今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
ガスコンロについてお話します。
メリットとデメリット
最近は、ガスコンロがすでに備え付けられている物件も多いですが、
備え付けがない場合は、当然自分で用意しないといけません。
条件が合うならガスコンロとIHクッキングヒーターの
どちらでも選ぶことができますので、
まずはメリットとデメリットについてお話します。
メリット
ガスコンロのメリットは、まずその火力です。
ガスの炎で熱しますので、火力が強くてわかりやすいです。
ただし、効率的にはIHクッキングヒーターの方がいい場合もあります。
また、ガスコンロはフライパンをコンロから離して振る調理にも向いています。
そして、調理器具を選びません。
IHクッキングヒーターの場合は、
底面に金属をコーティングしたIH対応の調理器具しか選べませんが、
ガスコンロなら様々な素材の鍋やフライパンが使えます。
他のメリットとしては、
乾電池で点火するものが多いので、停電中でも使えます。
災害時などで長時間の停電中もお湯が沸かせたりご飯が炊けたりと活躍します。
デメリット
ガスコンロのデメリットは、火を使うことです。
やっぱり火を使うと、火傷や火災の危険はどうしてもあります。
調理中は十分に注意しましょう。
そして、火を使うと部屋が暑くなります。
夏のキッチンは特に暑くなりますので、汗だくで調理をすることもあるでしょう。
サーキュレーターを回すなどして対策してくださいね。
また、HIクッキングヒーターに比べて、掃除の手間がかかるのもデメリットです。
ガスコンロの選び方
形
家庭用のガスコンロは、大きく3つのタイプに分かれます。
コンロ台に置いて使う据え置き型、システムキッチンに組み込むビルトイン型、
そして食卓で鍋をするときなどに使うカセットコンロの3つです。
基本的に、据え置き型かビルトイン型かは、
リフォーム工事をしない限りは変えられません。
据え置き型なら工事不要で自分で取り付けることができますが、
ビルトイン型は取付工事が必要ですので基本的には業者さんに依頼が必要です。
サイズ
ガスコンロのサイズは、
据え置き型とビルトイン型でそれぞれ2種類の横幅に統一されています。
据え置き型の場合は、56cm幅と59cm幅の2種類があります。
ただし、細かくは59cm幅は59.5cm前後のものが多いです。
設置する時は、ガスコンロと壁との距離が
左右・後ろそれぞれ15cm以上開いている必要があります。
15cm未満の場合は、防熱板を設置しないといけないことになっています。
また、上は100㎝以上開けることになっています。
ただ、高さについてはコンロ台に置くならあまり考えなくても良さそうです。
ビルトイン型のサイズは、60cm幅と75cm幅の2種類があります。
こちらはシステムキッチンに組み込まれていますのでサイズは選べませんが、
壁からの距離などは考えなくても大丈夫です。
ガスの種類
家庭用のガスには、都市ガス(12A・13A)とプロパンガス(LPガス)があります。
ガスの種類が合わないガスコンロを使ってしまうと、
不完全燃焼で一酸化炭素中毒や火災の原因となりますので、注意が必要です。
都市ガスの場合は水道管と同じようにガス管が家まで通っています。
プロパンガスの場合は、
建物の外にガスボンベが置かれていますので確認しておきましょう。
どちらのガスかわからない場合は、ガスメーターで確認するか、
入居した時の不動産屋さんに確認するようにしましょう。
また、ガス栓はコンセント型とホースエンド型の2種類があります。
コンセント型の場合はソケットがついたガスホースを用意しましょう。
ガスホースは一般的に都市ガス用は白色もしくはベージュ色、
プロパンガス用はオレンジ色で使い分けられています。
コンロの数と種類
ガスコンロの口数は、1口〜3口まであります。
1口コンロは、カセットコンロや一人暮らし用の物件でよく使われています。
2口コンロは、据え置き型に多いタイプです。
左右どちらかのコンロが強火力になっていますので、
強火力バーナーが壁側にならないものを選びましょう。
見分け方は、型番の最後がRになっているものは右が強火力、
Lになっているものは左が強火力になります。
3口コンロは、煮物をしながら別の調理をするなど、
複数の調理を同時進行で進めるのに便利です。
最近は、汁受け皿が無いタイプが多くなっています。
汁受け皿があるタイプは、吹きこぼれた場合でも皿である程度は受け止められます。
ただし、掃除する際はパーツが多いので手間がかかります。
グリル
グリルには、両面焼きと片面焼きがあります。
両面焼きの場合、上下から火を入れますので
食材を裏返す必要がなく、調理時間を短縮することができます。
片面焼きの場合は、裏返しが必要にはなりますが、
両面焼きと比較してくっつきにくいという特徴があります。
またグリルには、調理の際に水を入れる必要があるタイプもありますが、
最近はほとんど見当たらなくなりました。
メーカーによっては、独自のグリルプレートが付属していて
こげつきや煙や臭いを防いでくれたりもします。
天板の材質
材質によって、見た目や機能や価格が変わってきます。
種類は大きく4つあって、価格が高い順に
ガラストップ・ガラスコート・フッ素コート・ホーローとなっています。
ガラストップは、見た目の美しさとお手入れのしやすさが特徴です。
耐久性に優れていて、熱が伝わりにくいので火傷のリスクも少ないです。
ただし、重いものを落とすと割れてしまう可能性があります。
ガラスコートは、ホーローにさらにガラスをコーティングしたもので、
色の種類が豊富なのが特徴です。
ガラス質で手入れがしやすいですが、表面のコートが剥がれる場合もあります。
フッ素コートは、鉄にフッ素をコーティングしたもので、
油分がこびりつきにくく、掃除がしやすいです。
ただし、塗装が剥がれた場合にサビが発生しやすくなります。
ホーローは、金属にガラスを焼き付けたもので、こすっても傷がつきにくいのが特徴です。
ただし、こちらも塗装が剥がれるとサビが発生する場合があります。
その他、メーカーによっては、
ステンレスやアルミなどの天板を使っているものもあります。
便利な機能
現在販売されているガスコンロにはセンサーの搭載が義務付けられています。
鍋のない状態では点火しない鍋なし検知は、
鍋が離れると弱火になって、そのまま1分程度で自動的に消火します。
点火してから一定時間経過すると、コンロやグリルの火を自動的に消火する消し忘れ消火機能。
震度4程度以上の揺れを感知すると、コンロの火を自動消火する感震停止。
などの安全機能があるかはよく確認しましょう。
他にも、
点火方式はプッシュ式かつまみ式か。
高温で炒めたりあぶったりする際に、
鍋なし検知を解除して大火力を利用できるようにする、高温炒め機能。
鍋で自動でご飯が炊ける、自動炊飯機能。
揚げ物に便利な、温度キープ機能。
お好みの時間に設定すれば、その時間で自動消火する、タイマー機能。
お湯が沸騰したら知らせてくれたり自動で消化したりする、湯沸かし機能。
オーブンレンジのように火加減を自動で調整して調理する、オートグリル機能。
など、便利な機能がついているモデルも多いです。
使いたい機能があるものを選びましょう。
おまけ
今回は 簡単にわかるガスコンロの選び方7選 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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