1時間あたり740mLですので、木造ならだいたい13畳ぐらいが目安です。
高濃度のナノイーX搭載で、従来のナノイーの20倍の効果が期待できます。
また、床上30㎝にもある吸引口で花粉やハウスダストをしっかり吸い込んでくれます。
2023年11月の発売で、メーカー指定価格になっています。
1月末頃時点での大手量販店のネット価格は71,500円でした。
Panasonicは、次亜塩素酸で空気を洗うジアイーノも人気がありますが、
空間除菌脱臭機は空気清浄機とは別物なので除外しておきます。
ダイソン
エアマルチプライアーという独自の形で有名な扇風機に
空気清浄機能がついているものや、温風が出るものや、加湿までできるものもあります。
2023年は、新型の空気清浄機を発売しました。
遠くまで届く気流は、風向きを3段階に調節可能。
高い気密性で花粉やハウスダストを逃がさず、音も静かです。
アプリやスマートスピーカーでの音声コントロールにも対応しています。
2023年10月の発売で、1月末頃時点での大手量販店のネット価格は107,000円前後でした。
Air dog
フィルターを洗うことで交換が不要なことが特徴です。
おすすめは、Airdog X5D です。
CO2センサーを搭載していて、換気不足を警告します。
キャスターと転がり防止ストッパーで移動も楽です。
2022年9月の発売で、1月末頃時点でのネット参考価格は139,000円前後でした。
値段は高いですが、交換する消耗品が無いということで満足度も高いです。
おまけ
今回は 初めてでも大丈夫 空気清浄機 5社の特徴とおすすめ でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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