今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
秋から冬にサーキュレーターで節電する方法についてお話します。
サーキュレーターの使い方(秋・冬)
サーキュレーターは年中使えるすぐれものです。
扇風機より直進性の高い強い風で空気をかき混ぜて部屋の中の温度差を小さくします。
秋から冬の使い方は3つあります。
床から真上に向ける
これは、秋に暖房をつけるほどではないけどちょっと肌寒い時でも、
冬に暖房を使っている時でも有効です。
実は、部屋の空気は意外と動いていなくて、
ほうっておくとどうしても上に暖かい空気が、下に冷たい空気が溜まります。
例えば、足元が冷えるぐらい床が冷たくなっているような部屋でも、
手を挙げてみたら高い部分は暖かかったりすることがあります。
その上下の温度差は7℃以上になることもあるそうです。
この方法では、部屋の中央付近の床にサーキュレーターを置いて、
真上に向けて天井まで届く程度の風を送ります。
これで足元にたまる冷たい空気を上に上げて、
天井付近の暖かい空気を下ろして部屋の温度を均一にしていくことができます。
また、この方法を使うと、部屋のつくりにもよりますが、
隣の部屋まで暖かい空気を流すこともできます。
色々と位置をずらしたり、少しナナメにしたりして、
自分の部屋に合った置き場所を探してみてくださいね。
部屋の反対側の足元からエアコンに向ける
これは、夏の冷房でも冬の暖房でも有効な方法です。
サーキュレーターをエアコンから見て部屋の反対側に置いて、
エアコンに向けて風を送ります。
この方法では、足元にたまる冷たい空気を上に上げて、
さらにエアコンから出る風を広範囲に広げて部屋の温度を均一化します。
サーキュレーターは後ろから取り込んだ空気を前に出しますので、
あまり端に寄せ過ぎると周りの冷たい空気を吸い込みにくくなります。
壁からは少し離して置くのがポイントです。
風の強さは天井まで届く程度の風で大丈夫です。
これで暖房の設定温度を下げても、
足元が暖かくなりますので体感温度が上がります。
環境省によると、冬の暖房の設定温度を1℃低くすることができると
約10%の節電になるそうです。
設定温度を2℃以上下げることができれば、20%以上の節電も可能です。
ちなみに環境省が暖房時に推奨している20℃という温度は、室温の目安ですので
エアコンの設定温度を20℃にしよう。
ということではありません。
部屋の大きさや断熱性能によって調整しましょう。
衣類乾燥
洗濯物の部屋干しは、エアコンで乾燥しがちな部屋を加湿するのに有効です。
ただし、乾くまでに時間がかかればかかるほど生乾き臭が強くなっていきます。
ただでさえ冬は室温が低くて洗濯物が乾きにくいのに、
空気の流れがないと、湿気が留まってしまって、さらに乾きにくくなります。
この方法では、洗濯物の下の方を狙って全体的に風を当てます。
首振り機能があればここで使いましょう。
サーキュレーターの中には、衣類乾燥のために
風の強さを自動で変えながら首振りする機能があるものもあります。
ちなみに、サーキュレーターの電気代は扇風機とほぼ同じです。
一般的なサーキュレーターの消費電力は20W~30Wぐらいですので、
1時間あたりの電気代は0.6円~0.9円程度となっています。
エアコンと他の暖房器具の併用
エアコンは、動かしはじめの消費電力が多いのに
部屋が暖まるまで時間がかかるという弱点があります。
その代わり、設定温度に達してから室温をキープするのは得意で
その時の消費電力はかなり少なくてすむという特徴もあります。
なので寒い季節は、最初だけは即暖性能が高い
小型のセラミックファンヒーターなどを使って体を温めて、
30分ほどしたらエアコンとサーキュレーターの併用に切り替える。
という使い方が節電にはおすすめです。
また、空気清浄機や加湿器などとサーキュレーターを併用する場合は、
部屋全体の空気の流れを上手く活かせるような場所を考えて使うようにしましょう。
おすすめサーキュレーター
アイリスオーヤマサーキュレーターアイ DC JET
2024年モデルは、工具不要で分解してお手入れが簡単にできるようになりました。
省エネと静音性にすぐれたDCモーターを搭載、適用床面積の目安は28畳、
風量調節は8段階、左右自動首振りは3段階、上下の首振りも4段階から選べます。
シリーズ初の消灯モードと消音モードも搭載、
タイマー機能やリモコンも付いています。
サーキュレーターの掃除をしたことがある方はわかると思いますが、
背面ガードまで外せるのは本当に助かります。
9月末ごろ時点での参考価格は12,000円前後でした。
山善洗えるサーキュレーター
特徴は、工具不要で裏面ガードまで取り外しできて、
お手入れが簡単にできるところです。
DCモーター搭載で、静音・省エネ。
上下左右自動首振りもあって、リモコン付きです。
適用床面積の目安は18畳ですので、
そこまで広くない部屋で使うのにもおすすめです。
9月末ごろ時点での参考価格は8,000円前後でした。
SHARPPK-18S01
SHARP初のサーキュレーターで、色は2色から選べます。
フクロウの翼を応用したネイチャーウイングが、
効率よく風を捉えて耳障りな高音域と運転音を抑えます。
SHARPだけのプラズマクラスターNEXT搭載で、
部屋干し衣類の生乾き臭など、さまざまな臭いを抑制します。
また、こちらも工具不要で外して洗えますので、掃除が簡単にできます。
もちろんDCモーター搭載で、適用床面積の目安は30畳、
風量調節は10段階、自動首振りは左右3段階、
上下は上向きに最大90度、下向きに最大50度で3段階の設定ができます。
タイマー機能と、マグネットでくっつくリモコンも付いています。
9月末ごろ時点での参考価格は20,000円前後でした。
おまけ
今回は 秋冬のサーキュレーター活用法 暖房費を20%節約 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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