今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
家電のまとめ買い についてお話します。
まとめ買いのメリット
家電は1つだけで買うより、2つ3つとまとめ買いした方が安く買えます。
安くできる理由は2つあります。
ポイント
家電を買った時についてくるポイントは、1年などの有効期限内に
次の家電の買い物で使ったり、消耗品とか生活用品とかにも使えます。
2つ以上の家電をまとめて買うと、1つ目の買い物で付いたポイントを
その場で次の買い物に回して使うことができますので1つずつ買うより安く買うことができます。
しかも、金額で値引きするよりも、ポイントの%率を上げる方が交渉しやすいので、
2つ以上まとめて買うと総額を下げられる効果があります。
売上金額
売上金額が上がるなら、ポイントが無い量販店でも、
1つだけで買うより2つ以上で買う方が安く買える可能性が高くなります。
量販店はどこでも在庫をたくさん抱えていますから、
1つでも多く物が売れるなら利益は少なくなってもいいという性質があります。
要は利益率よりも売り上げ重視なんです。
なので、例えば20万円のTVが1つ売れて1万円の粗利がとれるより、
同じ1万円の粗利でもTVと冷蔵庫で40万円の売り上げが立った方がいいということになります。
極端な話になると、まとめ買いで50万円とか100万円を超すような売上が上がるなら、
粗利がゼロに近くても、ヘタをすれば粗利がマイナスでも売ってしまうことがあったりします。
スゴイ話ですね。
お得なまとめ買いの方法
買う時期
ほとんどの家電量販店は3月に総決算、9月に中間決算でセールがあります。
少し前の2月や8月からフライング気味に決算セールをするのもよく見かけます。
セールの時期は、売上目標が高いので、
粗利を落としてでも売上金額や販売台数を上げようとする傾向が強くなります。
3月に安くなっていたものが、4月には少し高くなっているということもよくあります。
2つ以上の家電をまとめ買いをする時も、このお得な時期を逃がさないようにしましょう。
ただし、決算セールだからといって、全ての家電がお得になるわけではありません。
決算セールで量販店側が売りたいのは、発売されたばかりの新モデルではなく、
新モデルが出る前に製造が終了した旧モデルです。
新モデルがどんどん入荷するので、
早く旧モデルを売り切って、売り場のスペースを空けたいんですね。
メーカーさんとしても、
新モデルは売りたいけど、値段を下げてまでは売りたくない。
それより早く旧モデルを売り切ってしまわないと新モデルの展示スペースが作れない。
ということになります。
具体的には、3月はエアコンやTVや暖房器具など、
9月ならドラム式洗濯機や炊飯器や冷蔵庫の秋モデルなどが狙い目です。
ただ、在庫状況は各家電とも年によって違いますので、
買う予定の少し前に在庫状況を確認しておくのがおすすめです。
準備
いきなりフラっと家電量販店に来て、まとめ買いをするのも悪くはないですが、
準備をしておいた方がストレスなく満足できる買い物ができます。
置き場所と搬入経路のサイズを測ってくる
TVのサイズを決めるには置き場所の横幅や奥行を測っておかないと
置ける最大のサイズがわかりません。
サイズを決めるためには、TVから普段見る場所までの視聴距離も測っておいた方がいいです。
冷蔵庫や洗濯機については置き場所の横幅と奥行と高さ、
それと搬入経路のサイズがとても重要になります。
せっかく気に入った物を選んだのに、配送当日に入らないということも実際にあります。
ドアやエレベーターや階段や通路が箱の大きさ+10㎝程度あることが目安です。
日程に余裕があるなら、お店によっては
無料で搬入経路を見に来てくれるサービスがありますのでそちらを利用してみてください。
買う物の目星をある程度はつけておく
ただでさえ家電の買い替えは10年に1度ぐらいなので、
1つ1つをイチから説明を聞きながら選んでいたのでは、
まとめ買いの商品を決めるだけで半日以上かかってしまいます。
これではかなり疲れてしまって、値引きの交渉どころでは無くなってしまいます。
疲れてきたり時間が無くなってくると、
店員さんのオススメに頼ってしまう傾向になってきてしまいます。
店員さんのオススメは、もちろん本当にオススメの場合もありますが、
だいたいの場合はお店側の都合でお店が売りたいものをすすめてこられることになります。
やっぱりある程度は商品について知識をつけておいた方がいいんですね。
できることなら、
まとめ買いの前にお店に足を運んで、商品の接客だけを受けておくのがいいんですが、
なかなかそんな時間は取れない。
という方も多いと思います。
そういう場合は、このブログや家電チャンネルの動画で予備知識をつけるようにしてくださいね。
相見積もり
ここ何年かで家電量販店側も価格.comを使った値引きに慣れましたので
1つの商品のためにいくつもの量販店を買い回りすることは、おすすめしません。
買い回りをしなくても、大手量販店のネット価格にはほぼ対抗してくれるからです。
でも、まとめ買いとなると話は違ってきます。
まとめ買いをすると、先ほどお話したように
家電を1つだけで買うより値段が安くなる可能性が高いです。
なのでまとめ買いでのトータル金額は、ネット価格の合計より安かったりします。
となると、家電量販店のライバルは近くの家電量販店です。
まとめ買いは総額が50万円とか多ければ100万円を超える金額になることもあります。
交渉して下がる金額も1万円や2万円ではなく、10万円近い差がでたりします。
なので、まとめ買いの場合は、
買い回りをして時間をかけてでも相見積もりをとってくるメリットは十分にあります。
具体的な買い回りの方法は、
本当に買うつもりの店を最後にして近くの競合他社で見積書をもらってくればOKです。
時間に余裕があれば、2カ所で見積書をもらって来るのもいいですね。
量販店についたら店の方に声をかけて
まとめ買いしたいので見積もりしてください。
と言えば、だいたいは専属のスタッフさんが各コーナーを一緒に回ってくれます。
その店で買わないつもりでも特にウソをつく必要はなくて
他も見に行くつもりなので最大限の値引き額で見積もりしてください。他が高かったら戻ってきます。
と言っておけば最初から頑張ってくれます。
その見積書を持って本命の量販店に行って
まとめ買いの見積書をもらってきたので、
どこまで対抗できるか見てください。
と渡してしまえば大丈夫です。
イチから商品を見る演技なんかはする必要ありません。
見積書は20~30分で出てくる場合もありますし、1~2時間かかると言われることもあります。
その間に気になる商品を見直すのもいいですし、
何時ぐらいにできるか聞いて外にゴハンを食べに行ったりしても大丈夫です。
本命の店で見積書が出たら、そのまま買うつもりなら
端数金額だけを切ってもらう程度の交渉で買ってしまってもいいですし、
まだ日数や時間に余裕があるなら保留にしてもう1店舗回ってみるのも有効です。
よほどのことが無い限り量販店は粗利より売上金額重視ですので、
大きな金額のまとめ買いの見積り書が来たら、
ポイント増額などあらゆる手段を駆使して頑張って値引きしてくれます。
ほとんどの場合は後出しジャンケンになりますので後で行ったお店の方が安くなります。
最近は、買い回り予防として見積書を出さないというお店も増えています。
その場合は名刺をもらって、カタログに値段をメモして持って帰ってくる
などの方法で見積書の代わりにしましょう。
まとめ買いの注意点
小型家電をまとめ買いに入れるかどうか
もちろん配送設置があるような大型家電は、まとめ買いでお得になることが多いです。
でもたとえばコンセントの延長コードとか、LANケーブルとか、サーキュレーターとか。
手で持って帰れるような小型家電を、
せっかくだからとまとめ買いで買うと、そういう物はあまり値引きがありませんので後で、
コレはネットで買った方が安かった。
と思うことがあるので気を付けましょう。
引っ越しの際のインターネット
まとめ買いは引っ越しを伴う場合が多いですが、
インターネットの申し込みは買い物より先に済ませておかないと間に合いません。
マンションに引っ越すならほとんどの場合、元々来ている線に装置をつけるだけなので
申し込み後1週間~遅くても2週間ぐらいでインターネットが開通しますが、
一戸建てに引っ越す場合は、外から光ファイバーケーブルを入れる工事が必要ですので
平均で1ヵ月、引っ越しシーズンだと工事待ちで2ヶ月以上かかる場合があります。
まさとパパはインターネット屋さんだったんですが、
3月の申し込みで引っ越しに工事が間に合わないということはよくありました。
家族全員での買い回り
1店舗目で商品を選ぶまでは家族で一緒に選ぶのもいいかも知れませんが
それ以上は、特にお子さん連れだとかなりしんどいです。
量販店にいた頃は夕方以降、
ぐったりしたお子さんと奥さんがカウンターの椅子に座っていて、
ご主人がまだ頑張って値段交渉をしている、という光景をよく見かけました。
それで、最後まで話ができればいいんですが、
だいたいはお子さんがグズりだして話ができなくなるとか、
奥さん、もしくはご主人の方が不機嫌になってしまって、
買い物をせずに帰ってしまうということも珍しくありませんでした。
まとめ買いは1日で終わらせるのはかなりしんどいですし、
急ぐとお得な交渉ができません。
日数と時間に余裕を持って準備を始めるようにしましょう。
おまけ
今回は 3月・9月決算 家電まとめ買い 値引きの方法 でした。
まとめ買い以外での家電のお得な買い方については
別の動画がありますので良かったらそちらも見てください。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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