今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
炊飯器 についてお話します。
炊飯器の違い
炊飯器は、値段が1万円未満のものから、10万円を超えるものまで、かなりの値段差があります。
何が違うのか、2つに絞ってお話します。
加熱方式
炊飯器の加熱方式はガス炊飯器は別として、
マイコン方式 とIH方式 の2つに分かれます。
マイコン方式は、炊飯器の底にあるヒーターの熱でお米を炊きます。
値段が安い炊飯器のほとんどはこの方式です。
ご飯を美味しく炊くには、高火力で一気に熱を加える必要がありますので、
下からだけ加熱するマイコン方式では美味しさに限界があります。
IH方式は、外から熱を加えるのではなくて、電気の力で内釜自体を発熱させます。
底だけでなく側面などにもコイルを配置するなどして、強力に加熱できます。
IH方式には更に、釜の内側を密閉することで圧力をかける圧力IH方式があります。
圧力IHでは、圧力をかけることで100度以上の高温で炊くことができます。
お米の芯まで熱が通るのでうまみを引き出すことができて、ふっくらしたご飯に仕上がります。
内釜の素材
内窯の素材には鉄やアルミなどの金属や、炭釜や土鍋といったものまでイロイロあります。
上位モデルになればなるほどそれを複数コーティングして、
熱伝導を良くして高火力にしたり、
蓄熱効果や遠赤外線効果でお米の中まで熱を通したりできるようになります。
本当はそこまで極端ではないそうですが、
![](https://mastopapa.com/wp-content/uploads/2022/01/pose_kiri_man.png)
炊飯器の値段の半分は内釜代
と言われることもあるようです。
その他の違い
その他、値段の違い以外での選び方としては、
大きさ、お手入れのしやすさ、保温時間などがあります。
そちらについては、おすすめと一緒にお話していきます。
2023年春のおすすめ炊飯器 5選
象印 NW-PU10
象印さんと言えば炎舞炊きですが、これはその2番目のモデルです。
現行モデルは1つ前の2021年の炎舞炊きに比べてスリムなデザインになっています。
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最上位モデルは6つのヒーターで炎のゆらぎを再現しますが、
このモデルは4つのヒーターをローテーションさせます。
内釜は最上位モデルとは別物ですが、名前は同じ豪炎かまど釜 です。
釜のふち部分を厚めにして、熱が外に逃げるのを抑えます。
意外とOKと表記しているモデルは少ないんですが
内釜で洗米も可能で、3年保証も付いています。
最大81通りの炊き方が選べるわが家炊きも搭載。
前回食べたごはんの、かたさや粘りの感想を入力すると、
炊き方を変えて食感を調整します。
炊飯容量は5.5合炊きです。
この何合炊きというのは、お米を最大炊ける量になります。
美味しく炊ける適正量は、5.5合炊きならだいたい3合~4合ぐらいまでだそうです。
象印さんや他のメーカーさんにも3合炊きはありますが、
毎回のように3合を炊くなら5.5合炊きにしておいた方が美味しいご飯が食べられます。
また、炊き込みご飯や、玄米を炊くようなメニューでは、
5.5合炊きでも3合ぐらいまでが目安となります。
お手入れは、はずせる内ぶたと内釜を洗うだけでOK。
保温は最大40時間です。
2022年7月の発売で、1月半ば時点での値段は
発売時から3万円ほど下がって6万円前後となっています。
タイガーJPI-S100
こちらも最上位モデルではありませんが、ご泡火炊きの名前が付いたモデルです。
内釜は本土鍋ではありませんが、遠赤9層土鍋かまどコート釜で、
土鍋に迫る高火力・遠赤効果を出しています。
内なべコーティングの3年保証も付いています。
最上位モデルでは、連続ノンストップ加熱で一気に炊き上げますが、
このモデルでも急速に温度を上昇させることで甘みを引き出します。
炊飯容量は5.5合炊き。
お手入れ部品は内釜・内ぶた・スチームキャップの3点。
保温は最大24時間です。
2022年8月の発売で、1月半ば時点での値段は
発売時から3万円ほど下がって4万円前後となっています。
PanasonicSR-VSX101
特徴は、おどり炊き です。
加圧と減圧を繰り返すことで爆発的な沸騰力を実現し、
更に、IHコイルを交互に切り替えて集中加熱することで
対流を変化させながら、お米を激しくおどらせます。
追い炊き・蒸らしの工程で最高250℃の高温スチームを釜の中に噴射して加熱。
お米の芯まで熱を浸透させて、旨みを閉じ込めます。
内釜はダイヤモンド竈(かまど)釜です。
5年保証もあって、軽く、強く、熱効率に優れ、そのまま洗米もできます。
銘柄炊き分けで、全国63種類の銘柄米を登録。
品種を選ぶだけで、最適な炊き上がりにしたり、
鮮度炊き分けでは、圧力センサーでお米の鮮度を見極め、炊き方を自動で調整したり、
メニューに合わせて13通りの食感に炊き分けられたり、
アプリ連携では、その年の出来栄えに合わせた炊き方にアップデートまでできます。
炊飯容量は5.5合炊き。
お手入れは、スチーム用のタンクもありますので、洗う部品は多めです。
保温は最大24時間です。
Panasonicさんと後で出てくる三菱さんは、
冷蔵庫の急速冷凍機能が充実していますので、保温にはあまり力を入れていないようです。
その代わり、ごはんを冷凍保存するのに最適な冷凍用ごはんコース があります。
このモデルはメーカー指定価格で、値段の交渉はできませんが
2021年の6月に発売ですので、1年半で指定の値段がだいぶ下がってきています。
今なら 値段は高いけど満足度も高い Panasonicさんの最上位モデルが
他のメーカーさんより安くなっていることが多いので、狙い目です。
三菱NJ-BWD10
三菱さんには他にも本炭釜の炊飯器がありますが、
こちらは本炭釜 紬という名前まで付いている最上位モデルです。
特徴は、純度99.9%の炭素材料を使用した本炭釜です。
職人さんがひとつひとつ手作業で約100日間かけて仕上げています。
炭の発熱力で素早く温度を上げ、
連続沸騰で強火を絶やさず、じっくり熱を伝え、お米のうまみを引き出します。
内釜内面コート(フッ素加工)の3年保証もあります。
三菱さんは、他社の上位モデルには無い圧力をかけない炊飯で、保水膜を崩さず、
かまどで炊いたごはんのようにツヤのあるしっかりとした食感を実現しています。
うまみを内に包み続けるので、冷めてもおいしいとしています。
まとめ炊き(冷凍用)モードもあります。
全国のお米50銘柄や、長粒米などそれぞれの個性を引き出す専用モードがあって、
さらに9通りの食感に炊き分けできます。
炊飯容量は5.5合炊き。
お手入れは、圧力をかけないので薄くて軽い内ブタと内釜の2点のみ。
保温は最大24時間です。
2022年7月の発売で、1月半ば時点での値段は
発売時から5万円ほど下がって7万円前後となっています。
象印NW-SA10
このモデルは、象印さんのSTANというシリーズの炊飯器です。
加熱はIH方式で、マイコン方式より高火力で炊き上げます。
特徴は、子育てを応援するベビーごはん(離乳食)です。
赤ちゃんの成長に合わせた離乳食を一度に数食分作ることが可能で、
空き時間に簡単に作れます。
また、お好みにあわせて、ふつう・やわらかめ・かためと炊き方が選べます。
水を入れると目盛の色が変わって見やすかったり、
立つしゃもじが付いていたり、さりげない優しさを見せてくれます。
炊飯容量は5.5合炊き。
お手入れは、内ぶたと内釜を洗うだけ。
保温は最大30時間です。
2019年2月の発売で、発売からそろそろ4年にもなりますが
さっき調べたら価格.comさんの炊飯器部門で1位になっていました。
1月半ば時点での値段は、28,000円前後です。
おまけ
今回は 炊飯器 2023年春のおすすめ5選 でした。
お米の好みは、西の方が柔らかめの方が、東の方が硬めの方がいいという方が多いそうです。
これはメーカーさんにもその傾向があって、今回出てきたメーカーさんでも
象印さん、タイガーさん、Panasonicさんはふっくら柔らかめ、
三菱さんは圧力をかけず硬め、という特色があって面白いですね。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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