どーも、こんにちは、もしくはこんばんは。まさとパパです。
今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
スポットクーラー についてお話します。
までお話していきます。
冷風扇との違い
メーカーさんによっては、
パーソナルクーラー・ポータブルクーラーなどとも呼ばれています。
同じクーラーと呼ばれる物でも、スポットクーラーと冷風扇では仕組みが全く違います。
冷風扇は、水で湿らせたフィルターに風を当てて、
その気化熱で周りより少し低い温度の風にするというものです。
タンクに水を入れますので、その水を冷やしておいたり、
凍らせた保冷剤を使ったり、氷を使ったりすれば、そこそこ周りより涼しい風が出ます。
中にはミスト機能があって、タンクの水をミストにして出してくれるものもあります。
でもこの仕組みには決定的な欠点があります。
水を蒸発させるので、湿度が上がってしまうんです。
パソコンやTVなどの近くで使うことはもちろんオススメできません。
それと、湿度が上がると体感温度も上がってしまいます。
部屋を締め切らないで使うか、広い場所や屋外で使う以外は、
冷風扇やパーソナルクーラーと呼ばれるものは、オススメではありません。
窓用エアコンとの違い
冷房専用の物と、暖房機能も付いている物があるのは、同じです。
しかも実は、スポットクーラーも、窓用エアコンも、
コンプレッサー式の除湿機と仕組みは同じなんです。
スポットクーラーや窓用エアコンにも除湿機能はありますし、
除湿機の中にも冷風を出せる物がありますので、どちらに特化してるかだけなんですね。
除湿機はタンクを取り外しして水を捨てますが、
スポットクーラーや窓用エアコンの場合は、ノンドレン方式というものがほとんどです。
本体内部で発生した水を熱で蒸発させて、
冷風が出るのとは違う排気口から熱い空気といっしょに外に出しますので、
基本的には排水は不要です。
除湿機については、後でコチラの記事も参考にしてくださいね。

スポットクーラーと窓用エアコンとの大きな違いは、動かせるか動かせないかだけです。
窓用エアコンは窓に直接取り付けますので、熱い空気をそのまま外に出せて効率がいいです。
除湿機能を使った時や、少しずつは出てしまうドレン水も外にそのまま排水できます。
ただ、スポットクーラーも窓用エアコンも、
通常のエアコンの室内機と室外機が一体型になったような物になりますので、
振動があったり、音がうるさかったり、熱い風が出たりします。
窓の場所によっては近所迷惑になってしまうので取り付けしにくいという場合もあります。
取り付けは窓にパネルをハメて乗せるだけでカンタンなんですが、
重さはだいたい20kg以上はありますので、
1人で取り付けるのはちょっとしんどいかも知れません。
それと、基本的な取り付け方では、窓が完全には閉まらなくなりますので、
防犯上、ウィンドロックなどを使って外から開けられないようにする必要があります。
取り付け方によっては、窓を完全に閉められるようにすることもできるそうですが、
その場合は窓を開けるのを忘れて使ってしまうと、
熱で窓が割れてしまうこともあるようですので気を付けないといけません。
スポットクーラーの特徴
メーカーさんによっては、
スポットエアコン・移動式エアコン・ポータブルクーラー・冷風機 など、呼び方が違います。
メリットを2つとデメリットを3つに分けてお話します。
メリット1つ目、ちゃんとした冷風が出る
水を蒸発させてちょっと冷たい風を出す代わりに湿度を上げてしまう冷風扇とは違って、
エアコンと同じ仕組みでちゃんとした冷房運転をしてくれます。
家庭用のスポットクーラーは冷房能力2.0kwから2.5kwぐらいの物が多くて、
エアコンにすると6畳用~8畳用ぐらいになります。
メリット2つ目、すぐに使える
賃貸住宅で条件が合わないとか、2階や3階の部屋で工事ができないとか、
工事ができたとしても工事費用がかなりかかるとか、
引っ越しが決まっているので今から新しいエアコンは付けたくないとか、
そういった場合に取り付け工事不要ですぐに使えるのはいいですね。
もちろん移動させてスポットでも使えます。
暑いガレージなどでの作業や
エアコンの風が届かないキッチンでの料理や、
電源が取れるなら真夏のテントなどでも重宝します。
デメリット1つ目、排熱処理
後ろから熱い空気が出ますので、ダクトを使って部屋や窓の外まで出すことになります。
工事不要とは言いながら、やっぱり窓にパネルを取り付けたりする作業は必要です。
もちろん20kg前後ある本体を持ち上げたりする必要は無いので、
窓用エアコンよりは楽な作業で済みます。
窓用パネルは、だいたいのモデルに付属しています。
付属のパネルでは高さが足りないような窓の場合は、別売りのパネルでも対応できますし、
足りない部分を自分でDIYすることもできないことはないです。
横や縦開きの窓用のグッズも売ってたりします。
排熱ダクト自体はけっこう熱くなりますので、
コレをあんまり長く伸ばすと、部屋の温度が下がりにくくなってしまいます。
ホットカーペットの下に敷くようなアルミシートやプチプチで
まわりをおおったりして工夫している方もいるそうです。
あと、排熱用のパネルを付けると窓のカギが使えませんので、
パネルを付ける窓の場所によっては、防犯上、ウインドロックを付けた方がいいです。
デメリット2つ目、排水処理
さっきもお話したように、スポットクーラーは内部で出た水を熱で蒸発させる
ノンドレン方式の物がほとんどですので、基本的には排水は不要です。
ただし、湿度が高い場所で連続で使ったり、除湿機能を使ったりすると、
やっぱり本体内部に水が溜まります。
水がいっぱいになると、運転が止まったり、送風のみの運転になってしまったりするので、
水を捨てる必要があるんです。
でも基本的には排水タンクは取り外しできませんので、
本体下の排水キャップを開けて水を出します。
開けた瞬間に水がダーっと流れてくるので、
受け皿になるものを用意するか、お風呂場か外で開けないといけません。
バケツに入れようと思ったら持ち上げないといけませんからかなりタイヘンです。
一応、連続排水をするためのホースの差し込み口も別にありますし、
排水用のホースもだいたいは付属していますので、除湿機能を使う時などにはコチラを使います。
ただし、バケツなどに排水する場合は、
いっぱいになっても止まってくれませんので、あふれないように注意が必要です。
デメリット3つ目、音
スポットクーラーはエアコンの室内機と室外機が一体型になったものですので、
室外機よりは防音対策をされていますが、音がけっこうします。
コンプレッサーが動いていると風量が多くても少なくても
風の音以外に古い冷蔵庫のような音が常にしますので、
寝る部屋で使ったりすると、気になる方は気になるかも知れません。
まさとパパの2022年オススメスポットクーラー 3選
1つ目は、去年と同じで業務用スポットクーラーでも有名な ナカトミさんのMAC-20 です。
16℃~32℃の温度設定が可能。
冷風・除湿・送風の3つの機能があります。
排熱ダクトは約30㎝~1.2mまで伸縮できます。
付属の窓用パネルは高さ785㎜~1,415㎜まで対応可能。
ノンドレン方式なので基本的には面倒な水捨ての必要がありません。
便利なリモコン付き。
風向きの調整は手動になります。
色が少し違うamazon限定モデルもあります。
オススメ2つ目、アイリスオーヤマ
基本的にできることは先ほどのMAC-20と同じなんですが、
アイリスオーヤマさんの場合はラインナップが豊富です。
適応畳数が5畳~12畳まであって、除湿機能を控えめにしたスタイリッシュモデルや、
暖房機能があるものまで、広さと目的に応じて選んでいただけます。
オススメ3つ目、ハイセンスHPAC-22E
TVのイメージが強いハイセンスさんですが、
実は日本国内向けにエアコンも出していますし、スポットクーラーも去年から出しています。
今年発売された2世代目がHPAC-22E です。
去年のモデルと違いはほとんどありませんので、
値段が下がっていて在庫があるようなら2021年モデルのHPAC-22D もオススメです。
おまけ
今回は、工事不要 家庭用 スポットクーラー 3選 2022最新版 でした。
工事不要ですぐに使い始められるスポットクーラーは年々需要が増えているそうです。
目的に合わせて使ってもらって、暑い夏でも快適に過ごしてくださいね。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
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お金の話チャンネルの方では家電以外のお話もしています。
それと、まさとパパのTwitter・Instagram・Facebook・LINEスタンプ・楽天ROOMもあります。
良かったら見にいってみてください。
取材協力
今回も取材協力ということで、
エディオンなんば本店さんでお話を伺わせていただきました。
まさとパパも、最近よくゲスト出演している
エディオンなんばちゃんねる さんのYouTubeもよろしくお願いします。
では今回は以上です。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。