今回は 35万円のパソコンを24回無金利で買った話 についてお話します。

ローンを組んでまで買うのはおすすめしない、けど買いました
ローンを組んでまでパソコンを買うのは、普段はおすすめしていません。
それなのに先日、パソコンをローンで注文しました。
パソコン工房のオーダーメイド(BTO)のノートパソコンで、350,801円(税込・送料0円)です。
三井住友カードのショッピングクレジットで24回払い、手数料は0円。
月々約14,600円を2年間払います。
審査は翌日にOKが出て、注文から4日目に届きました。

この記事では、実際に買った1台の中身と、手数料0%の分割払いがどれくらい得なのか、そして「0%でも借金は借金」という注意点をまとめます。
マネリテDAOラジオで話した内容に、ラジオでは言わなかった機種名と数字を足したものです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 機種 | iiyama SENSE-14FHX31-UX7-URSX (パソコン工房のBTOノート) |
| 購入日 | 2026年9月21日(審査は翌日OK、9月25日に到着) |
| 価格 | 350,801円(税込・送料0円) |
| 支払い方法 | 三井住友カード ショッピングクレジット |
| 支払い回数 | 24回(手数料0円) |
| 月々の支払い | 約14,600円 × 2年 |
| 保証 | 1年(3年保証は+32,980円で付けなかった) |
買ったパソコン
iiyama SENSE-14(パソコン工房)
買ったのは、パソコン工房のノートパソコン iiyama SENSE-14FHX31-UX7-URSX です。

CPUは Core Ultra X7 358H、GPUは Intel Arc B390、メモリは32GB、SSDは2TB、画面は14型の非光沢で、重さは0.92kgです。
Officeソフトは、サブスクの Microsoft 365 を契約しているので付けていません。
標準の構成から足したのは、SSDを1TBから2TBに変えたぶん(+21,001円)だけです。
買い替えの一番の動機は、持ち運びの重さです。
前のパソコンは1.43kgで、新しいパソコンは0.92kg。510g軽くするために35万円を出したことになります。

端子は両側に分かれていて、左側にUSB-C(給電)・HDMI・USB-A・Thunderbolt 4、右側にイヤホン・USB-A・microSDカードスロットが並んでいます。

3年保証は+32,980円でしたが付けず、標準の1年保証だけにしました。理由は後で書きます。
前のパソコンとの比較
今まで使っていたのは、2024年12月に買った Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition です。

1年10か月での買い替えなので、「早い」と思われるはずです。そこは後半で書きます。
CPUは Core Ultra 7 258V から Core Ultra X7 358H へ。ベンチマークで約1.6倍です。
GPUは Intel Arc 140V から Intel Arc B390 へ。約1.5倍です。
前のパソコンは15.3型の有機ELでタッチパネルも付いていましたが、家では外部モニターにつないで使うので、ほとんど使いませんでした。
新しいパソコンは14型の非光沢の液晶でタッチもありませんが、外部モニター中心の使い方なら削っても困らないところです。
| 項目 | 前のパソコン Lenovo Yoga Slim 7i Aura Edition | 新しいパソコン iiyama SENSE-14 |
|---|---|---|
| 購入時期 | 2024年12月 | 2026年9月 |
| CPU | Core Ultra 7 258V (8コア/8スレッド) | Core Ultra X7 358H (16コア/16スレッド・最大4.8GHz) |
| GPU(内蔵) | Intel Arc 140V(Xe2 8コア) | Intel Arc B390(Xe3 12コア) |
| CPU性能 (Cinebench 2024) | 576 | 930(約1.6倍) |
| GPU性能 (3DMark Steel Nomad Light) | 2,734 | 4,070(約1.5倍) |
| メモリ | 32GB LPDDR5X-8533(増設不可) | 32GB LPDDR5X-7467(増設不可) |
| SSD | 1TB | 2TB(PCIe 4.0) |
| 画面 | 15.3型 2880×1800 有機EL・120Hz・タッチ対応 | 14型 1920×1200 非光沢・タッチなし |
| 重さ | 1.43kg | 0.92kg(−510g) |
| 無線 | Wi-Fi 7 | Wi-Fi 7・Bluetooth 6 |
| 端子 | Thunderbolt 4×2・USB-A・HDMI | Thunderbolt 4・USB-C・USB-A×2・HDMI・microSD・イヤホン |
※ベンチマークは公開されている参考値。実機での計測ではありません
GPUとは
GPUは、もともと画面に映像を描くための部品です。
今はそれに加えて、AIの計算も担当します。
CPUが頭脳だとすると、GPUは同じ計算を大人数で一斉にこなす計算係です。
動画編集の書き出し、画像生成、パソコンの中でAIを動かす作業は、GPUで速さが決まります。
仕事で使うのはまさにここなので、CPUよりGPUを優先して選びました。
パソコンの選び方の基本(CPU・メモリ・SSDの見方)は、こちらの記事にまとめています。

型番の罠
ここは少し細かい話ですが、選ぶときに一番引っかかったところです。
同じ「Core Ultra 7」でも、型番によって内蔵GPUがまったく違います。
シリーズ3(3で始まる型番)でGPUが上がるのは、頭に「X」が付く Core Ultra X7 だけです。
「X」の付かない Core Ultra 7 355 や 356H は、GPUが前のパソコンより遅くなります。
シリーズ2も、末尾が「V」の258Vと末尾が「H」の255Hで中身が別物です。
数字が大きいほうが速い、とは限りません。
| CPU | シリーズ | 内蔵GPU | 前のパソコン(258V)と比べて |
|---|---|---|---|
| Core Ultra 7 258V (前のパソコン) | シリーズ2 | Arc 140V(Xe2 8コア) | 基準 |
| Core Ultra 7 255H | シリーズ2 | Arc 140T | CPUは大きく上がるが GPUはほぼ横ばい |
| Core Ultra 7 355 / 356H | シリーズ3 | Xe3 4コア | GPUが下がる |
| Core Ultra X7 358H (新しいパソコン) | シリーズ3 | Arc B390(Xe3 12コア) | GPU約1.5倍 |
※シリーズ3でGPUが上がるのは、型番の頭に「X」が付くCore Ultra X7(358H / 368H)だけ
比較して見送ったパソコン
候補は4つありました。
| 機種 | 重さ | CPU / GPU | 価格 | 見送った理由 |
|---|---|---|---|---|
| iiyama SENSE-14 (購入) | 0.92kg | X7 358H GPU約1.5倍 | 350,801円 | — |
| マウス DAIV Z4 | — | Ultra 7 355 GPU約−30% | 369,800円 | GPUが前より下がる |
| 富士通 FMV Zero WU4-K3 | 約846g | Ultra 7 255H GPU横ばい | 287,100円 | 分割0%が無い GPUが上がらない |
| Lenovo ThinkPad X1 Carbon Gen 14 | 約1kg | X7 358H GPU約1.5倍 | 約48〜65万円 | 高すぎる |
| HP EliteBook X G2i 14 | 約1.1kg | X7 358H GPU約1.5倍 | 500,610円 | 高すぎる・重い |
※GPUは前のパソコン(Arc 140V)との比較。価格は2026年9月20日時点で選んだ構成での参考値
マウスのDAIV Z4は、CPUが「X」の付かない355でGPUが下がるので見送りました。
富士通のFMV Zeroは846gと一番軽かったのですが、GPUが上がらないのと、分割0%が無いので見送りました。
ThinkPad X1 CarbonとHPのEliteBookは同じCPUが選べますが、同じ構成にすると50万円を超えます。
「GPUが上がる」「1kg未満」「分割0%」の3つがそろったのが、SENSE-14でした。
金利0%の分割払いはどれくらい得か
普通のカード分割との差
同じ350,801円を普通のクレジットカードの分割にすると、手数料は24回で約69,000円、36回で約103,600円かかります。
| 支払い方法 | 手数料 | 支払い総額 | 月々の目安 |
|---|---|---|---|
| 直販のショッピングクレジット 24回・手数料0% | 0円 | 350,801円 | 約14,600円 |
| クレジットカードの分割 24回(実質年率17.88%) | 約69,000円 | 約419,800円 | 約17,500円 |
| クレジットカードの分割 36回(実質年率17.65%) | 約103,600円 | 約454,400円 | 約12,600円 |
※350,801円で計算。カード分割は三井住友カードの分割手数料率(24回=100円あたり19.68円、36回=29.52円)
0%なら、一括払いと総額が同じです。
手数料はパソコン工房が負担しているので、実質の値引きと同じです。
35万円を手元に残したまま、家電の故障や仕事の急な出費に備えられます。
条件は、5万円以上・月々3,000円以上・パソコン工房の直販サイト限定。Amazonや楽天の出品では使えません。
0%でも借金は借金
先に本音を書いておきます。パソコンは、ローンを組んでまで買う商品ではありません。
パソコンは消耗品で、払い終わる頃には型落ちです。
今回も保証は1年、支払いは2年。2年目は保証が切れた状態でローンだけ払います。
0%でも借金は借金です。金利がかからないだけで、月14,600円が2年間出ていく固定費になります。
0%は「月1万円ちょっと」に見せて、財布のひもを緩める仕組みでもあります。
もう一つ、ショッピングクレジットは信販会社との契約なので、信用情報に載ります。住宅ローンなど大きな借り入れの前は避けたほうがいいです。
買えるかどうかではなく、必要かどうか。順番を間違えないことが大事です。
36回まで0%なのに24回にした理由
パソコン工房は36回まで0%ですが、24回にしました。
パソコンは2年で買い替えると決めているので、払い終わりと次の買い替えをそろえました。
支払いの原資は、10月半ばで終わる動画編集の外注費です。
月6万〜10万円の外注費がなくなるので、その一部を充てます。
1か月前は「長い動画の編集はまだ人間が勝っている」と思っていたのですが、AIでできる線が動きました。
分割手数料0%で買えるメーカー直販
分割0%はパソコン工房だけではありません。2026年9月時点で、主なメーカー直販の条件をまとめました。
| 直販サイト | 手数料0% | 信販会社 | 主な条件 |
|---|---|---|---|
| パソコン工房 | 36回まで | 三井住友カード | 5万円以上・月々3,000円以上 |
| Lenovo | 48回まで | ジャックス | 月々1,000円以上 |
| NEC Direct(LAVIE) | 48回まで | ジャックス | — |
| マウスコンピューター | 36回まで | SMBCグループ | 5万円以上 |
| VAIOストア | 36回まで | ジャックス | 支払総額3万円以上 |
| HP Directplus | 36回まで | オリコ | 月々3,000円以上 |
| 富士通 WEB MART | なし | — | — |
| ASUS Store | 分割なし | — | カードは1回払いのみ |
※どれもメーカー直販サイトだけの条件。Amazonや楽天の出品は対象外
※審査あり。18歳未満・高校生は申し込めません(各社)
※2026年9月24日時点。キャンペーンは変わることがあるので、購入前に各社の公式ページで確認してください
同じ機種でも「どこで買うか」で数万円変わります。
今回買った機種はこちらです。
iiyama SENSE-14FHX31-UX7-URSX(パソコン工房)
パソコン工房ならハピタスなどでポイントももらえます。
ポイ活するなら ハピタス紹介プログラム
https://hapitas.jp/register?i=22749013&route=pcText
注:まさとパパにもポイントが入ります
パソコンの買い替えは車と同じサイクル
1年10か月での買い替えは早い、と思われたはずです。
内閣府の「消費動向調査」(2026年3月実施)によると、パソコンの買い替えまでの平均使用年数は7.7年です。乗用車は9.4年です。
廃車にするまでなら、乗用車は13.35年です(自動車検査登録情報協会、2025年3月末)。
| 品目 | 平均使用年数 | 買い替え理由の1位 |
|---|---|---|
| ルームエアコン | 13.4年 | 故障 66.6% |
| 電気冷蔵庫 | 13.1年 | 故障 63.8% |
| テレビ | 10.8年 | 故障 70.8% |
| 電気洗濯機 | 10.1年 | 故障 76.2% |
| 乗用車 | 9.4年 | その他 53.6% |
| パソコン | 7.7年 | その他 42.9%/故障 39.0% |
| 電気掃除機 | 7.4年 | 故障 69.0% |
| 携帯電話 | 4.6年 | その他 41.8% |
※出典:内閣府「消費動向調査」令和8年3月実施(二人以上の世帯・2025年4月〜2026年3月に買い替えた世帯)、自動車検査登録情報協会「平均使用年数」
パソコンの使用年数は、2005年の4.3年から7.7年へ、20年で3.4年延びました。
性能が頭打ちになって「壊れるまで使う」人が増えたからです。
買い替え理由の1位は故障で39%です。
| 調査年 | 平均使用年数 | 買い替え理由「故障」 | 「上位品目への移行」 |
|---|---|---|---|
| 2005年 | 4.3年 | 35.2% | 52.9% |
| 2010年 | 5.5年 | 46.4% | 39.9% |
| 2015年 | 5.8年 | 50.2% | 24.0% |
| 2020年 | 7.1年 | 40.6% | 16.3% |
| 2026年 | 7.7年 | 39.0% | 18.1% |
※出典:内閣府「消費動向調査」各年3月実施(二人以上の世帯)
車と同じで、好きな人は2〜3年で新車に乗り換えますし、
こだわりが無ければ中古で5年もいいでしょうし、
10年以上乗ったりします。
「上位品目への移行」で買い替えた人は18%。まさとパパはこの少数派です。
仕事道具だから、と一応言い訳しておきます。
買い替えは2年サイクルで、24回払いはこのサイクルに合わせた設定です。
古いパソコンは息子へ
車と同じでもう一つ、「お下がり」があります。
前のパソコンは、中3の息子にタダで回します。

息子が今使っているのは、さらに1つ前に使っていたデスクトップです。
5年以上前の機種で、使い込んでいるためか動作がかなり不安定になっていました。
8月には息子に頼んでいたショート動画の編集を終わりにしたので、
必要かどうかは別になりますが。。。
家族の中で「新品を買う → 2年で子どもに回す → 子どもが比較的新しいものを使う」
という循環ができています。
古いほうを捨てずに回せば、家族全体で見た買い替えのコストは下がります。
パソコンは経費になる?(個人事業主の場合)
ラジオでは「分割払いが経費になる」と話しましたが、これは正確ではありませんでした。
経費になるのは『毎月の支払い』ではなく、買った『パソコンそのもの』です。
支払いは分割でも一括でも同じでした。
10万円以上のパソコンは減価償却資産で、本来は耐用年数の4年に分けて経費にします。
ただ、令和8年度の税制改正で、少額減価償却資産の特例が
30万円未満から40万円未満に引き上げられました(2026年4月1日以後に取得したもの)。
青色申告の個人事業主なら、今回のパソコン(税抜318,910円)は4年に分けず、
使い始めた年に全額を経費にできます(年間合計300万円まで)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 取得価額 | 318,910円(税抜・税抜経理の場合) |
| 扱い | 10万円以上なので減価償却資産 |
| 少額減価償却資産の特例 | 使える(令和8年度税制改正で30万円未満 → 40万円未満に引き上げ) |
| 特例を使うと | 使い始めた年に全額を経費にできる (青色申告・年間合計300万円まで) |
| 特例を使わないと | 耐用年数4年で減価償却 (定額法で年 約79,700円。10月から使うと1年目は約19,900円) |
| 分割払いとの関係 | 関係なし。月々の支払いは経費ではなくローンの返済 |
※特例の対象は、中小企業者等(青色申告の個人事業主を含む)が2026年4月1日〜2029年3月31日に取得して事業に使った資産。税込経理でも350,801円なので40万円未満に収まります
※出典:中小企業庁「少額減価償却資産の特例を拡充しました」(PDF)
私用にも使う場合は、事業で使う割合(家事按分)を掛けます。
詳しい計上方法は、税理士や会計ソフトで確認してください。
まとめ
パソコンは、ローンを組んでまで買う商品ではありません。
手数料0%でも借金は借金です。
ただ金利のかからない借金なので、一括と同じ総額を分割で払っているだけです。
総額が同じなら、手元にお金を残すのが守りの知識です。
判断の順番は「必要か」→「一括で払える額か」→「0%で分割できるか」。
「0%だから買う」は逆です。
何年で買い替えるかは自分で決めて、決めたら払い終わりをそろえる。
平均の7.7年より早いなら、その理由を自分に説明できるかどうかです。
おまけ
今回は 35万円のパソコンを24回無金利で買った話でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

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今回の音声配信 → マネリテDAOラジオ #1147 パソコンを24回無金利で買った話(stand.fm)
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