今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
2025年モデルを踏まえたTVの選び方 についてお話します。
TVの選び方
TVの選び方を3つに分けて、基本からお話していきます。
画面サイズ
画面サイズは基本的に42型以上をおすすめします。
理由は各メーカーとも42型もしくは43型以上のTVからが
4Kパネルを搭載しているからです。
4Kパネルというのは、2Kと言われるフルハイビジョンよりも
縦に2倍・横にも2倍の細かさで映像を映しだしてくれるものです。
TVの映像は細かいマス目でできています。
4Kパネルは横のマス目の数が3,840あるので、約4,000で4Kと言われています。
Kというのは、kgとかkmと同じで1,000倍という意味の単位ですね。
パネルが4Kになると何が良くなるのかと言うと、
TVとの距離が2K・フルハイビジョンの時の半分で済むようになります。
視聴可能距離はフルハイビジョンの時は画面の高さの3倍必要だと言われていたんですが、
4Kパネルだと画面の高さの1.5倍で良くなります。
マス目の細かさが倍になりますので、倍近づいても画面の粗さが目立たないんですね。
直近の消費動向調査によるとTVの平均使用年数は10.5年だそうです。
10年前と比べると今のTVはどれもベゼル・額縁部分がかなり小さくなっていますので、
本体の大きさがほぼ同じでも画面の大きさを大きくすることができます。
だいたいのメーカーでは、10畳の部屋で65型以上、8畳の部屋で55型以上をすすめています。
(ちなみにまさとパパの部屋は6畳弱しかありませんが、今は55型を使っています。)

でも4K放送ってほとんどやってないから
4Kパネルにしても意味無いんじゃないの。
と思う方もいるかも知れませんが、そんなことはありません。
たしかに、今でもNHK以外の4Kの放送はほとんど増えていません。
でも4KTVにはアップコンバートと言って、
元の映像が粗くてもほぼ4K解像度の画質にしてくれる機能があります。
そして、ネット動画では4K画質の映像も増えています。
画面が大きくなるほど、マス目の粗さは目立ちますので、
やっぱり42型以上の大きさだと4Kパネルがいいんですね。
結論として、画面サイズは、
TVを置く位置からいつも見ている場所までの距離で選びましょう。
ちなみにTVはTV台に置くのではなくて、
壁掛けやTVスタンドにすることで、視聴距離を伸ばすことができます。
ひと周り大きなTVを選べるようになりますし、部屋も広く使えるようになりますのでおすすめです。
壁掛けやTVスタンドについてはこちらの記事を後で見てくださいね。

有機ELか液晶か
有機EL
有機ELは自発光で、自分で光を出せますので
バックライトが必要な液晶に比べてパネルをかなり薄くできます。
そして、有機ELの方が液晶に比べて視野角が広くて、早い動きにも強いという特徴があります。
さらに、黒がキレイです。
有機ELの黒は全く光を出さずに真っ黒のままなんですが、
液晶だと黒い画面でもバックライトの光が漏れてしまうので
どうしても白っぽくなってしまうところがあります。
有機ELの弱点として、
パネルの寿命が短いとか画面に焼き付きができるとか言われることがありましたが、
これは年々改善されてきましたので、今はほとんど気にすることではなくなっています。
有機ELパネルの種類は、
4層構造でコントラストの向上と光の純度をアップさせたプライマリーRGBタンデムや、
明るさと視野角を向上させたQD-OLEDなど、
新しい技術で有機ELの弱点をカバーするパネルが出てきています。
大きさも42型や48型からありますので、選びやすくなっています。
液晶TV
バックライト
液晶は色が変わるだけで光を出せませんので、バックライトが必要です。
液晶TVのバックライトは、何年か前まではエッジ型か直下型かだけだったんですが、
ここ数年でMini LEDが増えました。
エッジ型は、左右もしくは上下からのみ光を当てますので
安く作ることはできますが、明るさの細かい制御ができません。
直下型は画面の真後ろにLEDが付いていて、モデルによっては
これが部分駆動して明るいところと暗いところの明暗を調整します。
Mini LEDは、従来の直下型LEDバックライトに比べて、
小さくて高密度に敷き詰められたバックライトを搭載しています。
これを細かく制御して、明るい部分はより明るく、暗い部分はより暗くすることで、
明るくて自然なコントラストで映像を描き出します。
倍速機能
地デジの映像はパラパラ漫画のようになっていますが、
そのままだとスポーツなどの早い動きの時に残像が残って見えたりします。
倍速機能は映像の間にその中間の映像をつくり出して残像感を減らす機能です。
これが無いと流れる字幕やテロップがボヤけて見にくくなったりします。
ゲームモードでは、1秒間に144コマまで対応しているモデルもあります。
量子ドット
量子ドットは、非常に小さい半導体で粒の大きさによって光の波長(色)を変えます。
この特徴を使うことによって、従来より広い色域で色鮮やかな高画質を実現できます。
バックライトがMini LEDのモデルに搭載されていることが多いですが、
通常の直下型バックライトのモデルに搭載されている場合もあります。
どっちがいい?
パネルの種類としては、液晶TVの方が圧倒的に多いです。
有機ELTVは、液晶TVと比べるとやっぱり高いですが、液晶TVより優れている部分が多いです。
選びやすいのはもちろん液晶TVですが、
予算が合うなら有機ELTVを検討に入れるのがおすすめです。
もし、

タダであげるからどれでも選んでいいよ。
と言われたら、まさとパパは迷わず有機ELTVをいただきます。
その他機能
最近の4KTVはほぼ全てWi-Fiに対応していますので、
インターネットの環境さえあれば無線でネットにつながります。
スマホのようにアプリを増やしていけるGoogleTVを搭載しているメーカーもあれば、
独自のOSを使っているメーカーもあります。
Panasonic VIERAは2024年モデルから、Fire TVを搭載するようになりました。
ネット動画にワンプッシュでつながるリモコンのボタンの数が違ったり、
TV本体やリモコンのマイクで音声操作ができたり、
BluetoothリモコンでTVに向けなくても操作ができたり、
ChromecastやAirPlayでスマホの画面や音楽をそのままTVで流すことができたりします。
音については、
上向きのスピーカーがついていたり、
前向きに特化したスピーカーがついていたり、
画面そのものから音が出てきたり、
レーダーで聞いている位置に合わせて音を調整してくれたりします。
ゲーム機をつなぐ予定のある方はゲームモードでできることや、
遅延速度や、1秒間に144コマの入力まで対応しているかをチェックしましょう。
メーカー独自の機能としては、
地デジ放送を最大6チャンネルまでまるごと録画できる機能があったり、
倒れにくい転倒防止スタンドが搭載されていたり、
2画面や7画面まで同時に表示ができたり、
独自のコンテンツサービスがあったり、
スマホで録画や放送番組が視聴ができたりします。
また、アンテナが必要なくて地デジやBSの放送電波を受信しない、
チューナーレスTVという選択肢もあります。
欲しい機能があるモデルを選びましょう。

おすすめTVの条件
まさとパパのおすすめTVの条件は、倍速機能つきの4KTVです。
倍速機能が無いモデルだと、
画面が大きくなればなるほど残像感で見づらくなります。
倍速機能か、最低でもそれに準ずる機能があるTVを選びましょう。
それと、画面の見え方、音の聞こえ方は、好みに個人差がありますので、
できる限りは家電量販店などで実機を確認するのがおすすめです。
展示されているTVはキレイなデモ映像が流れていたり、
画質がクッキリするダイナミックモードなどになっていたりしますので、
できるなら普通の地デジ映像を標準モードにして比べましょう。
大きさは、せっかくの10年に1度の買い物ですから
メーカーの大きさ目安と視聴距離を参考にして大きいものを選んだ方が後悔は少ないです。
今回は どこを見る?2025年モデル TVの選び方 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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