今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
プリンターの 互換インク についてお話します。
互換インクとは
互換インクというのは、
プリンターを作っていないメーカーさんが出しているインクのことです。
プリンターを作っている、Canonさん、EPSONさん、brotherさんなどが
出しているインクは純正インクと言われていて、もちろんメーカーさんはこちらを推奨しています。
純正インクのメリット
メーカー保証が受けられる
プリンターは、ほとんどの家電と同じようにメーカーさんの1年保証が自動的に付いています。
使い始めの初期不良から、しばらく使ってからの故障まで、
1年以内なら無料で交換もしくは修理をしてくれます。
また、購入されるお店や、メーカーの方でも3年~5年の延長保証というのもあります。
純正インクを使い続けていれば、この保証が受けられますが、
互換インクを使用した場合は、受けられなくなります。
発色がキレイ
メーカーさんのHPにも「プリンター本来の性能を発揮できるのは純正品だけ」
と書いているように、
純正インクで印刷した写真と、互換インクで印刷した写真を
並べて比べるとやっぱり発色が違うことが多いです。
全体的に白っぽかったり、赤や青が紫に近くなってしまったりします。
保存性
プリンターのインクは光に当たり続けるとじわじわと色あせていってしまうんですが
純正インクと純正用紙を使えばそれがかなり守られます。
例えば、EPSONさんはつよインクという名前で、
アルバム保存なら200年色あせないとしています。
互換インクでここまでの保存性を謳っているメーカーさんはさすがにありません。
純正インクのデメリット
純正インクのデメリットは、1つだけ、値段が高いことです。
実は、プリンターのインク容量は公式に発表されるようになってきています。
型番が変わるたびに小さくなっている気がするんですが、
容量自体は増えていることもあるようです。
それでも割安になる増量タイプだと1本1,000円以上することもザラにありますので、
一説によるとプリンターのインクは、輸血用の血液よりも高いと言われています。
互換インクは安心なのか
互換インクの場合は、純正インクのメリットとデメリットが逆になります。
メリットは安いだけで、
デメリットとしては
メーカーさんの1年保証も延長保証も使えませんし、
発色は並べて比べるとわかるぐらいの違いがありますし、
保存も100年単位ではとてもできません。
じゃあやっぱり、高くても純正インクを使った方がいいのか
と言うと、そうとも言いきれないことの方が多いと まさとパパ は考えています。
保証について
互換インクやリサイクルインクでは、プリンターのメーカーさんとは別に、
独自でプリンター本体の保証をしているところが増えてきています。
修理代金の全額負担や、代替器での保証をしてくれます。
中にはプリンターの購入から5年も保証してくれるところまであります。
発色について
もちろん並べて比べたら純正インクの方がキレイに出るのは間違いないんですが、
並べて比べることなんて実際にありますか?
ということなんです。
写真をキレイに印刷したい場合は別の話になりますが、
キチンとカラーで印刷できていれば、
単独で見て色がおかしいとまで分かる方はほとんどいないと思います。
ちなみに
写真印刷ならネットプリントがおすすめです。
例えば、しまうまプリントさんなら、
1枚7円~で自宅にでも別の住所にでも、ちゃんとキレイな写真を送ってくれます。
送料が別途130円~かかりますが、
それでもL版写真なら、10枚で220円、20枚で310円、50枚でも580円で送れます。
↑まさとパパが監修で参加させてもらっている インクGメン のサイト
保存について
今時、写真を印刷すること自体が珍しくなっている上に、
それを更に
100年単位で保存したい
という方がどれぐらいおられるでしょうか。
今なら写真はデータで保存しておけば、色が変わるようなことはほぼありません。
クラウドでのデータ保存ならパソコンでもスマホでも好きな時に見ることができますね。
利用者の増加
互換インクを使っている方は、年々増えています。
あるメーカーさんの2014年のデータでは
22%~23%の方が互換インクを使用しているということでした。
1週間ほど前にYouTubeのコミュニティでアンケートを取らせていただいたところ、
プリンターを使っている方の約4割が互換インクを使っているとのことでした。
(集計まで約1日で500件を超える回答をいただきありがとうございます)
量販店で売り場の店員さんに聞いたところでも、
純正インクと互換インクの割合は、6対4ぐらいの感覚
とのことでした。
プリンターの購入とセットで買う場合はやっぱり純正インクがほとんどで、
インクだけなら60代以上の年配の方ほど純正インクを買っていかれる方が多くて、
若い世代になるほど互換インクを買っていかれる割合が増えているようだということです。
ちなみに
ふるさと納税の返礼品にも互換インクがあります。
山梨県南アルプス市では、リサイクルインクの jit さんのインクが返礼品で選べます。
リサイクルインクというのは、
互換インクの中でも、使用済みのカートリッジを回収してきて、
そこに自社のインクを入れなおして販売しているものです。
純正インクを返礼品にしているところもありますので、
信用度とか認知度というのはほぼ変わらなくなってきているのかもしれませんね。
裁判での判例
互換インクには裁判のお話がつき物です。
2020年にリサイクルインク業者さんがプリンターメーカーさんを
独占禁止法違反だと訴えていたり。
2021年には純正品のインクカートリッジだけしか使えないようにしたのは、
独占禁止法違反にあたると認められて、賠償金の支払いを命じたという裁判があったり。
ちょっと調べればたくさんの事例が出てきます。
最近は、互換インクやリサイクルインクの業者さんに
有利な判断が出ていることが多くなってきています。
これももしかしたら、互換インクを使う方が増えている理由かもしれませんね。
互換インクのおすすめ3社
最近は、安かろう悪かろうの互換インクはあまり見かけなくなってきましたので
だいたいは大丈夫なんですが、それでも互換インクのメーカーさんは選んだ方がいいです。
プリンターが目詰まりして壊れたという話はよくありますが、
やっぱり使うメーカーさんによって目詰まりの可能性は違ってくるようです。
ただし、純正インクを使っていても使用条件によっては詰まりやすくなります。
インクジェットプリンターは、インクの吹き出し口がスプレーみたいになっていますので、
何か月も放置してると乾燥して吹き出し口が固まってしまうんですね。
コレを予防するためには2週間に1回か、ムリでも月に1回ぐらいは、
印刷しなくてもいいので電源を入れて欲しいそうです。
電源を入れるとプリンターのヘッドが動いて軽くヘッドクリーニングをして
インクを少し捨てて固まるのを防いでくれます。
だいたい週に1回程度少し印刷するぐらいがプリンターが一番長持ちするみたいです。
まさとパパの家のプリンターは2015年モデルなんですが、
月に数回程度しか使わないので、なかなか壊れてくれません。(←早く新しいのに買い替えたい)
インク革命
インク革命さんは互換インクのランキングで高い満足度があります。
プリンター本体の故障にも1年間の保証が付きます。
あと、配送も早いです。
ほとんどのエリアで19時までの注文なら翌日に配達してくれます。
EPSONダイレクト価格で7,600円前後の6色増量パックが
インク革命さんだと、3,990円で買えます。
値段は互換インクとしては最安の部類には入りませんが、
初めて互換インクを買ってみる
という方でも安心のメーカーさんです。
まさとパパもいつもインク革命さんでインクを買っています。
インクナビ
正常稼働率99.9%とHPに載っているので、安心感があります。
プリンター本体の保証では、新品提供か修理代保証を選べます。
と正直に書いてあるところも好感が持てます。
EPSONダイレクト価格で7,600円前後の6色増量パックが
約半額を売りにしているインクナビさんだと、3,555円で買えます。
こちらも初めて互換インクを買うような方にオススメできるメーカーさんです。
プレジール
エディオンさんのオリジナルインクとしても販売しています。
こちらでは初回限定のU-NEXTポイントの特典も付いています。
購入後3年以内のプリンターを保証しています。
EPSONダイレクト価格で7,600円前後の6色増量パックが
プレジールさんだと、4,980円で買えます。
ネットではなく、実店舗で買いたい方におすすめです。
その他の家電量販店でも、互換インクメーカーさんと提携したオリジナルインクがあります。
おまけ
今回は 規格外!?実は安心!?プリンター互換インク3選 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
取材協力
今回も取材協力ということで、
エディオンなんば本店さんでお話を伺わせていただきました。
エディオンなんばちゃんねる さんのYouTubeもよろしくお願いします。
では今回は以上です。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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