今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
Wi-Fiルーターについてお話します。
Wi-Fiルーターの規格
WiFiルーターは、だいたい5年に1回ぐらいで新しい規格が出ます。
日本国内では2022年にWi-Fi6の拡張版、Wi-Fi6Eが出たばかりでしたが
2024年2月にはもう次のWi-Fi7に対応したモデルが発売されました。
もちろん新しいものほど最大通信速度が速いです。
しかも、下位互換性がありますので、
新しい規格に対応しているWi-Fiルーターは、古い規格の端末とも通信できます。
ただし、新しい規格の速い電波はスマホやパソコンなどの
受信する側も対応していなければ使えません。
Wi-Fi7は、対応しているWiFiルーターが発売され始めましたが
まだまだ値段が高いのと、受信できる端末がまだほとんどありませんので
今買うのはおすすめではありません。
もし今お使いのWi-Fiルーターが5年以上前のものであれば、
Wi-Fi5までまでしか対応していない可能性が高いので、
Wi-Fi6やWi-Fi6E対応のWi-Fiルーターに買い替えることで
ネット速度の改善がかなり期待できます。
ちなみにWi-Fi6とWi-Fi6Eの違いは、
使える周波数帯が追加されて電波干渉を受けにくくなったことです。
Wi-Fi6Eは2022年からありますので、対応の端末も増えてきています。
パソコンでも対応するモデルが増えてきていますし、
スマホならiPhoneの15 Pro・15 Pro Maxや、SONYのXperiaのいくつかのモデルや、
GoogleのPixel 8・Pixel 7aなどが対応しています。
Wi-Fiルーターの選び方
使う場所の広さ
ご自宅や事務所の間取りによってWi-Fiルーターの強さを決めます。
2階建てなのか3階建てなのか、2DKなのか3LDKなのか、ですね。
WiFiルーターの箱に書いてある広さを目安にして選びましょう。
Wi-Fiルーターは置く場所によって電波の届き方に影響が出ます。
基本的には家の中心に置くのが一番いいです。
Wi-Fiの電波は壁などの障害物があると弱くなってしまいます。
柱がない壁はまだマシなんですが、
コンクリートの柱があると鉄筋が入っていて電波を通しにくいですし、
土壁も電波をほとんど通しません。
また、水槽などで水が近くにあっても電波は飛びにくくなります。
TVの後ろや棚の中などはもちろん電波がさえぎられますのでおすすめできません。
それと、WiFiルーターを置く高さも重要です。
床にそのまま置いてしまうと、それだけで電波は飛びにくくなります。
1階から2階に電波を飛ばしたい場合も少しでも高さがあった方が有利です。
ただ、インターネットの回線が来ている場所によっては
隅の方しか置けない場合もあると思います。
その場合は長めのLANケーブルを用意して置き場所を変えたり、
ホッチキスで壁に留められるフックや
ピンでとめられる棚を用意したりして高さを出すのがおすすめです。
それでも置き場所が工夫できない場合は、
箱に書いてある広さの目安が実際の部屋より広いものを選ぶか、
後でお話するメッシュWi-Fiを検討しましょう。
接続台数
最近はスマホやパソコンやゲーム機だけではなくて、
TVやブルーレイレコーダーもネットに繋いでいる方は多いです。
他にもエアコンやオーブンレンジ、冷蔵庫や洗濯機なども
ネットにつながるようになってきていますので、接続台数は増える一方です。
接続台数はギリギリではなく、余裕をもったものを選びましょう。
Wi-Fiルーターの箱に『2401+800』などと書いてある数字は、
5GHzと2.4GHzのそれぞれの周波数帯の通信速度にアンテナの本数をかけたものです。
基本的には、アンテナの本数が多ければ多いほど通信速度は速くなって、
より遠くまで電波が届くとされています。
この数字の大きさが、そのまま使う場所の広さや接続台数や人数に影響しています。
ちなみに、アンテナには内蔵アンテナと外部アンテナがあります。
内蔵アンテナはほぼ360度均一に電波を飛ばすように設計されていますが、
外部アンテナだと少しだけ指向性が出せます。
飛ばしたい方向に向けてアンテナを立てると少しだけ電波の飛び方が変わるんです。
Wi-Fiの電波の強さは、Wi-Fiミレルなどのスマホアプリで数字で確認することもできます。
メッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiは、Wi-Fiルーターが1つではどうしても電波が届きにくい場所に
電波を届けたり、数多くの端末を接続する場合の安定性を高めるためのものです。
電波を遠くに届けるための通常の中継器との違いは、
電波状況に合わせて自動でスムーズに接続先を変更してくれることです。
今おすすめWiFiルーター
バッファロー AirStationWSR-3000AX4P
Wi-Fi6対応のスタンダードモデルです。
3本の5GHzアンテナで遠距離の通信をより高速・安定化。
ビームフォーミングで、対応している端末をめがけて電波を送信。
移動しても通信が安定しやすくなります。
バンドステアリングLiteは、電波強度を判断して遠くまで届く2.4GHz帯と
速度の速い5GHz帯の切替を自動で行います。
EasyMeshにも対応していますので、後からでも機器を追加することで
メッシュWi-Fiを構築することができます。
2023年11月の発売で、2月末時点での大手量販店ネット価格は9,000円前後でした。
1万円未満でそれなりにしっかりしたWiFiルーターが欲しい
という方におすすめです。
NEC AtermWX5400HP
Wi-Fi6対応のプレミアムモデルです。
4本の5GHzアンテナで高速で安定した通信が可能です。
ビームフォーミングも搭載。
バンドステアリングで混雑していない周波数帯を自動選択。
さらに、オートチャネルセレクトで電波状況の良いチャネルに自動切り替えもします。
通信の優先順位を設定できるQoS(Quality of Service)も搭載。
通信速度を落としたくないネットワークゲームなどに使えます。
またメッシュ中継機能で、後からでも機器を追加して
メッシュWi-Fiを構築することができます。
2022年2月の発売で、2月末時点での大手量販店ネット価格は18,000円前後でした。
極端に高い金額ではなくて強いルーターが欲しい方におすすめです。
バッファロー AirStationWSR-5400XE6
Wi-Fi6E対応のWi-Fiルーターです。
対応しているスマホなどでは、
使える周波数帯が追加されて電波干渉を受けにくくなります。
ビームフォーミングももちろん搭載。
バンドステアリングLiteでは3つの周波数帯で電波強度を判断して自動で切替を行います。
また、2.5Gbpsで通信可能なINTERNETポートを搭載していて、
年々普及が進む1Gbps超えの高速通信サービスにも対応できます。
もちろんEasyMeshにも対応していますので、後からでも機器を追加することで
メッシュWi-Fiを構築することができます。
2023年8月の発売で、2月末時点での大手量販店ネット価格は15,000円前後でした。
Wi-Fi6Eに対応しているスマホを持っている方におすすめです。
おまけ
今回は 絶対速くなる⁉WiFiルーター 買い替え でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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