どーも、こんにちは、もしくはこんばんは。まさとパパです。
今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
家電の値引き についてお話します。
みなさん3月や9月の決算セールはお得だと思いますか❓
もちろんお得に買い物できることが多いのが決算セールなんですが、
中にはそうでもない商品もあるんです。
この記事を最後まで見ていただいて、
少しでもみなさんのお買い物が満足できるものになればうれしいです。
までお話していきますので
決算セールならお得に買い物できそうやけど、
お得じゃない商品なんかあるん?
という方や
買いたいものがあるので、お得に買う方法を教えて欲しい
という方にもオススメの内容となっています。
他にもこのブログでは知らないことで損しないための知識を
守りの知識 としてたくさん紹介していきます。
決算セール時の量販店側の都合
今回は 3つ お話します。
1、売上目標が高い
家電量販店は、前年の売上実績や店の大きさ、近くの競合他社のランク
などに応じて売上目標が決められています。
これは、月間目標、日割目標から、1時間ごとの売上目標まで決まっています。
1時間ごとにレジの売上金額をチェックした店長やフロアの責任者から
売上の進捗をチェックされるんです。
例えば10時~19時まで8時間働く間に、80万円を売り上げないといけないなら
休憩時間を除く4時間が経過した時点で40万円を売り上げていなかったら
大丈夫か〜
と、念を押されたりするんですね。色々な言い方で。
もちろん個人の売上目標だけではなくて
店舗全体としても普通の月より売り上げないといけないわけですから
決算月はいつも以上に値引きしてでも買って行って欲しい、というわけですね。
ちなみにこういう場合の家電量販店は利益率よりも売上金額、もしくは販売台数重視です。
利益率は電池や日用品など、値引きをしない小物商品でも上がりますので
売上金額や販売台数が上がるなら利益がほぼ出なくても目標のためには売ってしまいます。
2、忙しい
決算セールとなると、安くお買い物ができると期待してお客さまの来店数が増えます。
しかも、ヒマだから来たのではなく、
何かを買う目的があって来られる方も多いので店員さんは忙しくなります。
決算セールだからと言って社員さんの数が増えるわけではありませんから仕方ないですね。
忙しいと、1組のお客さまにかけられる時間も少なくなってしまいます。
売り上げの進捗を気にする責任者の方からは
回転率をあげろ~
と言った激が飛んできたりもします。
それで、どういうことが起こるのかというと、
じっくり腰を落ち着けて値段交渉ができないということになります。
通常なら「この値段で」と価格を出した後に
もう一声
とか、
あといくら
とか、交渉ができたりするんですが、
忙しいと次から次にお客さんが来るので時間をかけてはいられません。
ほうっておくと、せっかく買いに来られている次のお客さまを
接客できずに帰らせてしまうことにもなりかねないからです。
となると、2度3度値段を交渉してくるお客さまは
「じゃまた来てください(次のお客さんがいるんで)」
で済まされてしまうというのもチラホラ見かけます。
3、ナンでもカンでもは安くならない
決算セールで量販店側が売りたいのは、発売されたばかりの新モデルではなく、
新商品が出る前後に製造が終了する旧モデルです。
新モデルがどんどん入荷するので、早く旧モデルを売り切って、
売り場のスペースを空けたいんですね。
メーカーさんとしても、新モデルは売りたいけど、値段を下げてまでは売りたくない。
それより旧モデルを早く売り切ってしまわないと新モデルの展示スペースが作れない。
ということで、決算セールで安くなるのはモデルチェンジが近い商品の旧モデルです。
やっぱり『家電がお得に買えるのは、新モデルが出る前後の旧モデル』なんですね。
ここにセールが重なると、更に値引きできる可能性が高くなるということになります。
具体的には、3月はTVや冷蔵庫など、春に新モデルが出る商品が狙い目です。
秋に新モデルが出る商品は9月の中間決算が狙い目ですね。
家電のお得な買い方
今回は5つお話します。
が、その前に値引きについての基本情報を2つお話ししておきます。
値引き幅とオリジナルモデルです。
実は家電はジャンルによってかなり値引き幅が違います。
具体的にはエアコン・冷蔵庫・洗濯機などといった白物家電の方が
TV・レコーダー・オーディオといった黒物家電より値引きできる金額が大きいです。
ただし、あくまで一般的には、ですので例外はあります。
あと、春によく売れるパソコンに関しては、値引き幅が小さい上に
パソコン単体での利益率はマイナスの場合も多いそうです。
なので、有料の初期設定サポートやインターネット回線などの案内をして
なんとか利益を上げようとするんですね。
基本情報のもう1つ、オリジナルモデルは
通常のカタログには載っていない各量販店独自のモデルのことです。
メーカーと協力して通常モデルに一部機能を追加したり、
もしくは一部機能を外したりして特別な型番のものを作るんです。
このオリジナルモデルは、
他社で競合する製品が無いため、基本的にほとんど値引きができません。
量販店のライバルは量販店ですので
他で売っていなければ値段の下がりようが無いんですね。
ただし、本当に売れ残った場合はものすごく安い値段で売っている場合もあります。
家電のお得な買い方① まとめ買い
家電量販店はとにかく在庫を減らしたいという習性があります。
なので商品を 2つ 3つ まとめて買ってくれるなら値引きもしやすいんですね。
典型的なのがエアコンです。
2台目なら何%オフ、3台目半額など交渉しなくても安く買えたりします。
配送と工事を同じ場所でできるというメリットもありますので
エアコンは複数台買うなら交渉しなくても安くできるんですね。
配送や設置が無い商品でも、まとめ買いは有効です。
例えばTVと一緒にレコーダーを買ってくれるなら、
どちらか1台だけ買うより安くなったりします。
2つをそれぞれ値引きするより、片方に多めにポイントを付けて、
そのポイントを使ってもう片方を買うようにした方がトータルで安くできたりもします。
ポイントの使いまわしはできませんが、例えば友人やご家族で一緒に買いに行って
同じ商品を2台買ったりするのも有効です。
誰が使おうが、お店側から見れば1回の接客で2つの商品が売れるわけですから
値引きがしやすくなるのは当然ですね。
ただし、違う住所への配送・設置が伴う場合は一緒に買う効果は薄くなります。
家電のお得な買い方② 価格.com
以前の動画では、ネット最安値で交渉するのは良くないとお話させてもらいました。
が、今はもうお店側も価格.comを参考にして
値引きを決めたりするのは当たり前になっています。
ただし、実店舗の無い業者の最安値を基準には値引きができないのは変わりありません。
店舗を構えて人を雇って接客する分、費用がかかっていますので
ネット価格に完全には対応できないのは仕方がないことですね。
量販店のライバルは量販店ですので、
実店舗のある量販店のネット価格には
よほどのセールでもない限りは合わせられることが多いです。
価格.comの大手量販店価格から交渉して、
それより安くできたら値引きは成功と言えます。
家電のお得な買い方③ ヒマな時間に行く
先ほどの内容と重複しますが、忙しい時は次から次にお客さんが来ますので
1組の接客に時間をかけられなくて、値引きの交渉時間があまり取れません。
逆に、ヒマな時間に行くことができれば
お店側はそのお客さんを逃がしたら売り上げが上がらないわけですから
値引きしてもらいやすくなります。
特に土日祝日はただでさえ売上目標が高いので、お客さんが少ない日に接客していると
売り逃すなよ~
買ってもらえよ~
というプレッシャーがすごいです。
まさとパパのようなインターネット屋さんや、メーカーのヘルパーさんが接客していると
量販店の社員さんの中でもよく売れる方がスグに接客を替わりにきたり、
スグ後ろで値段や在庫を即調べてくれるなど、手厚いフォローをしてくれたりします。
ヒマな日というのはなかなか狙って行けるものではありませんが
大雨の日とか、お花見などの行楽シーズンの天気の良すぎる日
などは、お客さんが少ないことが多いです。
朝開店してすぐは、まだその日の売上げがどんな風に推移するかわかりませんので
ヒマそうな日の夕方近くあたりからが狙い目です。
家電のお得な買い方④ カードやアプリ
家電量販店はどこでも、自社のクレジットカードや自社のアプリ
の会員になってもらおうと努力しています。
その方が次も買ってくれる可能性が高くなるからですね。
値段交渉をしていると
このクレジットカードに申し込みしてくれたら
とか
アプリの会員登録をしてくれたら
とかの条件付きで値引きをしてくれることがあります。
カードを申し込みする時や、アプリの登録をする時に、
店舗コードや従業員コードを入力してもらうので、
どこの店舗で何件登録されたかは管理されていて、それが成績にもなってるんですね。
もし、クレジットカードやアプリを条件に値引きができるなら積極的に利用していきましょう。
たまに、来てる家族分アプリを登録するからと値引き交渉をする強者もいますが
これも場合によっては有効だったりします。
ただし、忙しい日や店によっては
アプリより売上げが優先だったりするので、通用しないこともあります。
家電のお得な買い方⑤ 感情の部分
家電量販店の店員さんも人間ですので、イヤなお客さんの値引きなんかしたくないんです。
具体的には、ネット最安値の値段ありきで交渉してくる、
商品の説明をしている時の聞いている態度が悪い、
値引きして当然かのような高圧的な態度で接してくる、などですね。
よほど売上げ目標が厳しい時は別ですが、
態度の悪いお客さんは値引きしない
と公言している社員さんも居るぐらいでした。
そういった方に値引きをしてしまうと、
今後も色々と要求されて、いいことは無い。
というのが経験からあるそうです。
逆に、
お兄さん(もしくはお姉さん)
の説明わかりやすかったわぁ
などと接客を褒められると
ちょっと値引き頑張ろうっかな~
と思ってしまうのも人間ですよね。
あと、感情の部分でもう1つ、値段交渉する時には
「もうちょっと」とか、「あと少し」などの言い方だと、
いくらまで下げたら買ってくれるかわかりません。
それを、その都度フロアの責任者などに
確認しに行かないといけないのはけっこうツライです。
もし、本当に買うつもりがあって値段交渉をしているのであれば、
いくらまで下げてくれたら買う
とハッキリ言っていただいた方が
値引きの話を責任者に持っていきやすく、交渉もスムーズに進みます。
その方がお互いスッキリしますよね。
お値段以外のお得情報 2つ
ポイント
1つは、量販店のポイントでもらった方が
ポイント無しで値引きしてもらうよりもお得ということです。
よく
ポイントは要らないからその分値引きして
と言うお客さんは居るんですが、そうすると、
ポイントでもらった時より確実にお得は減ります。
素直にポイントでもらって、電化製品を買う予定がなければ
日用品なども売っている量販店は多いですから、そちらで有効期限までに活用しましょう。
ただし、量販店によってはポイントが無いところもあります。
販促品
もう1つは、販促品をもらうことです。
いわゆる、「なんか付けて」ですね。
量販店にはメーカーさんが置いてくれている販促品がけっこうあります。
洗剤だったり、タオルだったり、USBメモリだったり、印刷用紙だったりですね。
あと、量販店側でもラップなどの来店記念品の残りがある場合もあります。
これは店にもよりますが、TVや冷蔵庫など、配送・設置の書類をカウンターで書いたあと
紙袋いっぱいにあふれんばかりの販促品をプレゼントしているのもよく見かけました。
販促品でネット価格との差が埋まることも十分ありえます。
おまけトーク
以上、家電値引き2022 決算セールはお得❓ 量販店側の都合 でした。
最近は価格.comがあるおかげで、買い回りをする必要がほとんど無くなりました。
買い回りと言うのは、
量販店を何カ所も回って、値段を調べて一番安いところで買うことです。
今はコレをすると、時間も労力も無駄に使ってしまうことになります。
ただ、やっぱりネットだけで買い物をすると、
実際の大きさや重さ、使ってみた感じ、などがわかりませんので、
量販店で実機を触ってみることをオススメします。
お引越しなどでたくさんの家電をまとめて買う場合は
まだ買い回りが有効な時もあります。
1つ1つの家電が価格.comの大手量販店価格よりも安くなる場合ですね。
ただこれも最近は見積書自体を渡さないようにしているというお店が
都心部を中心に増えてるそうなので、カタログに金額をメモするなどで対策しましょう。
あと、戸建てにお引越しの方はインターネットの申し込み時期にも注意が必要です。
マンションの場合は部屋まで来ている線に装置を付けるだけのことが多いので
申し込みから1週間~遅くても2週間ぐらいでネットが開通しますが、
戸建ての場合は、外から光ファイバーを引き込む工事が必要になりますので
平均で申し込みから1ヵ月程度、引っ越しシーズンなどで混んでいたら2ヶ月以上
かかる場合もあります。
お引越し予定がある方は気をつけましょう。
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お金の話チャンネルの方では家電以外のお話もしています。
それと、まさとパパのTwitter・Instagram・Facebook・LINEスタンプもあります。
良かったら見にいってみてください。
では今回は以上です。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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