今回は、家電量販店歴10年だった まさとパパが
オイルヒーター についてお話します。
オイルヒーターとは
オイルヒーターは、最近使う方が増えてきている暖房器具です。

電気代が高い
とか、

部屋がゼンゼン暖まらない
とか言われることもありますが、
条件が揃えば間違いなくエアコンより冬を快適に過ごせます。
メリットとデメリットに分けてお話します。
オイルヒーターのメリット
安全性
オイルヒーターは、中に入っているオイルを電気の熱で温めて、
パネル内で循環させて、パネルからの放熱で部屋全体を暖めていきます。
火を使ったり、高温になったりする部分が無くて、
表面温度は60℃~高くても80℃ぐらいまでしか上がりません。
紙や布がすぐに燃えたりしませんし、
小さいお子さんやご年配の方やペットが間違って触ってしまっても
すぐに火傷するような危険もありません。
空気が乾燥しにくい
エアコンやファンヒーターのように風を出して部屋を暖めるわけではなく、
輻射熱と自然対流で床や壁や天井や家具などを温めます。
空気が乾燥しにくくて、ホコリも舞わず、
吹き出し口からイヤな臭いがすることもありません。
暖かさが続く
本体からの熱だけではなく、輻射熱で床や壁や天井を温めていますので、
陽だまりのような暖かさが電源を切った後も続いて、換気をしても体感温度が下がりにくいです。
この特長を活かして、
自動運転の機能があるモデルでは節電しながら上手く室温をキープすることができます。
静かさ
風を送るファンなどの駆動する部分がありませんので、音がほとんどしません。
寝室や、静かにTVを見たり本を読んだりしたい時に音でジャマをすることはありません。
メンテナンスがほとんどいらない
ホコリが溜まらないように気になった時に表面を拭くだけで大丈夫です。
また、中に入っているオイルは
難燃性で燃やすわけではありませんので、給油も交換も必要ありません。
オイルヒーターのデメリット
暖かくなるまでに時間がかかる
オイルヒーターは暖かくなり始めるまで20分ぐらいかかります。
元の室温によっては、30分ぐらいかかってしまうこともあります。
なので、

家に帰ってスグに寒い部屋を暖めたい
という場合には、他の暖房器具を併用する必要があります。

ただ、時間がかかってしまうことについては、タイマー機能がある機種であれば
帰る時間や起きる時間に合わせて電源を入れておくことができます。
最近のモデルではWi-Fiに対応していて、
スマホアプリで外から電源のオンオフや温度調節ができたりするモデルもあります。
電気代が高い
対応している部屋の大きさにもよりますが、
オイルヒーターの消費電力は最大で1200W~1500Wぐらいあります。
最大値が大きいので、コンセントを単独で使用するように注意があります。
ただ、電気を最大で使うのは最初だけです。
エコモードや自動運転を併用すると、13畳のリビングを20℃設定で使った場合の
平均電気代は、1時間に18円~19円台で収まります。
これは800Wの電気ストーブより安い計算になります。
また、オイルヒーターは体感温度が高いので、
他の暖房器具に比べて温度設定を低くしても十分暖かさを感じられます。
ある程度の気密性が必要
一度室温が下がってしまうとまた上がるまでに時間がかかってしまいますので、
隙間風とまではいかなくても空気の入れ替わりが多めのお家や部屋にはあまり向きません。

木造の戸建て住宅ではほとんど暖まらない
というコメントもよくいただきます。
そのまま処分ができない
これはお住まいの自治体によるんですが、
オイルヒーターは中に難燃性のオイルが入っていますので、普通の家電としては処分できません。
メーカーさんによっては回収してくれるところもありますが、
回収してくれないメーカーさんの場合は、お住まいの自治体への確認が必要です。
オイルヒーターの使い方
置き場所
オイルヒーターは窓際や入口など冷気が入ってくる近くに置きましょう。
自然対流でゆっくりと暖かい空気が上に上がっていきますので、冷気の侵入を防ぐことができます。
まさとパパは去年、サーキュレーターと同じように、
部屋の真ん中からの自然対流でうまく空気が流れるかと思って試してみましたが、
結局窓際が一番効率が良かったです。
窓は、場合によっては部屋の温度の50%以上を奪うと言われていますので、
ここをおさえることが一番大切なんですね。
設定温度
設定温度についてはエアコンより低くしても大丈夫です。
オイルヒーターは他の暖房に比べて体感温度が高いので、
20℃とか、寝る時であれば18℃や16℃ぐらいの設定でも寒さを感じにくくできます。
細かい温度については個人差がありますので、色々調整してみてくださいね。
電気代
電気代については、エコモードや自動運転を使って節約しましょう。
急いで部屋を温めたいとき以外はずっとエコ運転でも全然大丈夫です。
時間ごとに温度設定ができるタイマー機能があれば、更に節電ができます。
去年の電気代とおすすめ
まさとパパは去年の冬から初めてオイルヒーターを使いはじめました。
住んでいるマンションは築30年以上なんですが、気密性はなんとかあるようで、
去年の冬はエアコンを使わずに快適に過ごせました。
電源をエアコン専用コンセントから取っていたので間違いないです。
使ったのは2つ、自分の部屋(約6畳)用のオイルヒーターと
約12畳のリビング用のオイルレスヒーターです。
ユーレックス (eureks) オイルヒーター (3~8畳) LFX8BH
1台目は、自分の部屋用に買ったLFX8BH です。
ユーレックスさんは、1989年に長野県で創業したオイルヒーター専門の会社です。
3畳~8畳まで対応。
0W 500W 700W 1200W の4段階を室温の変化に応じて自動的に選択します。
24時間を1時間毎に温度設定できるマイタイマー搭載。
エコモードも搭載。
そして最後は不要になったオイルヒーターを回収するサービスまであります。
まさとパパは寝る時間が不定期なので、寝る前に消して、タイマーにして、
起きる1時間前ぐらいからつくようにしていました。
あと、色々試した結果、窓際に置くようになってからは、
窓の結露もかなりおさえられるようになりました。
デロンギ(DeLonghi)マルチダイナミックヒーター(10~13畳)MDHU15
2台目は、デロンギさんのオイルレスヒーターMDHU15です。
マルチダイナミックヒーター という商品名がついています。
オイルレスヒーターはオイルヒーターとは違って
液体の油の代わりに金属など他の物を温めます。
オイルヒーターの弱点である即暖性をアップさせて、従来の2倍の速さで部屋を暖められます。
オイルが入っていない分、本体が軽いという特長もあります。
ただし、値段は高いです。
オイルヒーターが2~3万円台が多いのに対して
オイルレスヒーターは5万円以上するものが多いです。
デロンギさんは、1974年創業のイタリアの会社で
日本でも9年連続で最も売れている電気ヒーターブランドです。
MDHU15は、10畳~13畳まで対応。
約60℃でやけどしにくい表面温度。
5段階32通りの温度コントロールで、設定温度から+/-0.1℃の範囲でしっかりキープ。
最大消費電力は1500Wですが、節電効率も良いとしています。
デロンギさんのマルチダイナミックヒーターには、
専用アプリで操作ができたり、GPSの位置情報でON・OFFができたりする
Wi-Fiモデルもあります。
リビングについても夜、誰も居なくなる時に消して、
朝はタイマーで起きる1時間前につくようにしていました。
寝る時と出かけている時以外はずっとエコモードでつけっぱなしでした。
1シーズンの電気代差額
去年と一昨年の電気代はこうなっていました。
途中で電力会社を乗り換えているので、
一部締め日が変わっていますが、グラフにするとこうなります。
使い方が良くなかった10月や11月は電気代が2倍3倍になっていましたが、
使い方を工夫してからは、電気代が一番高かった1月で1.3倍程度に収まりました。
今まではエアコンと小型のセラミックファンヒーターを併用していたところ、
オイルヒーターとオイルレスヒーターの2台を使って1.3倍程度なら十分許容範囲内です。
使用環境にもよりますが、たぶん1台だけなら1.2倍にもならないと思います。
どちらの部屋でも設定温度を19℃~21℃の範囲で調節して使っていましたが、
真冬でも部屋が暖かいというか、室温が低くても寒さを感じなかったです。
この快適さは輻射熱で暖めるオイルヒーターならではのものだと思います。
その他おすすめ
暖房器具の動画では毎回コメントをいただいている、夢暖望 と暖話室もおすすめです。
おまけ
今回は オイルヒーター 電気代高い? おすすめは? でした。
これからも、
知らないことで損をしないための守りの知識 を紹介していきます。
取材協力
今回も取材協力ということで、
エディオンなんば本店さんでお話を伺わせていただきました。
エディオンなんばちゃんねる さんのYouTubeもよろしくお願いします。
では今回は以上です。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
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