今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
WiFiルーター について初心者でもわかるようにお話します。
Wi-Fiの種類
Wi-Fiというのは、無線LANに関する登録商標のことです。
インターネットに無線でつなぐための世界共通規格になります。
Wi-Fiの規格はだいたい5年に1回新しいものが出てきます。
もちろん新しいものほど最大通信速度が速いです。
しかも、下位互換性がありますので、
新しい規格に対応しているWi-Fiルーターは、古い規格の端末とも通信できます。
ただし、新しい規格の速い電波は
スマホやパソコンなどの受信する側も対応していなければ使えません。
2023年末に新たに認可されたWi-Fi7は、
受信できる端末がまだ少ないのと、
値段がまだ高いので今はまだおすすめではありません。
今買うのであればWi-Fi6かWi-Fi6Eに対応したWiFiルーターがおすすめです。
6と6Eの違いは、6Eの方では使える周波数帯が追加されたので
電波干渉を受けにくくなっていることです。
Wi-Fiルーターの買い替えは4年から5年が目安と言われていますので、
もう1つ前の規格のWi-Fi5までしか対応していないWi-Fiルーターは
今からは選ばない方がいいでしょう。
Wi-Fiルーターの選び方
使う場所の広さ
ご自宅や事務所の間取りによってWi-Fiルーターの強さを決めます。
2階建てなのか3階建てなのか、マンションなら2DKなのか3LDKなのか、とかですね。
Wi-Fiルーターは置く場所によっても電波の強さに影響が出ます。
基本的には家の中心に置くのが一番です。
Wi-Fiの電波は壁などの障害物があると弱くなってしまいます。
柱がない壁はまだマシなんですが、
コンクリートの柱は鉄筋が入っていて電波を通しにくいですし、
土壁も電波をほとんど通しません。
また、水槽などが近くにあっても電波は飛びにくくなります。
TVの後ろや棚の中などはもちろん電波がさえぎられます。
家電の中でも特に電子レンジやコードレスの電話機など
電波を発生させるものの近くもできるだけ避けるのがおすすめです。
WiFiルーターを置く高さも重要です。
床にそのまま置いてしまうと、それだけで電波は飛びにくくなります。
インターネットの回線が来ている場所によっては
隅の方しか置けない場合もあると思いますが、
その場合は長めのLANケーブルを用意して、
ピンでとめられる棚などに置いたりして高さを出して見通しを良くするのがおすすめです。
置き場所が工夫できない場合は、箱に書いてある目安が
実際の部屋より広いものを選ぶか、後でお話するメッシュWi-Fiを検討しましょう。
接続台数
最近はスマホやパソコンやゲーム機だけではなくて、
TVもネットに繋いでいる方が多いです。
他にもエアコンやオーブンレンジ、冷蔵庫や洗濯機なども
ネットにつながるようになってきていますので、接続台数は増える一方です。
接続台数はギリギリではなく、余裕をもったものを選びましょう。
Wi-Fiルーターの箱で一番気になるのは「4803+1147」とか書いてある数字ですよね。
これは、5GHzと2.4GHzのそれぞれの周波数帯の通信速度にアンテナの本数をかけたものです。
基本的に、アンテナの数は多ければ多いほど通信速度は速くなって、
より遠くまで電波が届くとされています。
この数字の大きさが、そのまま接続台数に影響しています。
ちなみに、アンテナには内蔵アンテナと外部アンテナがあります。
内蔵アンテナはほぼ360度均一に電波を飛ばすように設計されていますが、
外部アンテナだと少しだけ指向性が出せますので、
飛ばしたい方向によって調整することができます。
Wi-Fiの電波の強さは、Wi-Fiミレルなどのスマホアプリで数字で確認することもできます。
メッシュWi-Fiとは
メッシュWi-Fiは、Wi-Fiルーターが1つでは電波が届きにくい場所に電波を届けたり、
数多くの端末を接続する場合の安定性を高めるためのものです。
電波を遠くに届けるための通常の中継器との違いは、
電波状況に合わせて自動でスムーズに接続先を変更してくれることです。
通常の中継器の場合は、接続先を手動で切り替えないといけない場合があります。
今から買うならただの中継器ではなく、メッシュWi-Fiに対応したものがおすすめです。
中継器単体で買わなくても、
買い換え前のWi-FiルーターがメッシュWi-Fiに対応していれば、
新しいWi-Fiルーターと一緒にメッシュWi-Fiを構築することもできます。
おすすめWi-Fiiルーター
特に3つ目はかなりコスパがいいですよ。
BUFFALO AirStationWSR-5400XE6
6GHzを追加して3つの周波数帯に対応したWi-Fi6E対応ルーターです。
バンドステアリングLiteで3つの周波数帯の電波強度を判断して自動で切替を行います。
ビームフォーミングで、対応している端末にめがけて電波を送信。
離れた場所でも通信が安定して、速度の低下をやわらげることができます。
また、2.5Gbpsで通信可能なINTERNETポートを搭載。
年々普及が進む1Gbps超えの高速通信サービスにも対応できます。
手軽にメッシュネットワークを実現できるEasyMeshにも対応。
後からでも機器を追加することでメッシュWi-Fiを構築②することができます。
2023年8月の発売で、8月末頃のネット参考価格は15,000円前後でした。
NEC AtermWX5400T6
こちらも3つの周波数帯に対応したWi-Fi6E対応ルーターです。
バンドステアリングで混雑していない周波数帯を自動選択。
さらに、オートチャネルセレクトで電波状況の良いチャネルに自動切り替えもします。
また、ビームフォーミングで距離が離れても速度の低下をやわらげます。
通信の優先順位を設定できるQoS(Quality of Service)も搭載。
通信速度を落としたくないネットワークゲームなどに使えます。
メッシュ中継機能で、後からでも機器を追加してメッシュWi-Fiを構築することもできます。
2024年5月の発売で、8月末頃のネット参考価格は17,000円前後でした。
TP-Link ArcherAX23V
1201+574のWi-Fi6対応ルーターです。
Amazon限定モデルですが、価格.comの売れ筋ランキング1位でした。
2023年9月頃の発売で、8月末頃の参考価格は驚異の4,000円前後でした。
この値段でビームフォーミングがついていて、EasyMeshにも対応しています。
もうそれほど広くない範囲や、
EasyMeshの中継器ならこれでいいんじゃないかと思います。
おまけ
今回は これでいい WiFiルーター おすすめ3選 でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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