この記事にはアフィリエイトリンクが含まれています

失敗しない【エアコン】選びの基準とは?知っておきたいポイント

エアコン・空気

今回は、家電量販店歴10だった まさとパパが

エアコンの選び方と買い時についてお話していきます。

畳数の目安

なぜ8畳用12畳用のエアコンがいらないのか、まずは畳数の目安についてお話します。

 

エアコンを買いに行くと、最初に

何畳用ですか

と聞かれることが多いと思います。

エアコンの能力を十分に活かして、しかも効率よく使うためには

当然、部屋の大きさに合ったものを選ばないといけません。

 

店頭表示カタログでも、木造で何畳・鉄筋で何畳という目安が書いてありますよね。

でも実はこの畳数表記の基準は、

1964年に制定されたまま今まで全く見直しがされていないんです。

2013年に一部の表記の仕方が改正されましたが、畳数表記の基準は変わらなかったんですね。

 

50年以上前の住宅が基準ですから、今の断熱性能が高い戸建てマンションなら

畳数で合わせるとオーバースペックでもったいないことになってしまうこともあります。

かと言って、断熱性能が高いから

20畳の部屋に6畳用のエアコンでも大丈夫

というわけにもなかなかいきません。

 

畳数表記はあくまでも目安として、

日当たりとか、料理をするとか、人数が多いとか、最上階に住んでいるとか、

部屋の広さ以外の条件も合わせて考えないといけないんですね。

ちなみに家電量販店では、

実際の畳数より大きめにしといた方がいいですよ

と言われることが多いです。

これはもちろん売り上げの単価アップのためということもありますが、

それだけではありません

新しいお家だったら小さめのエアコンでも大丈夫ですよ 

とすすめて、万一効きが悪かったらクレームにもなりますし、

何よりお客様にご迷惑をかけてしまうことになるからなんです。

中にはお客様が

何畳です

と言った大きさより畳数の小さいものをすすめてはいけない決まりになってるお店もあるそうです。

 

新築で注文住宅を建てるような場合なら、設計士さんや建築の業者さんに聞けば

断熱性能に合った最適なエアコンの畳数を教えてもらえるかもしれません。

でもそういうことは人生に1度あるかないかのことで、めったにないですよね。

最大能力値を見る

では、目安になる畳数表記以外でどこを見ればいいのかというと、

それは、冷房・暖房の最大能力値です。

この数値がエアコンの強さになります。

エアコンの強さは3段階のみ?

実は、ほとんどのエアコンは、この強さが3段階しかありません

なのでほとんどの場合、8畳用12畳用はいらないということになります。

もちろん中には畳数の種類が10種類以上というモデルもありますので、

全てのモデルが3段階だけというわけではないですが、その場合でも見るべきポイントは同じです。

実際のカタログで見ていきます。

こちらは、あるメーカーさんのあるモデルのカタログ内容です。

まず、6畳用8畳用の暖房能力を見てみます。

大きな数字としては2.5kW2.8kWで違うように見えますが、

最小値が0.3で同じ、最大値も5.75.8でほぼ変わりません。

暖房ですので、寒い部屋でエアコンをつけてスグの最強で暖めようとしている時が最大値

部屋が温まってきてゆるく室温キープだけしている時が最小値ですね。

消費電力は、最小が110Wで最大が1490Wなのは同じなのに

大きな数字は430W490Wになっています。

これは、同じ能力で部屋を暖めようとしたら6畳よりも8畳の方が

最大値で運転をしている時間が長くなるから電気代はかかるということですね。

 

冷房能力についても大きな数字は違っても、最小値が同じで、最大値もほぼ同じです。

実は、冷房能力の数値は製品の型番に入っていますので

ほとんどのエアコンはソフト側でリミッターをつけて冷房能力で差を出しているそうです。

要するに、このモデルでは6畳用と8畳用はほぼ同じ能力なのに、

メーカーさんのカタログ価格で4万円も値段が違うということになります。

3つのモデルで比べてみる

同じように、10畳用・12畳用・14畳用を比べてみましょう。

10畳用12畳用暖房能力と消費電力は最小値も最大値も全く同じ

冷房能力も最小値は同じで最大値が少し違うだけです。

この4.1kW4.2kWとの違いを少しと言っていいのかどうかは、

同じ2畳違い14畳用の最大値が5.5kWですからその差を見てもらえればわかると思います。

このモデルに限らず、ほとんどのエアコンは14畳以上からは電源が200Vになります。

電圧が上がって最大消費電力も大幅に上がりますが、

省エネ性能も大幅に良くなりますので、期間消費電力は14畳用の方が少ないですね。

要するに、12畳用で100Vよりも14畳用で200Vの方が、

冷房能力も暖房能力も上がって、早く部屋を冷やしたり暖めたりできる上に

電気代もトータルでは安くなるということになります。

しかも、よく軽自動車で高速道路を走ることに例えられるように、

能力に余裕のない運転は機械の寿命を縮めます

これで値段差が10畳用と12畳用、12畳用と14畳用で同じ3万円だとしたら

もう12畳用を選ぶ理由は無いと言ってしまってもいいかもしれません。

実際は、10畳用と12畳用はほぼ同じ物ですので、

値段は12畳用の方が下がりやすい傾向にあります。

でも下がっても10畳用とほぼ同じ能力ですからね。

ちなみに、100Vから200Vへの電圧変更は、

ブレーカーが対応していればエアコン工事と同時に1万円前後でできます。

対応しているかどうかわからない場合は、

ご自宅のブレーカーの写真を撮ってお店で相談してみましょう。

3段階ではない場合でも

モデルによっては、14畳用でも100Vのものや、

10畳用や12畳用でも200Vのものがある場合があります。

この場合でも見るべき数字は大きく書かれた数字ではなくて、能力の最大値です。

 

せっかくエアコンを買うなら、

ほぼ同じ能力で型番が違うだけの物に高い金額を払わないようにしたいですね。

エアコンの買い時

2021年の内閣府による消費動向調査では、

エアコンの使用年数は平均で13.2年だったそうです。

せっかくエアコンを買い換えるならお得なタイミングで買い換えたいですよね。

 

エアコンの買い時はモデルの発売時期によって年に2回あります。

上位モデルであれば、エアコンの繁忙期が終わった8月末以降から、

スタンダードモデルであれば、年末~1月以降からが買い時になります。

ただし、年によって在庫状況は違ってきます。

2023年4月初めに聞いたところでは、

今年はまだ2022年モデルの在庫がけっこう残っているそうです。

 

ちょうど4月10日は試運転の日だったそうですので暑くなる前に試運転をしてみましょう。

10年を超えたエアコンで動きが怪しい場合には、買い換えを検討するのがおすすめです。

三菱電機さんのアンケートでは、夏場、故障によりエアコンが使えず困った経験がある

と回答した方は27.2%だったそうです。

エアコンの相談件数は6月~8月が多く、

7月は4月の約2.6倍にもなるという結果もあります。

繁忙期にエアコンを買い換えるのはおすすめできませんので、

この夏に買い替えを予定している方は、早めに家電量販店に足を運んでくださいね。

夏に買ってはダメ【エアコン】エントリー・中級モデルは3月までが狙い目です
繁忙期にエアコンを買ってイイことはほぼありません。

おまけ

今回は エアコン8畳用と12畳用がいらない理由 でした。

 

エアコンは夏でも冬でもサーキュレーターを併用することで節電することができます。

具体的な使い方についてはこちらの記事も見てくださいね。

年中快適で節電【サーキュレーター】使い方とおすすめ、扇風機とのちがい
サーキュレーターを使って年中快適に過ごしましょう。

これからも、

知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。

宣伝

今回の動画 →

今回の音声配信 →(stand.fm

 

まさとパパのYouTube:

  

まさとパパの各種SNS:

   

↓ここから買い物していただけるとうれしいです

 

タイトルとURLをコピーしました