今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
エアコンの買い時についてお話します。
買ってはいけない時期と7つの理由
エアコンが一番売れるのは、もちろん夏です。
ある調査によると、年間のエアコン工事の半数近くが6月~8月に集中するそうです。
そして、夏はエアコンを買ってはいけない時期でもあります。
理由を確認して、お得な時期にエアコンを買うようにしましょう。
値段
エアコンはサイズにもよりますが、
一番安いスタンダードモデルでも買う時期によって3万円近く値段が変わります。
値段の高いモデルになると、
買う時期によっては10万円以上の差があることも珍しくありません。
エアコンの発売時期はグレードごとに年2回ありますが、
エアコンがよく売れる5月~7月にかけては、値段的にお得な時期とは言えません。
販売員
エアコンが売れるのは5月の暑さを感じる時期ぐらいからになりますが、
売り場が忙しくなってくると、他のコーナーからの応援の販売員さんが増えます。
いつもはパソコンを売っていたり、TVを売っているような人が
その時期だけエアコン売り場に入るんですね。
量販店の社員さんだけならまだいいんですが、
メーカーから来ているヘルパーさんも普段は違う売り場の方が来たり、
知識があまりない状態の方も臨時で売り場に交じっていたりします。
やっぱり繁忙期は、エアコンの事をよく知っている販売員さんの割合が減りますので
聞きたいことにちゃんと答えてもらえないことが増えます。
しかも、それだけではなくて、設置工事に必要な聞き取りが十分にできなくて
工事当日に追加で費用がかかったり、最悪の場合工事ができないことまであります。
それと、メーカーのヘルパーさんは基本的に自社の製品をすすめるのがお仕事ですので
どうしても偏った接客内容になってしまいがちです。
忙しいと接客してもらう人を選べませんので、そういうこともあるんですね。
時間
6月7月の土日のエアコン売り場は殺気立っています。
売り場が本当に混雑して、整理券を配るぐらいになれば逆に落ち着くんですが
そうでない状態の時は接客中でも常に誰かに声をかけられたり、待たれていたりして、
接客にじっくり時間をかけられない状態です。
中には「ずっと待ってるのに全然店員が来ない」と怒り出すお客さんもいたりします。
そんな状態では、ゆっくり説明を聞いて納得いく買い物はなかなかできないですよね。
値段交渉
エアコンは比較的値段交渉ができる家電ではありますが、忙しい時期となれば話は別です。
繁忙期は次から次へと来るお客さんの対応が待っていますので
最初に提示した金額で買わないなら「じゃあまた来てください」
で終わらせてしまうことが増えてしまいます。
時間をかけて値段交渉してくるお客さんより
「コレ買うわ」で即決してくれるお客さんを接客した方が、
数をさばけて、売り上げも上がりますので、どうしても忙しい時の値段交渉は難しくなります。
在庫状況
もちろん家電量販店の方でも、繁忙期に向けてもの凄い量の在庫を用意してるんですが、
どうしても人気のモデルは在庫切れ、もしくは入荷待ちになりやすいです。
そのため、せっかく調べて「このモデルにしよう」と意気込んでエアコンを買いに来たのに、
目当てのモデルが無くなっていて仕方なく他のモデルを選ぶことになる
ということも繁忙期には多くなります。
日々同じモデルが何台も売れていくわけですから、
午前中はあったけど昼からは在庫切れ、とかいうことも起こります。
しかも、人気モデルはお買い得なことが多いですから、それが無いとなると
同じようなグレードでも予定より値段が高くなってしまうことにもなります。
取り付け工事日
普段ならほぼ翌日に来てもらえるエアコンの取り付け工事ですが
繁忙期となると取り付けの工事業者さんの予約が埋まりまくってしまいますので
1週間先とか、2週間先、年によっては1ヵ月先ということもありえます。
真夏にエアコンが壊れてしまうと、熱中症で命の危険も考えられます。
どうしても急いでエアコンが必要な場合は
スポットクーラーや自分で窓に取り付けるタイプのエアコンも検討してみてくださいね。
工事不備
工事が忙しい時期は不慣れな工事作業員さんが増えます。
ただでさえ、朝から晩まで1日に何台ものエアコンを取り付けしますので
ベテランの方でも大変です。
そこへさらに、不慣れな方が取り付けに関わるとなると
取り付けミスの可能性が高くなってしまうのは当然のことですね。
また配管の中を真空にする作業で手抜きをされると、その時はわからなくても
数年後に冷えにくいなどのトラブルが発生する可能性が高くなります。
繁忙期にエアコンを買いに行って、いいことはほぼ無いです。
買い時
買い時は2回
エアコンの発売時期はグレードによって年に2回あります。
メーカーさんによって多少前後しますが、上位モデルは9月~11月、
スタンダードモデルは1月~3月に発売されることが多いです。
家電がお得に買えるのは、新モデルが出る前後の旧モデルです。
だいたい発売日から10ヵ月以上ぐらいからがお買い得の目安です。
上位モデルであれば、エアコンの繁忙期が終わる8月末ごろから、
スタンダードモデルであれば、11月ぐらいからが買い時になります。
ただし、在庫状況は年によって違います。
ある店では既に品切れになっているモデルでも、
近くの違う家電量販店に行ってみるとまだ十分に在庫があったりします。
また、量販店の系列や店ごとに強いメーカーや推しているメーカーが違ったりもします。
欲しいモデルが見つからなくても、1店舗だけの確認で終わらせずに、
複数の店に問い合わせてみるのもおすすめです。
買い替えのタイミング
内閣府の消費動向調査によると、エアコンの平均使用年数は14.1年に延びています。
ただし、10年を超えるとメーカーさんが部品を保管しなくなりますので
修理ができなくなります。
また、環境省のしんきゅうさんによると、
エアコンは買い替えで10年前に比べて約15%節電になるそうです。
もちろん10年を超えると経年劣化でも省エネ効率は落ちてきます。
買ってから10年前後のエアコンをお持ちの方は、
夏の暑い時にエアコンがちゃんと動いてくれそうかどうかよく確認して、
せっかく買うならお得な時期に買ってくださいね。
おまけ
今回は エアコン 買ってはいけない時期 7つの理由 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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