今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
プリンター についてお話します。
3社の特徴とラインナップ
インクジェットプリンターのシェアは、だいたい固定されています。
Canonさん、EPSONさんが40数%ずつで、brotherさんが10%強といったところです。
Canon
Canonさんの家庭用インクジェットプリンターはインクが
6色・5色・4色と種類が豊富です。
インクの数は多いほど写真などをキレイに印刷することができますが、
その分インク代は高くなってしまいます。
Canonさんの場合、4色インクだと顔料の黒が1つと、染料のカラーが3色一体型になります。
5色インクからは、5本それぞれ独立型になって、
無くなった色だけを交換できるようになります。
写真用の染料と、文字用の顔料で、黒が2つ入っているのも特徴です。
これによって、写真にも文字にも強いとしています。
6色インクになると、5色にグレーインクを追加することで、
色の表現力をアップさせます。
印刷スピードや便利な機能は、基本的に色数が多いほど上がっていきます。
4色タイプでは、手軽でコンパクトなシンプルモデルTS3530 と、
前面給紙カセットと、自動両面プリント機能がついたTS5430 が選べます。
5色タイプでは、独立インクのスタンダードモデルTS6330 と、
丸みのあるスタイリッシュモデルTS7530 があります。
また、同じ5色タイプでも印刷コストがかなりおさえられるハイスペックモデル
XK100 とXK110 も選ぶことができます。
6色タイプでは、写真印刷が速くなったメーカー一押しモデルのTS8630 と、
2021年モデルのTS8530 も選ぶことができます。
その他、今回は説明を省略させていただきますが、
大容量タンクタイプのギガタンクには、4色タイプと、黒のみのモノクロタイプもあります。
EPSON
EPSONさんの家庭用インクジェットプリンターは
インクが6色のものと4色のものがあります。
4色インクは、顔料の黒と、染料のカラーが3色というのはCanonさんと同じですが、
4本とも独立インクになります。
以前は、4色とも全色顔料インクで普通紙に強いという特徴があったんですが、
数年前からカラーは染料インクになっています。
6色インクは全て染料インクになります。
染料インクは、普通紙だとにじみやすくなってしまいますが、
発色が鮮やかで光沢感を得やすいという特徴があります。
基本の4色に、薄い色のライトシアン・ライトマゼンタを加えて6色としています。
印刷スピードや便利な機能は、
基本的に色数が多いほど上がっていくのはCanonさんと同じです。
4色タイプでは、必要な基本機能をコンパクトに収めたシンプルモデルEW-052A と、
液晶画面があって、自動両面プリントができるEW-452A が選べます。
6色タイプでは、前面1段カセットでディスクレーベルプリントまでできるEP-715A、
前面2段カセットと自動両面プリントができるEP-815A、
4.3型タッチパネル搭載で3色から選べるメーカー一押しモデルのEP-885A、
手差しでA3プリントができるEP-982A3 があります。
その他、大容量タンクタイプのエコタンクでは、
4色タイプと、5色タイプ、6色タイプが選べてラインナップが豊富です。
brother
brotherさんは、過去に第3の選択肢というキャッチコピーを使っていたことがあります。
先にお話した2社とは違う独自路線のラインナップが特徴です。
インクは4色タイプのみで、前面でインク交換ができます。
基本は顔料の黒と、染料のカラーが3色の独立インクです。
大容量タンクタイプのように、インクを液体で補充するのではなく、
インクカートリッジが大容量のファーストタンクというシリーズがあります。
そして、全てのモデルに給紙トレイが付いていて紙を入れっぱなしにできます。
4色タイプなのに印刷スピードが速くて、
ADF(自動原稿送り装置)などの便利な機能が付いてくるのも特徴です。
通常サイズのカートリッジタイプでは、
自動両面プリントなど標準的な機能をそろえたシンプルモデルJ526N、
ADFやレーベルプリントまで対応のJ926N、
A4用紙をA5サイズに自動でカットしてくれる機能が付いたJ1800N があります。
大容量カートリッジのファーストタンクでは、
コンパクトで大容量対応のJ1200N と、
くっきり見やすい全色顔料インクで、便利に使える機能も充実のJ4140N が選べます。
その他、一般家庭向きではありませんが、
FAX付きモデルや、電話・FAX付きモデルも多く出しています。
2022年末 目的別のおすすめプリンター
今回は
・本体が安い
・4色でも高性能
・印刷コストが安い
・写真印刷
の順にお話します。
本体が安い
本体が安くておすすめは、EPSONさんのEW-052A と、 CanonさんのTS3530 です。

とにかく家で印刷とコピーができればいい
という方におすすめです。
本体の値段とコンパクトさはEW-052A の方が、
印刷スピードと印刷コストではTS3530の方が優秀です。
EW-052Aは、2019年8月の発売で値段はほぼ横ばい。
印刷スピードとコストは、L版写真1枚なんと約74秒もかかって約28.8円。
インクは4色セットで4,000円前後です。
TS3530は、2022年3月の発売で値段はこちらもほぼ横ばい。
印刷スピードとコストは、L版写真1枚約52秒で約27.0円。
ただし、これは大容量タイプのカートリッジの場合です。
インクは大容量を4色セットで6,000円前後です。
EW-052A の方は、11月半ば現在、品薄の店もあるようです。
TS3530の方は、比較的在庫があるところが多そうです。
4色でも高性能
4色でも高性能なら、brotherさんのJ526N、もしくはJ926N がおすすめです。

色は4色でもいいけど、両面印刷や印刷スピードも欲しい。

紙も入れっぱなしにしておいてスグに印刷したい。
という方におすすめです。
ADFやレーベルプリントまで欲しい場合は J926Nを選びましょう。
J526Nは、2022年11月に発売されたばかりですが、値段は15,000円前後と優秀です。
印刷スピードとコストは、L版写真1枚約28秒で約23.1円。
インクは4色セットで4,000円前後です。
J926Nは、2021年10月の発売で、J526Nが発売されたからか値段が下がっています。
印刷スピードとコストは、L版写真1枚約14秒で約23.1円。
インクはJ526Nと同じインクで4色セットで4,000円前後です。
brotherさんは、比較的在庫がある店が多いようですが、
小さめのお店だと店頭に並んでいる種類自体が少ないこともあります。
印刷コストが安い
印刷コストが安くておすすめは、CanonさんのXK100 、もしくは TS6330 です。
普段から印刷枚数が多めの方は XK100 を、
印刷枚数はそれほど多くないけど印刷コストが気になる方は TS6330 を選びましょう。
実はどちらも別の動画でおすすめさせてもらっているモデルです。

『TS6330は、廃版になっていてもおかしくないんですが、
次に発売されたTS7530 のインクコストがL版写真1枚約31.8円と高すぎるので
現行モデルとして残っているんだと まさとパパ は思っています。』
XK100は、次のモデルの XK110 が発売されましたが、性能的にはそこまで違いはありません。
本体の値段的にXK100が今のところおすすめです。
XK100の発売は2021年10月で、今ならXK110より3,000円~4,000円安く買えます。
印刷スピードとコストは、L版写真1枚約16秒でなんと約9.8円。
インクは5色セットでも驚異の3,000円前後です。
TS6330の発売は2019年9月で、値段は高騰していますが一時よりは下がってきています。
印刷スピードとコストは、L版写真1枚約18秒で約19.7円。
これは大容量タイプのカートリッジの場合ですが、
標準容量の方が5色パックがあるため、約19.6円と安くなります。
インクは標準容量5色セットで5,500円前後です。
XK110、XK100、TS6330は、ともに在庫は薄めの店が多いようです。
ちなみに、印刷枚数がかなり多い場合は、ギガタンク・エコタンクにすると
印刷コストがXK100と同じぐらいか、さらに安くなります。
印刷スピードは落ちますが、
カートリッジ交換がなくてインク補充の頻度もかなり少なくてすみます。
写真印刷
写真印刷でのおすすめは、
メーカーさん一押しのTS8630 と、EP-885A、ではありません。
写真を自宅で本当にキレイに印刷したい場合は、CanonさんもEPSONさんも
写真に特化したプリンターが別にありますので、そちらをおすすめします。
毎年のことなんですが、CanonさんとEPSONさんの
一押しプリンターは一般家庭ではオーバースペックな場合がほとんどです。
でもメーカーさんが売りたいモデルですので、
他のモデルが品薄な年末でも在庫がしっかり用意されてるんですね。
写真を印刷するなら、家電量販店などにある
写真印刷の機械でも印刷できますし、その方が安いことが多いです。
今ならネットプリントもおすすめです。
例えば、しまうまプリントさんなら、L版写真1枚9円~で
自宅でも別の住所にでもちゃんとキレイな写真を送ってくれます。
送料が別途かかりますが、
それでも20枚で310円、50枚でも580円で送れます。
ネットプリントについては、まさとパパが監修で参加させてもらっている
インクGメンさんの記事も載せておきます。

インク代が気になる方はコチラの記事も後で見にいってくださいね。

おまけ
今回は 残念な在庫状況?プリンターおすすめ 2022年末版 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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