今回は、エアコンの2027年問題 についてお話します。
2027年問題とは？
2027年からは、国が定めたエアコンの省エネの基準が厳しくなって、
条件を達成していなければ製造も販売もできなくなります。
誤解しないでほしいのは、
今使っているエアコンは壊れなければそのまま使えます。
2027年になったからといって、
急に使ってはいけなくなるわけではありませんので安心してくださいね。
省エネの基準が厳しくなって特に影響が大きいのは、
シンプルで値段が安いスタンダードモデルです。
安ければ5万円から6万円ぐらいで買えていたモデルですね。
このタイプは新しい省エネ達成基準を満たしていないことが多いです。
家電量販店などでは、
今のエアコンの約7割が2027年の省エネ基準を満たしていないと掲示されています。
ここで問題になるのは、買い替える時期です。
省エネ性能を上げるためには部品のコストが上がってしまいますので、
スタンダードモデルは2027年には
値段が上がるか、ラインナップごと消えるか、のどちらかが考えられます。
どちらに転んだとしても、
機能はシンプルでいいから、とにかくエアコンを安く買いたい。
という選択肢が選べなくなってしまいます。
これがエアコンの2027年問題なんですね。
どの部屋から買い替えればいいのか
ここまでの話でお気づきの方もいるかもしれませんが、
実は、すべての部屋のエアコンを急いで買い替える必要はありません。
下の記事でもお話しているように、
14畳用以上を使うような広い部屋、もしくは、
リビングなどで長い時間エアコンを使うような部屋には、
省エネ性能が高い上位モデルがおすすめです。
上位モデルは、すでに2027年基準をクリアしているものが多いので、
基準が変わっても性能や値段が大きく変わることは考えにくいです。
なので、省エネ性能が高い上位モデルはそこまで急いで買う必要はありません。
問題なのは、6畳用で十分なあまり広くない部屋、
もしくは、寝室などであまり長い時間使わないような部屋のエアコンです。
こういう部屋におすすめのシンプルで値段が安いスタンダードモデルは、
新しい省エネ達成基準を満たしていないことが多いので、
2027年モデルからはラインナップごと消える可能性があります。
もしくは、ラインナップとして残ったとしても、
性能アップのために値段が上がる可能性が高いです。
なので、
シンプルで値段が安いスタンダードモデルは今のうちに買っておく。
というのがおすすめです。
内閣府の消費動向調査によると、エアコンの平均使用年数は14.2年ですが、
10年を超えるとメーカーさんが部品を保管しなくなりますので修理ができなくなります。
今使っているスタンダードモデルのエアコンが、
もし、2016年より前に製造されているようなら買い替えを検討しましょう。
いつ買うのがいいか
できれば今すぐ、もしくは遅くても2月までには買うのがおすすめです。
理由は2つあります。
現行の2025年モデルが買い時だから
2025年のスタンダードモデルは、例年通り1月から3月に多くが発売されています。
家電がお得に買えるのは、新モデルが出る前後の旧モデルです。
だいたい発売日から10ヵ月以上ぐらいからがお買い得の目安です。
下の記事でもお話しているように、
エアコンのスタンダードモデルは例年でも11月ぐらいからが買い時です。
2027年問題
家電量販店などではすでに、
今のエアコンの約7割が2027年の省エネ基準を満たしていないと掲示されています。
また、YouTubeで検索すると、たくさんの動画も作成されています。
2026年になると、TVのニュースなどで取り上げられる機会が増えることも考えられますので、
安いエアコンが買えるうちに買っておきたい。
と思う方は確実に増えます。
実際に先週に家電量販店で聞いたところでも、
すでに11月は例年以上の問い合わせと売り上げがあったそうです。
1月以降は2026年モデルの発売も見込まれますが、
発売してすぐのモデルは値段が安くないですし、
駆け込み需要で売り場に人があふれかえるようなことになれば、
値段が下がりにくくなることも考えられます。
さらに、売り場が忙しくなるということは、
量販店の社員さんやメーカーヘルパーさんが足りなくなったり、
時間が取れなくて値段交渉ができなかったり、
取り付け工事の予約がかなり先になったり、工事に不慣れで雑になってしまったり、
何より在庫切れになってしまう可能性が高くなってしまいます。
世間が本格的に騒ぎ出す前で、新商品に入れ替わる前の今が、
安いエアコンが買えるラストチャンスかもしれません。
おまけ
今回は 買い時はいつ？エアコン 2027年問題 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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