今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
風邪の予防にもなる加湿器 についてお話します。
加湿器の効果
加湿器を使う効果は、ざっと5つあります。
カゼやインフルエンザの予防
室内の適切な湿度は40%〜60%といわれています。
湿度が40%を下回ると、ウィルスの活動が活発になります。
また、空気が乾燥していると
ノドや鼻の粘膜が乾きやすくなって体の防御機能が落ちてしまうので、
風邪やインフルエンザにかかりやすくなってしまいます。
体感温度が上がる
湿度が低いと、体感温度も低く感じます。
逆に湿度が10%~15%上がると、体感温度が1℃上がると言われています。
より暖かさを感じたいのであれば、
湿度は高めの50%~60%をキープするのがおすすめです。
肌や髪のトラブル予防
健康な肌や髪には、一定以上の水分が含まれています。
湿度が低いと、含まれている水分が空気中に放出されて乾燥してしまいます。
その結果、髪がパサついたり、乾燥肌になって肌荒れやかゆみが出やすくなったりします。
静電気の抑制
湿度が高い季節に静電気が起きにくいのは、
帯電したとしても空気中の水分を通して少しずつ放電できているからです。
ドアノブやマフラーの静電気は、湿度の低い冬によく発生します。
湿度が低いと空気中の水分に放電できずに帯電し続けるので、
触った時に静電気が起きてしまうんですね。
加湿をしていれば静電気の発生を抑えることができます。
ドライアイの緩和
ドライアイは、パソコンやスマホなどを長時間見ていたり、
コンタクトレンズが原因になると言われていますが、空気の乾燥も原因の1つです。
湿度が低いと涙の蒸発量が増えてしまいますので、
部屋の湿度を上げることでドライアイの症状が緩和されます。
加湿器の選び方
加湿器は後でお話する加湿方式と3つのポイントで選びましょう。
加湿量
どれぐらいの広さまで加湿できるかは、
適用床面積もしくは定格加湿能力という表記で確認しましょう。
適用畳数と書いている場合もあります。
プレハブ・洋室で何畳、木造・和室で何畳という風に書かれていますので、
実際の畳数と同じか、少し大きめを選んでおくのがオススメです。
定格加湿能力は1時間にどれぐらいの水を水蒸気にできるかという値を表しています。
タンクの大きさと形
タンクに入る水の量が少ないと、しょっちゅう水を入れに行かないといけなくなりますし、
タンクが大きいと長時間加湿できますが、運ぶ時に重いです。
最近は上から直接給水できるタイプの物も増えています。
それとタンクの形も重要です。
タンクをキレイに洗えないと、雑菌をまき散らすことになり兼ねませんので
中まで洗える形になっているかどうかも確認しておいた方がいいです。
色々な機能
自動湿度調整機能で最適な湿度を保ってくれるか、
タイマー機能が付いているか、
プラズマクラスターやナノイーなどのイオン機能はあるか、
アロマが使えるか、LED電飾があるか、
リモコンが付いているか、スマホアプリがあるか、スマートスピーカーに対応しているか、
などですね。
加湿器の種類
加湿器には、5つの加湿方式があります。
それぞれ特徴がありますので、目的に合わせて選ぶようにしましょう。
スチーム式
これは、ヒーターで水を沸騰させて、発生する蒸気で加湿するものです。
ポットでお湯を沸かすようなイメージですね。
メリットは、加湿スピードが一番早いこと。
水を沸騰させるので雑菌が繁殖しにくくて衛生的なこと。
フィルターなどの部品が無いため、お手入れが簡単なことです。
デメリットは、ヒーターを使用するので、他の方式に比べて電気代が高くなること。
熱い湯気が出て吹き出し口が熱くなってしまうことです。
小さなお子さんやペットが居るご家庭では気を付けるようにしましょう。
スチーム式の加湿器はできるだけ部屋の中央の低い位置に置くのがおすすめです。
壁や天井が近いと、カビが生えてしまったりします。
また、スチーム式は作りが単純ですので、小型の物であれば3,000円前後からあります。
まさとパパも自分の部屋でスチーム式を使っています。
電源をつけている時間が短くてすみますので、電気代もほとんど気にはなりません。
気化式
これは水を含ませたフィルターに風を当てて加湿する方式です。
部屋干しの洗濯物に風を当てるようなイメージですね。
メリットは、消費電力が低いことです。
扇風機程度の電力しか使いませんので、
同じ加湿能力ならスチーム式の20分の1ぐらいしか電気代がかかりません。
デメリットは、加湿能力が低いことです。
送風量を多くすれば加湿量は増えますが、その場合は音が大きくなってしまいます。
音についてはDCモーター搭載のモデルなら値段は上がりますが少しマシになります。
それと、構造上本体が少し大きくなることと、
定期的にフィルターの交換やメンテナンスをしないと
雑菌が繁殖しやすいこともデメリットです。
気化式は簡易的なスポットクーラーと同じような仕組みですので、
出てくる風は少し冷たいです。
広めの部屋だったり、長い時間加湿を続ける場合に選ばれます。
加湿機能付き空気清浄機は、ほぼこの気化式を採用しています。
気化式加湿器の値段は、10,000円前後~となっています。
超音波式
これは、水を振動させて細かいミストにして加湿する方式です。
霧吹きで空気中に細かい水滴をまき散らすイメージです。
メリットは、本体が安くて、小さめでデザイン性が高い物が多いことです。
電気代も気化式ほどは安くありませんが、それでもスチーム式の10分の1程度で済みます。
小型でアロマが使えるモデルも多いです。
仕事中のデスク近くで使っている方も多いと思います。
デメリットは、水滴が大きいので、
置く場所やミストを出す方向によっては周りが濡れてしまうこと。
水タンクなどをしょっちゅうメンテナンスしていないと、
雑菌が繁殖してミストと一緒にまき散らしてしまうことです。
超音波式の加湿器は、少し高い位置に置くのがおすすめです。
ミストが少しでも拡散して、床やベッドなどが濡れたりしないように、ですね。
超音波式はたくさんのメーカーから色々な種類の物が発売されています。
値段は安い物だと1,000円前後からあります。
ハイブリッド式
温風気化式と加熱超音波式の2つがあります。
それぞれ、気化式と超音波式の弱点だった
加湿スピードと雑菌の繁殖を加熱することで補っています。
デメリットは、加熱するパーツがある分、
本体が少し大きくなることと値段も少し高くなることです。
加熱している間は電気代が上がってしまいますが、
設定の湿度まで上がるとヒーターを切って、電気代をおさえてくれるモデルがあります。
温風気化式の値段は10,000円前後から
加熱超音波式は5,000円前後からあります。
おまけ
今回は カゼ予防 ノドの痛み 乾燥肌に 加湿器 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
宣伝
今回の音声配信 →(stand.fm)
まさとパパのYouTube:
まさとパパの各種SNS:
↓ここから買い物していただけるとうれしいです