今回は 浄水器 についてお話します。


水道水とミネラルウォーターの基準
2026年の4月から、水道水の水質基準の項目が増えました。
これまで目標だった項目が、水道事業者が守らないといけない基準に格上げされたんですね。

水道水は水道法で管理されている
水道水は、水道法という法律で管理されています。
52の水質基準項目の他にも、水質管理目標や要検討項目も設定されていて、かなり厳しく管理されています。

ミネラルウォーターは食品衛生法で管理されている
ちなみにミネラルウォーターは細かくは4つに分類されますが、全て清涼飲料水の中に含まれます。

ジュースや炭酸飲料と同じ扱いで、食品衛生法で管理されています。
こちらの基準項目は水道法よりも少なくて、水道水より基準がゆるい項目があります。

水道管と貯水タンクの現実
水道水の方が基準が厳しいとは言っても、浄水場を出てから家の蛇口までの水道管はどうなっているのでしょうか。
配水管と給水管
水道管にはいくつか種類があって、浄水場から家の蛇口までは配水管と給水管を通ってきます。

各家庭に分岐するまでの配水管の方は、各地域ごとの水道事業をしている団体が維持管理してくれますので、40年を超えたものを交換したとしてもこれぐらいで済みます。

築30年を超えたら給水管は要注意
問題は、個人や集合住宅の所有扱いになっている給水管の方です。
給水管の耐用年数は材質にもよりますが、だいたい40年程度です。

国土交通省の長期修繕計画ガイドラインでも、給水管の取替え周期は30年~40年となっています。

もし、今住んでいる戸建ての家や集合住宅が築30年を超えているなら、かなり劣化がすすんでいる可能性が高いです。

給水管の中はどうなっているのか
ただ、建物の中にある給水管は、実際に漏水がおきてしまうまで劣化具合がなかなかわからないそうです。
これは、あるマンションが大規模修繕の前に調査診断した時の写真です。

しっかりとした調査をする場合は、このようにサンプルを切り取って確認します。
また、サンプルの切り取りまではしなくても、ビデオスコープによる調査でもこれぐらいの状態なことはよくあるそうです。

サビで水の出始めが赤くなることも
配管が曲がっている箇所や継ぎ目では、こういったサビによる動脈硬化みたいなことがよくおこっているようです。

この状態を放置しておくと、水道水の出始めが赤くなってくることがあります。

こんな水道管を通ってきた水で作った料理を食べたいと思いますか?

集合住宅は貯水タンクにも注意
住んでいる建物が集合住宅の場合は、もう1つ問題の場所があります。
敷地の中で一旦水を貯める受水槽や、高架水槽です。

貯水タンクがあると、災害時などに水が止まってしまったときでもしばらくは給水できたり、高架水槽なら高い階層でも水圧が維持できたり、停電時でも水が出せたりします。

ただし、メンテナンスが必要です。
貯水タンクの清掃は年に1回
貯水タンクの容量が10立方メートルを超えるものは、水道法で毎年1回以上の定期的な清掃・設備点検・水質検査を受けることになっています。
でも、年に1回です。

高架水槽などを清掃している業者さんによると、水垢やヌメリはもちろん、虫の死骸まで浮いていることもあるので、「見たら水道水が飲めなくなるから見るもんじゃない」という状態になっているそうです。

たぶん少なくとも、高架水槽の水を直接コップですくって飲みたいとは思わないでしょうね。

蛇口直結型の浄水器がおすすめ
ということで、まさとパパとしては、最低限の不純物やサビをろ過してくれる浄水器は通しておきたいと考えています。
要はそれなりのフィルターさえ通せばOKということですね。

ビルトイン式や、置き場所をとるような浄水器を使うのももちろんいいですが、

おすすめは蛇口に直接取り付けて浄水と普通の水を切り替えできる、蛇口直結型です。

蛇口直結型浄水器の選び方
蛇口直結型の浄水器を選ぶポイントは3つです。
選び方① 除去できる物質の数
パッケージには19物質とか、17プラス3とか、17項目とか書いてありますが、これはメーカーごとの数え方の違いで、高除去タイプの中身はどこもほとんど同じです。

安いモデルだと、除去項目が12か13しかないこともありますので、17項目以上のものがおすすめです。

選び方② カートリッジのコスト
浄水器はカートリッジを使い切ったら交換する商品です。

後で紹介するモデルだと、カートリッジの交換目安はPanasonicが年に1本、クリンスイが年に4本、トレビーノが年に6本です。

本体代が安い浄水器は、カートリッジ代を足すと1年目の合計で、本体代が高い浄水器よりトータルで高くなったりしますので注意しましょう。

選び方③ ろ過流量と表示機能
蛇口直結型は、浄水の出る量が1分間に1.6Lから3Lと、元の水道水の勢いに比べてかなり弱くなります。

電気ケトルや鍋に水を入れたりする時に時間がかかるのがイヤな方は、出る量が多いモデルを選びましょう。

それと、液晶で残量が出るモデルにすると、カートリッジの交換忘れが減ります。

ただし、電池交換ができないタイプもありますので確認するようにしましょう。
買う前に蛇口の形も確認
買う前には必ず蛇口の形も確認してください。

蛇口直結型はほとんどの蛇口に取り付けができますが、一部取り付けられない蛇口もありますので気をつけましょう。

おすすめの浄水器 3社6モデル
おすすめの浄水器を3社6モデル紹介します。
Panasonic TK-CJ14
1つ目は、Panasonic TK-CJ14です。

価格.comの浄水器カテゴリで1位になっているモデルです。

カートリッジの交換目安が約1年または4,000Lと長持ちで、除去物質は19物質、ろ過流量は1分間に1.8Lです。

9月中頃時点での参考価格は6,000円前後でした。
交換用カートリッジは4,500円前後で、年に1回交換です。

カートリッジ交換の手間と、年間のコストを抑えたい方におすすめです。
液晶で交換時期が分かる TK-CJ24 もあります。

9月中頃時点での参考価格は9,800円前後でした。
クリンスイ MD301
2つ目は、クリンスイ MD301です。

LEDで適正な流量を知らせたり、液晶でカートリッジの残量をカウントダウン表示したりします。

除去物質は17プラス3、カートリッジの交換は900Lで3ヶ月が目安、ろ過流量は1分間に1.6Lです。
9月中頃時点での参考価格は4,000円前後でした。
交換用カートリッジは2個入りで6,200円前後、年に4回交換です。

表示を見ながら確実に交換したい方や、シンプルな見た目がいい方におすすめです。
クリンスイはCB026など他にも安いモデルがありますが、除去物質数が少なくなりますのでご注意ください。
もちろん、それでも何もつけないよりはマシです。
大型液晶で浄水の水量を100cc刻みで計量できる CSP901 もあります。

9月中頃時点での参考価格は6,500円前後でした。
トレビーノ スーパータッチ SX904V
3つ目は、トレビーノ スーパータッチ SX904Vです。

軽く触れるだけで浄水と原水を切り替えられるタッチレバーと、外して洗える浄水口キャップと、原水シャワーに30%の節水機能があるのが特徴です。

除去物質は17項目、カートリッジの交換は600Lで2ヶ月が目安、ろ過流量は1分間に1.6Lです。
9月中頃時点での参考価格は4,000円前後でした。
交換用カートリッジは2個入りで5,000円前後、年に6回交換です。

本体は今回の中で一番安いのですが、差は小さいです。
しかも、カートリッジ代を足すと、3つの中で一番高くなります。
それでも、まずは安く試してみたい方や、レバー操作のしやすさや節水機能を重視する方にはおすすめです。
トレビーノには本体が2,000円台のスーパースリム SX705Tもありますが、除去物質が少ないので、今回のおすすめからは外しました。
もちろん、それでも何もつけないよりはマシです。
2026年4月には、スーパーシリーズ最上位の スーパースリム608SV も発売されています。
除去物質は同じ17項目で、ろ過流量が1分間に3LとSX904Vの約2倍、原水シャワーの節水率も60%です。

9月中頃時点での参考価格は9,200円前後でした。
浄水器を使う上での注意点
浄水は日持ちしない
まず、浄水はカルキ臭の元になる塩素が抜けていますので、雑菌が繁殖しやすくて日持ちしません。

メーカーの取扱説明書には、次のようなことが書かれています。

・くみ置きしないで早めに使う
・毎朝の使い始めは10秒以上流してから使う
・2日以上使わなかったときは1分ぐらい流してから使う
・半月以上使わなかったときはカートリッジごと交換する
・浄水側に35℃以上のお湯を通すと、活性炭が吸着したものを出してしまうことがある
水筒に入れて持っていくような場合は特に注意しましょう。

交換目安はあくまで目安
交換目安はだいたい1日10Lで計算されていますが、あくまで目安です。

洗い物に浄水を使うと、交換時期はかなり早くなります。

互換品のカートリッジに注意
安い互換品のカートリッジにも注意してください。
東レが実際に互換品を試験したところ、ある物質の除去率が11.1%と、基準に全然届いていなかったそうです。

Panasonicも、模倣品が流通していると注意喚起をしています。

せっかく浄水器を使っているのに、性能が期待以下だと意味がありませんので、カートリッジは純正品を使うようにしましょう。

おまけ
今回は 築30年超は要注意!2026年版 浄水器 おすすめ6モデルでした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

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