今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
Wi-Fiルーターについて初心者でもわかるようにお話します。
Wi-Fiの種類
Wi-Fi(ワイファイ)は、パソコンやスマートフォンなどを
インターネットに接続するための 無線LANの国際標準規格 です。
Wi-Fiの規格はだいたい5年に1回新しいものが出てきます。
もちろん新しいものほど最大通信速度が速いです。
しかも、下位互換性がありますので、
新しい規格に対応しているWi-Fiルーターは、古い規格の端末とも通信できます。
ただし、新しい規格の速い電波はスマホやパソコンなどの
受信する側も対応していなければ使えません。
最新規格のWi-Fi7に対応しているルーターは、
値段が下がってきて1万円前後で買えるものもありますので、
受信できる端末を持っているなら検討してみてもいいぐらいになってきました。
iPhoneなら16eを除く16シリーズ、
Google Pixelなら9aを除く9シリーズなどがWi-Fi7に対応しています。
ただ、値段の安いWi-Fi7対応ルーターは、6GHz帯が非対応のものがほとんどで、
6GHz帯まで対応しているものはやっぱりまだ高いです。
6GHz帯で電波干渉を受けにくくするなら
Wi-Fi6E対応ルーターを選んだ方がいいかもしれません。
そして、コスパ重視ならWi-Fi6対応ルーターもまだまだおすすめです。
今から買うなら、Wi-Fi5までしか対応していないルーターはおすすめしません。
Wi-Fiルーターの選び方
使う場所の広さ
ご自宅や事務所の間取りによってWi-Fiルーターの強さを決めます。
2階建てなのか3階建てなのか、マンションなら2DKなのか3LDKなのか、とかですね。
Wi-Fiルーターは置く場所によっても電波の強さに影響が出ます。
基本的には家の中心に置くのが一番です。
Wi-Fiの電波は壁などの障害物があると弱くなってしまいます。
石膏ボードはまだマシなんですが、
コンクリートの柱は鉄筋が入っていて電波をさえぎってしまいますし、
土壁も電波を通しにくいです。
また、水槽などが近くにあると電波は飛びにくくなります。
棚の中やTVの後ろは電波がさえぎられて良くないですし、
家電の中でも特に電子レンジやコードレスの電話機など
電波を発生させるものの近くもできるだけ避けるのがおすすめです。
それと、WiFiルーターを置く高さも重要です。
床にそのまま置いてしまうと、それだけで電波は飛びにくくなります。
インターネットの回線が来ている場所によっては
隅の方しか置けない場合もあると思いますが、その場合は長めのLANケーブルを用意して、
ピンでとめられる棚などに置いたりして見通しを良くするのがおすすめです。
置き場所が工夫できない場合は、箱に書いてある目安が
実際の部屋より広いものを選ぶか、後でお話するメッシュWi-Fiを検討しましょう。
接続台数
最近はスマホやパソコンやゲーム機だけではなく、TVもネットに繋ぐことが多いです。
他にもエアコンやオーブンレンジ、冷蔵庫や洗濯機なども
ネットにつながるようになってきていますので、接続台数は増える一方です。
接続台数はギリギリではなく、余裕をもったものを選びましょう。
Wi-Fiルーターの箱で一番気になるのは、4803+1147とか書いてある数字ですよね。
これは、5GHzと2.4GHzのそれぞれの周波数帯の通信速度にアンテナの本数をかけたものです。
基本的に、アンテナの数は多ければ多いほど通信速度は速くなって、
より遠くまで電波が届くようになります。
この数字の大きさが、そのまま接続台数に影響しています。
ちなみに、アンテナには内蔵アンテナと外部アンテナがあります。
内蔵アンテナは360度ほぼ均一に電波を飛ばすように設計されていますが、
外部アンテナだと少しだけ指向性が出せますので、
飛ばしたい方向によって調整することができます。
Wi-Fiの電波の強さは、Wi-Fiミレルなどのスマホアプリで数字で確認することもできます。
メッシュWi-Fiとは
メッシュWi-Fiは、Wi-Fiルーターが1つでは電波が届きにくい場所に電波を届けたり、
数多くの端末を接続する場合の安定性を高めるためのものです。
電波を遠くに届けるための通常の中継器との違いは、
電波状況に合わせて自動でスムーズに接続先を変更してくれることです。
通常の中継器の場合は、先につながった方の電波のままになることが多いので、
接続先を手動で切り替えないといけない場合があります。
今から買うならただの中継器ではなく、メッシュWi-Fiに対応したものがおすすめです。
中継器単体で買わなくても、
買い換え前のWi-FiルーターがメッシュWi-Fiに対応していれば、
新しいWi-Fiルーターと一緒にメッシュWi-Fiを構築することもできます。
おすすめWi-Fiiルーター
ZTE Sora AX3000
5GHz帯が2402Mbps、2.4GHz帯が574MbpsのWi-Fi6対応ルーターです。
有線の入出力はそれぞれ最大1Gbpsまで、5本の内蔵アンテナが特徴です。
ビームフォーミングで、対応している端末にめがけて電波を送信。
離れた場所でも通信が安定して、速度の低下をやわらげることができます。
もちろんメッシュWi-Fiにも対応しています。
2025年6月の発売で、8月末時点での参考価格は6,980円でした。
3階建て・4LDKまで対応でこの値段ならかなりコスパがいいと言えるでしょう。
壁掛けができる薄型の ZTE Kumo AX3000 もあります。
TP-LinkArcher AXE5400
6GHzを含めた3つの周波数帯が使えるWi-Fi6E対応ルーターです。
2.5Gbpsで通信可能なWAN/LANポートを搭載。
年々普及が進む1Gbps超えの高速通信サービスにも対応できます。
手軽にメッシュネットワークを実現できるEasyMeshにも対応。
もちろんビームフォーミングも搭載しています。
2023年10月の発売で、8月末時点での参考価格は13,000円前後でした。

マンションで電波が混雑してるから電波干渉を受けにくくしたい。
という方におすすめです。
BUFFALO AirStationWSR3600BE4P
5GHz帯が2882Mbps、2.4GHz帯が688MbpsのWi-Fi7対応ルーターで、
本体はかなりコンパクトです。
6GHz帯は対応していませんが、
Wi-Fi 7の新機能、MLO(Multi-Link Operation)で通信速度が安定・向上。
Wi-Fi6よりも最大速度が速いです。
バンドステアリングLiteとビームフォーミングも搭載。
EasyMeshにも対応しています。
2025年6月の発売で、8月末時点での参考価格は10,000円前後でした。
ほぼ10,000円で買えるWi-Fi7として、家電批評の上半期ベストバイにも選ばれています。
おまけ
今回は 初心者でもわかる【Wi-Fiルーター】選び方とおすすめ 3選 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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