今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
夏のエアコン節電方法 についてお話します。
2024年 夏の電気代
2024年の電気代は、4月の利用分までは地域ごとの上下でした。
この記事を公開する時点では、
5月の利用分からは全国的に激変緩和措置の縮小で値上がりが決まっています。
しかも、5月の利用分からは再エネ賦課金も過去最大の値上がりをします。
さらに6月の利用分からは、縮小した激変緩和措置まで無くなりますので、
この2ヵ月で一般家庭の電気代は月額で2,000円前後の影響があると言われています。
夏のエアコン、できるなら節電したいですよね。
今からお話する7つの節電方法を1つでも多く実行して、
少しでもお得にエアコンを使ってもらえたらうれしいです。
夏のエアコン節電方法 7選
自動運転
電気代を気にして手動で微風や弱風にしてしまう方もいますが、
風が弱いと部屋が冷えるまでの時間が長くなってしまいますので、
結局ムダな電気を使うことになります。
自動運転にしていると、部屋が冷えるまでは強風で、その後は微風というふうに、
一番効率よく風量の調整をしてくれます。
また除湿運転には、エアコンのモデルによって(弱)冷房除湿と再熱除湿がありますが、
よほど湿度だけが高い状態の時以外は自動運転でも十分除湿しながら運転してくれます。
それと、エアコンをつけていても暑く感じる時は、
設定温度を下げる前に、風量を強くすることを試してみましょう。
エアコンの電気代のほとんどは、温度を下げるために使われていますので、
風を強くするだけならそこまで電気代は上がりません。
もちろん扇風機を併用して直接体に風を当てるのもいいですね。
環境省によると、夏のエアコンの設定温度を1℃高くすることができれば、
それだけで約13%も消費電力を節約できるそうです。
つけっぱなし
もちろん無条件に24時間つけっぱなしにするのがいいわけではありません。
出かける時などにエアコンをつけたままにしておくのがいいか、
消していくのがいいかというお話です。
色々なメーカーの実験によると、外の気温が高い時間帯で、
エアコンを消している時間が30分~35分ぐらいまでならつけたままの方が節電になります。
逆に言うと、外の気温がそれほど高くない時間帯や、
エアコンを消している時間が40分以上や1時間を超えるようなら
やっぱりエアコンを消した方がいいということになります。
状況に応じて使い分けましょう。
ちなみに、エアコンを24時間つけっぱなしで運転していると、
エアコン内部に大量の水分が発生して高湿度になってカビが繁殖しやすい環境になってしまいます。
長い時間使う場合でも、1日のうち数時間はエアコンを消して、
内部クリーン運転などを使ってエアコン内部を乾燥させることがおすすめです。
温度ムラをつくらない
空気は、ほうっておくと上に暖かい空気が、下に冷たい空気が溜まります。
エアコンは高い位置にあることがほとんどですので、
温度ムラがあると設定温度になっていないと勘違いをして
必要以上に部屋を冷やして余計な電気を使うことになります。
冷たい空気は重いので、
冷房の風向きは水平か上向きにするのが空気をかき混ぜやすくておすすめです。
それと、サーキュレーターを併用して
部屋の空気を循環させたり、冷たい空気を部屋中に回したりするのもいいですね。
暑い日に外から帰ってきた時は、
部屋の熱気を外に出しながらエアコンをつけるのも効果的です。
サーキュレーターについては、こちらの記事も後で見にいってくださいね。
窓対策
冬の窓は部屋の温度の50%以上を奪うと言われています。
夏の窓は温度対策も重要ですが、日差し対策はもっと重要です。
夏でも冬でも効果があるのは、窓を複層(ペア)ガラスにしたり二重窓にすることですが、
これは費用が高い上に、マンションなどでは勝手にはできないことが多いです。
それほど費用がかからない二重窓としては、
中空ポリカなどでつくる簡易二重窓がおすすめです。
間に空気の層がありますので、夏でも冬でも断熱してくれます。
まさとパパは自分の部屋の窓に中空ポリカを養生テープで貼り付けて断熱しています。
窓を開けることがある左側はピッタリと立てかけるだけでとめていません。
中空ポリカはホームセンターなどで数千円で売っています。
夏の日差しを和らげるなら、
色のついたものを買ってきて窓に立てかけるだけでも効果があります。
日差し対策には単純ですがカーテンが有効です。
レースのカーテンと厚手のカーテンを組み合わせて上手く調整しましょう。
それと、すだれなどで日陰をつくるのも有効です。
まさとパパも西日対策にすだれを追加しています。
室外機
エアコンは、室外機で熱を交換していますので、
ここが熱くなってしまうと当然冷房の効率が下がります。
直射日光が当たるような場所に室外機がある場合は、
日よけをつくるか、すだれなどで日陰をつくるようにしましょう。
それと、吸込口や吹出口がふさがれてしまうと、
熱を効率的に逃がせなくなってムダな電気を消費してしまうことになります。
室外機のまわりには余計なものを置かないようにしましょう。
フィルター掃除
エアコンのフィルターは、2週間に1回程度の掃除が推奨されています。
掃除をしないと、フィルターにホコリが溜まって、
吸い込みが悪くなってムダに電気代がかかるようになってしまいます。
また、ホコリはカビの温床にもなりますので、エアコンからイヤな臭いがしてきたり、
アレルギー症状などの健康被害が出てしまうこともありますので気をつけましょう。
そんなに頻繁にフィルター掃除をする自信が無い
という方は、フィルター自動お掃除機能がついたモデルを使うようにしましょう。
ただし、自動お掃除機能があるとしても、
年に1回はダストボックスに溜まったホコリを捨てる必要があります。
フィルター掃除を完全にしなくていいわけではありませんので、注意しましょう。
買い替え
環境省のしんきゅうさんによると、
エアコンは10年前に比べて15%電気代が下がっているそうです。
10年以上エアコンを使っていると、経年劣化でも冷房効率が下がります。
リビングなどで長い時間使うエアコンなら、買い替えで下がる電気代が大きいです。
特に、14畳用以上のエアコンを使う広い部屋では、
省エネ性能によって電気代にかなりの差が出ます。
エアコンを買い替える時は、省エネ性能をよくチェックするようにしましょう。
おまけ
今回は 今からできる 夏のエアコン節電 7選 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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